犬がおもちゃにすぐ飽きる!破壊する!悩みを解決する選び方&遊び方 #いい部屋ペット
甲斐犬と暮らすライターの金子です。「愛犬が喜ぶ顔を見たい!」という思いでおもちゃを買っても、すぐ飽きられてしまうこともありますよね。気に入ってくれたかと思えば、あっという間に破壊されてしまうことも……。
我が家の初代の愛犬は新しいもの好き&破壊魔というお財布にやさしくない犬だったので、2代目の愛犬・サウザーを迎えてから、おもちゃの選び方や遊び方を改めて研究しました。その成果をここでお知らせします!
おもちゃを飽きさせない3つの遊び方
いろいろおもちゃを試してみましたが、まずは犬が喜ぶ遊び方をマスターすることが大事だと思います。犬を飽きさせない3つのコツをお伝えします。
遊び方①:遊ぶときにおもちゃを「ジャジャーン」と出す
「おもちゃを買ってきたよ〜」と犬に渡していませんか? これではありがたみが薄れてしまいます。おもちゃを背中や物陰に隠したりして、ちょっともったいぶって「ジャジャーン」と出すのがコツ。おもちゃを見せたあとは、次の「対策②:獲物っぽい動きで犬の狩猟本能をくすぐる」を試してみましょう。
遊び方②:獲物っぽい動きで犬の狩猟本能をくすぐる
犬の遊びの多くは狩猟の行動につながります。犬によって得意な行動や好む行動は違いますが、基本的に狩猟本能をくすぐるのがポイント。飼い主さんがおもちゃを獲物っぽく動かし、狩猟の流れを意識した遊び方に変えましょう。破壊魔の犬でも飼い主さんと楽しむ引っ張りっこ遊びならおもちゃが長持ちします。
【犬の狩猟行動の流れ】
探す→見つける→追いかける→仕留める→食べる
【狩猟の行動をイメージした遊び方】
おもちゃを物陰からチラッと犬に見せる→おもちゃに興味を持ったらサッと動かす→おもちゃに噛みついたら引っ張りっこ遊びをする→おもちゃを犬に渡して噛ませる→おもちゃを犬から受け取って遊びを再開する
遊び方③:犬が飽きる前に遊びを終わりにして片づける
新しいおもちゃであっても飽きるまで遊ばせていては、新鮮味がなくなってしまいます。犬が飽きる前におもちゃを受け取って遊びを終わりにしましょう。おもちゃは犬が届かないところに片付けておくこと。いつでも遊べるおもちゃよりも、飼い主さんと遊ぶときだけ登場するおもちゃのほうがスペシャル感があり、一緒に楽しい時間を共有できます。
犬がうれしい&人もうれしいおもちゃの選び方
犬が好きな噛み心地のおもちゃを見つけましょう。壊れにくい丈夫なおもちゃならお財布にもやさしいですよね。我が家の例を参考に探してみてください!
選び方①:イチオシは引っ張りっこ用のおもちゃ
我が家の愛犬・サウザーのお気に入りは、ひっぱりロープ。ふわふわした噛み心地が獲物っぽく、狩猟本能を満たしてくれるおもちゃです。上記の「遊び方②:獲物っぽい動きで犬の狩猟本能をくすぐる」をぜひ試してみてください。持ち手つきで人と一緒に引っ張りっこ遊びがしやすいのもポイント。
我が家ではサウザーが「獲物を捕まえた♪」という達成感を得られるように、おもちゃを渡して自由に遊ばせることもありますが、動きが止まってしまうとつまらないようです。「獲物っぽく動かして!」とすぐ持ってきてくれます。
選び方②:思い切り動けるベランダではボールの出番
犬が思い切り動けるべランダや庭ではボール投げ。サウザーは布に包まれたトゲトゲしたボールのおもちゃが大好き!不思議な感触がするからかもしれません。ちょっと変わった音とよく弾むことも気に入っているようです。
ボールは人の手から離れるおもちゃなので、「おいで(持ってきて)」と「ちょうだい」の指示を教えておきたいもの。ボールを持ってきたら絶賛のうえ、ボールの魅力を上回るおやつをあげて、すぐに遊びを再開することを繰り返します。ここでごほうびをケチったりすぐ遊びを終わりにしたりすると持ってこなくなるので注意。
ボールを持ってこない犬には、人が持ったまま引っ張りっこ遊びができるおもちゃがおすすめ。我が家では小さめのボールを投げる用、大きめサイズを引っ張りっこ用にしています。
おすすめ③:壊れにくいおもちゃを犬の「私物」に
仕事や家事で忙しくて遊び相手になれないこともありますよね。我が家では犬が噛んでも壊れにくい知育玩具やデンタルケアのおもちゃのみ、サウザーに与えっぱなしにしています。暇つぶしにかじって遊んだりくつろぐとき周りに並べたりしているので、「私物のおもちゃ」があるのはうれしいようです。
犬が歯やあごを痛めないように適度な弾力がある硬すぎない素材が無難。誤飲の事故を防ぐため、口からはみ出す大きさのおもちゃを選んでくださいね。
「気にいるはず!」と思ったけれど……
「このおもちゃは犬が好きそう」と思って買ったものの、残念ながら気に入ってくれないこともありますよね。我が家の失敗談を紹介します。
失敗談①:パペットタイプを選ぶときは形に注意
人が手をはめて遊べるパペットタイプのおもちゃも試してみました。大きいグローブのような怪獣の手のおもちゃを選んだところ、サウザーは不思議と噛みません。でも、私が手からはずしたら噛みついてぶん回し、引っ張りっこ遊びも催促……はて?
どうやらサウザーは「手の形」をしたおもちゃを見ると人の手が内側にあることを意識してしまい、「思い切り噛んだら痛いかも」と遠慮しているようでした。この気遣いには感動しました。そういえば子犬のころ甘噛みもしなかったなあ……。
改めて犬型のパペットタイプのおもちゃ(本記事の最初の写真)を買ったら、私が手を入れてもガブガブ。犬に合うパペットタイプを選べば、引っ張りっこ遊びを楽しめるのはもちろん、思い切りじゃれ合いもできます!
失敗談②:頑丈すぎて噛み心地がイマイチ?
すぐ破壊されないように頑丈なおもちゃを選んでみました。鳥型の本体がゴム製で尾羽の部分にふわふわのフェイクファーがついたもの。サウザーがゴムを噛み、私がフェイクファーを持てば引っ張りっこ遊びができます。
……と思ったら、ふわふわ部分を噛みたいサウザーと、持ちたい私でフェイクファーの争奪戦に。結局、私がゴム製の本体を持ち、サウザーがフェイクファーを噛んで遊んでいます。違う、そうじゃない。フェイクファーがいつまで持ちこたえられるか心配です。
おもちゃは犬と人のコミュニケーションツール!
愛犬が喜ぶおもちゃを探し求めて、今でもつい散財してしまいます……。失敗もあるけれど試行錯誤も楽しい思い出。犬は飼い主さんと楽しく遊ぶ経験を積んでいれば、成長しても「遊ぼうよ♪」とキラキラした目で誘ってくれます。おもちゃをコミュニケーションツールとして役立てましょう!
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