おれ、この先も生きていけるわ。
コロナ禍の失業者は7万人を超えたという。
いざ、自分の手から何も亡くなっとき、どんな行動に出るだろうか。
あなたは30年続けた会社の経営者だ。
コロナで瞬く間に経営を追い込まれてしまった。
銀行の借金は膨れ上がりもう返すことはできない。親戚からもお金は借りられないだろう。
限界がきてしまったのだ。
7年前から妻と子供は別居している。
私は家や財産を手放し自己破産を決意した。
ここで私が学んだホームレスの極意である。
『独立国家の作り方』
生きるとは働き、食べることだろうか。
家を持ち、一生ローンを返し続けることだろうか。
坂口恭介さんは土地を持たない、家を持たない暮らしを提唱している。
それが「モバイルハウス」である。
以前旅行に行った際にトレーラーハウスを事務所として利用しているレンタカー屋があった。
白い外見で、三角の屋根があり、かわいいログハウスのような印象だ。
二車両分の小さなスペースには肩幅ほどのキッチン、そしてトイレ、エアコンもあり快適な空間だあった。
これなら生活もできる。
なんとトレーラーハウスは、車輪をつけ設置することでで車両扱いになる。
これはつまり固定資産税、不動産取得税などの税金がかからない。
様々な規定はあるが、夢が詰まっている住まいだ。
これはホームレスの暮らしから着想を得ているようだ。
ホームレスの家に招かれた筆者は驚く。
これは家だ。自家発電をし、自給自足の生活。
国や仕事に縛られず生きる、独立国家なのだと。