モイモイとキーリーはラブロマンス?!(あかちゃん学絵本) 本気考察【0,1,2歳におすすめの絵本】
はじめに
こんにちは、「Tの世界」です。
記事をご覧いただきありがとうございます!
1児のパパで、1日10冊以上の読み聞かせをしているうちに、
こどもを喜ばせる読み聞かせ方の研究と、
絵本の考察が大好きになりました。
今回は、あかちゃん学絵本と称される
「モイモイとキーリー」を紹介します。
考察部分から、ご覧になりたい方は、
【本気考察】モイモイとキーリーは、単なるオノマトペの本じゃない!
の章からお読みください。
モイモイとキーリーとは
モイモイとキーリーは、みうらし~まるさん(著)、東京大学開(ひらき)研究室、通称東京大学あかちゃんラボの開 一夫先生が監修に入られている絵本です。
下記の通り、あかちゃんと一緒に作った絵本だそうです。
「もいもい」シリーズはSNSでも話題になっており、7人に1人のあかちゃんが読んでいるんだとか。
かくいう私たちも口コミや開先生が監修されているあかちゃん向け番組、
「シナぷしゅ」を通じて、この絵本と出会うことになります。
嘘かと思うかもしれませんが、もいもいシリーズを泣いている我が子に読み聞かせると、本当に泣き止みました。
まだ目の見えづらい新生児時期から、一緒に横になってもいもいシリーズを読み聞かせ続けて、冗談抜きで、
私だけでも100回以上は読んでいるかと思います。
この絵本の効果を実感した私は、
友人の出産祝いには下記をお送りしています。
友人からも、泣き止んだと好評で、
中には、もいもいの自作ぬいぐるみを
作られた人もいるほどです(笑)
【本気考察】モイモイとキーリーは、単なるオノマトペの本じゃない!
さて、ここからが本題です。
モイモイとキーリーを既に購入済みの方は、
絵本を一緒に見開きながら読んでみて欲しいです。
まだ購入されていない方は、一度お読みになってから、
こちらの記事を開いてみてください。
本の中では、「モイモイ」と「キーリー」が
いろいろなオノマトペの中を旅していく様子が描かれます。
最初に読んだときは、耳響きの面白い、
作品だなあくらいにしか思っていませんでした。
しかし、何度も本を読み聞かせるうちに、
細かい絵の表現や描写に目が行くようになったのです。
モイモイを仮に女性、キーリーを仮に男性として読み替えてみてください。
(以下は、私「Tの世界」の妄想ですので、
そうとも読めるとお考えください。逆に皆さまの意見もお伺いしたいです。
物語の最初では、モイモイとキーリーがお互いに自己紹介をしています。
様々な形に変化できることを見せて、
お互いをアピールしているかのようです。
そこから二人の旅が始まります。
最初に、「くねくねくね」と曲がりくねった道。
次に、「ジッグザク」の切り立った山。
※ここで、キーリーは男らしく、
坂を登るモイモイに手を差し伸べています。
場面が切り替わり、「ざーざー」と大雨の中を二人は突き進んでいきます。
「ぴちゃん」「ぴちゃぴちゃ」と雨もだいぶ上がっていきます。
「ちくちく」の針葉樹の中を抜けて、
「ふわふわ」と種舞う旅路を進んでいきます。
※ここでもキーリーは、
落ちそうになっているモイモイの手を握っています。
物語はクライマックスに向かいます。
「パレレー」「パレパレ」「パレ」「パレレー」
聞いたことのないオノマトペとともに、
モイモイとキーリーは徐々に体を寄せ合います。
「クーマ」というオノマトペとともに、重なりあった
モイモイとキーリーは「ハート」の形になっています。
次のページは、いろいろな色や形をしたハートでいっぱいのページです。
※ここでは、世の中には「ハート」、
つまり愛の形は様々であることを表現していると考えられます。
最後のページでは、いろいろな大きさや色の丸が描かれています。
再度、最初のタイトルの見開きをご覧ください。
また違った大きさや色の丸が描かれています。
※この丸は、新しい「命」ではないでしょうか。
つまり、「モイモイとキーリー」という作品は、
モイモイとキーリーという男女が愛し合い、子孫が生まれるまでの物語。
また、世の中には様々な愛の形や物語、こどもが存在し、
それは繰り返されていることを
示唆する絵本なのではないでしょうか。
まとめ:モイモイとキーリーは「ラブロマンスと生命誕生」の物語!
いかがだったでしょうか。
少し飛躍しているところもあるかもしれませんが、
何度も読んでいると見えてくる、
モイモイとキーリーの違った読み方の提案です。
オノマトペだけの絵本だからこそ、解釈の余地が多分にあり、
読み手によって、様々な楽しみ方ができる作品だと思います。
こどもに読み聞かせをしていると、
「もう1回!」と同じ絵本を何度も読まされるシーンは
日常茶飯事かと思います。
そんな時に、「また読むの~」と面倒くさそうに読むのか、
「こんな見方もできるかもね!」と一緒に絵本を楽しむ姿を
こどもに見せるのか。
こどもとの大切な時間を楽しい時間にする提案として、
参考にしていただけると幸いです。
また、皆様は「こう感じた」、「こんな風に読んでいる」など、
たくさんコメントいただけると嬉しいです!!
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