山根基之 スペイン


🇪🇸スペイン駐在経験のある山根基之が世界一詳しくスペインの魅力を配信するブログ

📘イントロ
山根基之がスペインに魅了され、現地に滞在した折、発見したオススメの観光地をユーザーにお届けします。

🇪🇸山根基之のスペイン旅
●目次
①パンプローナの牛追い祭
②サン・セバスティアン
③サンティアゴ・デ・コンポステーラ
④オビエドとアストゥリアス王国の建造物群
⑤ピレネー山脈のモン・ペルデュ
⑥アルタミラ洞窟◀︎今回特集
⑦ラ・マンチャ観光
⑧トレド遺跡
⑨セゴビア旧市街とローマ水道橋
⑩城塞都市クエンカ

🎈山根基之がスペインの世界遺産を深掘り解説
⑥アルタミラ洞窟

20世紀最大の画家であるパブロ・ピカソをして、「これ以上の絵は誰にも描けない」と絶賛した壁画がある。
スペインはカンタブリア州のサンティアナ・デル・マル近郊にひっそりと佇む「アルタミラ洞窟」の壁画である。
約1万8000年前、旧石器時代のクロマニヨン人によって描かれた。

1879年、地元の有力者であったマルセリーノ・サンス・デ・サウトゥオラの8歳の娘マリアによって発見された。

マリアは、考古学者である父マルセリーノに連れられ洞窟を訪問していた。マルセリーノにとって2回目の訪問であった。洞窟の入り口付近に、旧石器時代の包含層を発見していたため、それを証明する石器などを探していたのだ。

父の探索を横目に、マリアは小さな空間を発見する。子どもでも手が届くほどの低い天井に視線を向け、マリアは叫んだ。

「パパ、見て! 牛よ」

そこには、牛やヤギをはじめ100匹にも及ぶ動物が描かれていた。マリアが発見した牛の絵こそが、天才画家ピカソをも唸らせ、のちに洞窟壁画で歴史的に有名となる「バイソンの壁画」であった。

発見後、マルセリーノは早急に洞窟内を調査し旧石器時代の壁画だと発表する。しかし当時、未開人として認識されていた「クロマニヨン人」が描いた絵画だと信じる者はいなかった。

「詐欺だ」「独断論だ」とマルセリーノは避難を浴び続けた。洞窟の壁画が、旧石器時代のものであり、クロマニヨン人には美的能力と知的能力があったと認められたのは、無情にもマルセリーノの死後14年が経ってからである。

アルタミラの壁画は赤、黄色、茶色などの色を使い色彩豊かに描かれている。また、線のぼかしなど技法も多様だ。現代の油彩にも用いられる手法が駆使されている。

関連サイト
skygate
https://www.skygate.co.jp/sa_city/oversea/es
ブログ村
https://overseas.blogmura.com/spain/
スナップレイス
https://snaplace.jp/category/スペイン/

感想:

山根基之のスペインを旅するシリーズにて、スペインの世界遺産の素晴らしさを配信しましたが、楽しんで頂けたかと思います。


勤務先:山根基之、スペイントラベル株式会社

スペインを世界一熟知し、ユーザーエクスペリエンスに資するスペイン紀行を収筆。

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