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「チャレンジャーでいること」 / 3回生 #8 森田 慎平

こんにちは!愛媛大学フットサル部広報部です!今回は2024年を振り返って、選手2名に書いてもらいました。

本日はキャプテンの森田慎平選手です!
是非ご一読ください。


愛媛大学フットサル部の森田慎平です。今回は四国リーグの感想について聞きたいと思います。最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 昨年の四国リーグの結果は8チーム中7位。何とか自動降格は免れて入れ替え戦に望みを繋いだ状態でした。入れ替え戦は同県で練習試合も何度もやっているespacoとの試合でした。結果としては勝利しましたが、キャプテンとしての初陣ながらも個人としては何もできず味方に助けられて残留を決め、悔しさも残る試合でした。

 試合内容も相手に優勢に進められながらもセットプレーとカウンターでなんとか得点。これから始まる四国リーグに向けて「このままではだめだ」と全員が感じたと思います。昨年の四国リーグの経験をもとに技術や戦術面でかなわない社会人相手に自分たちが勝てる部分は「走力」「勢い」「切り替えの早さ」でした。日々の練習から切り替えの部分は突き詰め、チームとして、「切り替えの遅い選手は試合に出られない」という雰囲気が出ていたと思います。

 個人としてもキャプテンではありましたが、能力がある選手ではないので当たり前のことをできる選手、特に切り替えについては誰にも負けない選手になる、という意識で練習してきました。

今年の四国リーグの目標は「3位以内」。昨年の結果から考え、全員で出した目標でした。そして四国リーグが開幕。目標達成のためにしっかり準備してきましたが、他チームから客観的に見ると入れ替え戦で残留を決めたチーム。しかも、昨年の四国リーグは5連敗スタートで最悪の幕開けでした。昨年の愛大とは違うところを見せるためにも何としても勝ちたかった開幕戦。先制されつつも自分のゴールで同点、その流れで逆転することができました。リーグ戦のうち重みは他の試合と変わらない1試合でしたが、開幕戦に勝てたこと、しかも昨年度2位のLeaogrosso相手だったことはチームとしての自信に繋がりました。

 1試合1試合を振り返ると長くなってしまうので省略しますが、1年間を通した14試合、簡単な試合は1つもありませんでした。技術面、戦術面で勝てない社会人相手にどう戦うか、毎試合、相手のチームを分析しては、新しいセットプレーを練習したり、守備戦術を取り入れたり、PPを試したり。練習毎にメニューが変わることもあったので「これでいいのか」と不安になった選手もいると思います。それでも常にチャレンジャーでいることを忘れないのが勝つために必要なことだと感じました。変化を恐れずに持ち前の「勢い」「走力」「切り替えの早さ」を武器に常に相手へ挑戦し続けられたことが優勝の大きな要因になっていると思います。

シーズン中には主力選手の怪我や、学業への専念のための引退などチームとしてイレギュラーなこともありましたが、そのたびに1,2年生の成長や、変則セットでの健闘、3,4回生のチームを引っ張るプレーで乗り越えることができたと思います。
昨年の7位という悔しい結果が自分たちを成長させてくれました。

正直、今考えると、まさか優勝するとはシーズン当初思っていなかったし、同じことを感じている選手が多いと思います。前期を予想外の1位で折り返したこと、そこで変わらずにチャレンジャーの精神をもち続けられたこと、毎回の練習でひたむきに努力した結果が優勝に繋がったと思います。

 2節を残して優勝を決める形になりましたが、優勝決定戦となった12節、Leaogrosso戦は最高の瞬間でした。攻め込まれる場面が多く、先制もされる苦しい試合でしたが、ベンチからの声掛けと、何よりもピッチ内の選手が気持ちで負けなかったことが逆転に繋がったと思います。今年1年間貫いてきた相手よりも走り、切り替えで負けないことの集大成を見せた愛大らしい試合だったと思います。

 昨シーズンも四国リーグを経験しましたが、先輩や味方に助けられることが多くチームのことを考えるよりも自分のことで精いっぱいでした。今シーズンに入り、キャプテンという責任ある役割を任されてチームのことをより考えるようになり、リーグ戦を戦い抜くことの難しさを再確認しました。

四国リーグ以外でも学生リーグや選手権、全日予選など毎週のように試合がある中で、勝つために何をすればいいかを考えてプレーしてきました。どうすればいいかわからないこともあったし、すごく悩む期間もありました。

 そんな中で自分のピッチ外のタスクを助けてくれた監督の心さん、良平、マネージャーにはとても感謝しています。少しでも自分がプレーに集中できる環境を整えてくれたことは精神的にも非常に支えになりました。昨シーズンよりも高パフォーマンスを維持できたことは自分自身の成長に加え、周囲の支えがあったからです。

 しかし、優勝に満足してばかりではいられません。3月には全国大会で各地域を勝ち上がったチームとの試合が待っています。優勝を決めた後の残り2試合で2敗したこと。チームとしての足りない部分がそこにあると思います。改善すべき課題がまだまだ多いですが、これまでの愛大らしく全国大会でも挑戦する心を忘れずに戦います。

 四国リーグを優勝できたのは多くの方の応援があってこそ成し遂げられた結果でした。スポンサー様やチームOB、選手の家族の方などたくさんの人に支えられていることを実感することができました。

 拙い文章でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。今後も愛大への応援をよろしくお願いします。                森田慎平

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