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vol.4 いきなり盆栽に挑戦してみる

1年越しの苔ファンの皆さまこんにちは。ゆる苔部、久しぶりに活動をしたと思ったら、いきなり盆栽を作ってみるというまた難しげなる活動に手を出しております。だって作ってみたかったんだもの。
ちなみに活動vol.3を見逃したという方、大丈夫です。コケリウムを作ったんですよ。先生に教わって、素敵なの作ったんです。1年ぐらい前に。でも報告するの忘れちゃったからもうvol.4で許して。

3人、4人で活動していたコケ部ですが、今回なんと、13名の方々が活動に参加してくれました。大躍進!
NBRT園芸部のN氏が急に苔に目覚めまして、苔部の部員を集めてくれたのです。イケメンに「僕とコケらないかい?(ウィンク)」って言われたら、行くよね、行くよ!
彼が庭に寄せ植えの箱庭を作っていたのを見て、こういう盆栽作ってみたいと言ってみたら、やりましょう!ということになりました。
とはいえ、盆栽なんて作ったことがない。
誰も経験者がいない中で、手探りで盆栽を作る会、開催となりました。

年末、まずは山野草専門店の安藤農園さんで待ち合せです。

下見に来た時よりものがそろってて嬉しい。年内最終日。

実はこのお店、気になっているけれど、行ったことがない人が多いお店。ネットの情報が少ないし、植物も一期一会で行ってみないとどんな状態のものがあるかわかりません。小売りが主ではないと思われ、どこで買うかもわかりにくい。
でも今日はなかなかいいものがそろっています。お正月だから、松かな、梅かな、桜もいいなと、みんな何を買うか迷いに迷って1時間。
苔はみんなで1シートを分け合います。

植木鉢と合わせてみたらもう盆栽
みんなそれぞれお好みが違うようす
こういうやつを作れたらいいよね

お買い物を終えたら、会場を移して、まずはお菓子でいっぷく。

もぐもぐタイム

見よう見まねだけど、ちょっと参考にと思って持ってきた、盆栽と苔の本を見てみます。

『コケはともだち』は苔部必読の本!

「土をほぐして根を切るらしいよ」
「切るってどれぐらい?」
「この植物、ポロポロの土で取ったら全部崩れたよ!」
「この土じゃないと育たないのかな?」

誰も正解がわからない、カオスな世界

信じるのは自分のセンスだけよ!
作っている最中はみんな真剣。子どもたちも独自の世界で突き進みます。

お弁当作りに似ている

そして、みんなの盆栽が完成!

個性が出る盆栽たち

会場の外になぜかおあつらえ向きの石のステージがあったので、そこで水やりと撮影会をしました。

「いいよ、いいよ、こっちに最高の笑顔ください!」

「みんな…報告会しようね」
「1年後、どのぐらいの人が枯れずに残ってるかね…」
自信がない者たちよ。頑張ろう。

でも見た目はみんな、とっても素敵です!
本当に箱庭のような、ワビサビが感じられる鉢もありました。
私は庭のこぼれ種で育った赤南天と白南天を寄せ植え。駐輪場に落ちていた苔と、庭に埋まっていた石と、多肉がうまく育てられなかった時に残った白砂利を活かしてひと鉢作ってみました。

手前はシクラメン。どれも苔がもりもりです。
こちらは、松と梅。なんて盆栽らしい盆栽でしょう!
ひいらぎの盆栽。石の使い方もおもしろい
自由制作。育って形が変わってくるのも楽しみたい

苔はなんども枯らした経験から、少しずつ扱い方がわかってきて、質問にちょっとだけ答えられるようになりました。でも、ほぼ「~ということもある」というのが正しくて、宮崎で買ってきたスギゴケは何をどうやっても復活しなかったもんなあ。

盆栽はやっぱり小さく作るので、育て方が不安ですね。
いちおうコケ部なので、苔部分は大事なんだけども、消滅するときは消滅しちゃうので仕方ない。苔は病気などより相性の差があるので、新しく植え替えることもできます。
でも桜が枯れたとなると取り返しがつかないので、全リセットになってしまいます。
植物は本当にちょっとずつ失敗しながら、植物の声を聞くように育てるんだなあと思います。苔もしかり。

最後は、土っぽくなってしまった床を雑巾がけ大会できちんとお掃除。
雑巾がけは現役の小学生の早いこと、早いこと!その身軽さ、すごいわ。

大人は足腰がついていきまへん

そしてまた、ゆるっと終わる。しまらない部長。
大きく美しい盆栽を作った人ほど、持って帰るのが大変でしたが、楽しく盆栽の会をさせていただきました。
年末年始は、盆栽棚でも作ろうかな~。

寒い中、お疲れさまでした!

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