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1学期を振り返る①〜日本語パートナーズ〜

ご無沙汰しています。
活動開始からあっという間に4ヶ月経過。
1学期の終わりが見えてきました。

台湾に来る前は頻繁に更新するつもりだったのになあ…?!
次の学期につなげるためにも色々と振り返りをしたいと思います。

台湾の日本語の授業

台湾のほとんどの学校の日本語授業は選択クラスのうちの一つです。
同じ時間に他の言語をやっている人もいれば、数学だったりヨガだったりやってる人もいます。
日本語学科を設けているような学校だとまた話は違ってくると思います。

希望者を募っているとはいえ、やはり選択授業。
入試に関わるような科目ではないので、集中力は正直…。
私の高校時代の選択科目といえば、芸術を書道・美術・音楽から選択するのと、
体育でたまにやりたい種目を選ぶくらいだったような気がするので
こんなに選択肢が多いのはちょっと羨ましいなと思いました。
とはいえ、自分が同じ状況に置かれたら集中はしていなかっただろうなとも思います。

私の活動スケジュール

ざっくり私の日本語授業の活動スケジュールを紹介しておきます。

月曜 :2コマ(2クラス)
火•水:なし
木曜 :2コマ(2クラス)
金曜 :2コマ(1クラス)

一緒に授業を行う日本語CPの先生は合計4名いらっしゃいます。
(台湾は他の国と違って日本語CPが生活面のサポートをしてくれる訳ではありません)
基本的には火・水曜の時間に次の授業で使うPPTの準備をしていました。

日本語の練習

日本語パートナーズの仕事として一番イメージされるのはやはりこの日本語そのものの授業だと思います。
研修中もチームティーチングとしてしっかり時間が作られていました。

私の場合は、モデル会話や単語の読み上げを行うことが多かったです。
先生との打ち合わせが少ないまま始まるので、会話の例を見て「私誰のところ読むんだ?」みたいな戸惑いが時たま発生します。最近はあまりないですが。
そして九州から出たことがない私、改めて単語だけを読むとアクセントが迷子になって先生をたまに混乱させてしまっています。反省。

ただ、一つ言いたいのは、声調を間違うと伝わらなくなる中国語と違って日本はアクセントを間違っても色んな言葉を想像できるということ。
もちろんアクセントで意味が変わることも多々ありますが、中国語ほど神経質にならなくても伝わるよ〜と思います。

もちろん日本語を勉強するにあたってアクセントを覚える必要がないとは言いません。
ただ、アクセントを気にして声を出さないくらいならとりあえず言ってみて!結構日本人は汲み取ってくれるから勇気出して!と個人的には思っています。

文化紹介

私の派遣校の場合、先生のリクエストは文化紹介が中心でした。
毎週1コマくれる先生や、毎月1コマだけやってほしいなど先生によってリクエストはバラバラです。

毎週行うクラスでは、伝統・現代・体験をバランスよく行うように意識していました。
紹介となるとPPT中心になってしまうので、序盤は学生が聞くだけのような内容になってしまうことが多かったです。
クイズを入れてみたり、全体への問いかけを増やしてみたり、後半は私も少し肩の荷を下ろして行うことができたかなと思います。

毎月1コマのリクエストの場合は、体験系の授業を行うようにしました。
毎週行うクラスと合わせて100人近くの体験授業の準備を行うのは結構地道な作業でした。
50分で完結させなければならないので、下準備にすごく時間がかかります。
よく職員室で他の先生たちから「何してるの?」と声をかけられていました笑

実際に紹介した内容

私が行った授業をご紹介します!
次の学期はメンバーが変わるので、多少は使い回しができるかなと思っています。
とはいえ、反応が微妙だなあという内容もあったのでブラッシュアップは必須ですね。

〜紹介編〜

  • 自己紹介(言わずもがな。)

  • 10月の行事(これは使いまわせないな…)

  • 日本の高校生(オンライン形式で行ったので反応が不安)

  • 神社とお寺(睡眠への誘いみたいな授業になってしまった)

  • 和服の歴史(浴衣体験の導入として)

  • 日本文化クイズ(総まとめのような感じでチーム対抗戦に)

  • 日本と台湾の違い(日本語CPからのリクエストで)

  • クリスマスとお正月(これももう使えないかな)

電子黒板がすごく便利です。

〜体験編〜

  • 名刺を作ろう(序盤にするべき内容ではなかった)

  • つまみ細工(浴衣体験の前に行って髪飾り作りに)

  • 浴衣(なんだかんだ一番盛り上がるのはこれ)

  • 年賀状(日本の小学生に送って、小学生からはビデオレターを返してもらいました)

  • 組紐(想定以上に時間がかかった+地道な作業すぎて飽きる生徒多発)

つまみ細工の下地。
100個作った+布大量カットで職人化。笑

(わかっていたけど)大変だった

前任者から「毎週文化紹介していました」と言われていたので、準備が大変なことは分かっていましたがやはり大変でした。
これまでの仕事柄使うことがほとんどなかったこともあり、PPT作成がすごく苦手な私。
操作云々ではなく、見やすく興味を引くPPTを作るということが本当に大変でした。慣れたとはいえ、今も変わらず別に好きな作業ではないです。

しかも集中力は途切れるわで、毎回結構時間がかかってしまっていたなと思います。
次の学期はもう少し質とスピードを上げていきたい。

そしてやはり約100人分の体験授業は、材料調達のことを考える時点でもう骨が折れますという感じでした。
ハマれば楽しくなるタイプなのですが、そこに辿り着くまでがなかなかでしたね。
次の学期も似た作業が待っていると思うと・・・Q_Q

新たな発見もたくさん

大変ではありましたが、全く興味のないことをしている訳ではないので楽しくもありました。
なんとなく知っている伝統文化についてしっかり調べたり、日本にいたら当たり前で気にも留めなかったことを紹介するために見直してみたり。
PPT作成が進まなかったのは私の好奇心がくすぐられてついつい深堀してしまっていたことも原因だと思います。

そして日本文化がたくさん溢れている台湾、私以上に日本語CPの知識が豊富で勉強不足ですみません!となる状況もちらほらありました。。
生徒たちもそんなこと知ってるの?!というところまで知っていたり、そこが気になる!?ってこともあったり、驚かされることも多々。

過去、何か国かアジア圏に旅行に行っていますが、やっぱりここまで日本に対して親近感であったり友好的な感情を持っている場所はないような印象です。

最後に

いかがでしたでしょうか?
日本語パートナーズの授業は決して日本語を教えるだけではないことが伝われば幸いです笑

冬休み期間中に授業以外のことについても書きたいと思いますのでお楽しみに♪

浴衣をほとんど着てこなかったので着付けに苦戦。
もっと綺麗にできるようにしたいなあ。

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