なぜ川越にイオンモールがないかを考えてみたら、魅力度ランキングってなんなんだ?って思えてくる
今や日本全国どこにでもあるイオンモール。
ですが、ぼくが住む埼玉県川越市には、「イオンモール」がありません。
人口35万人を数える埼玉県全40市中3番目に人口が多い中核市ですが。
それどころか、イオン系列のスーパーもなければ、「アリオ」「ららぽーと」などの大型ショッピングモールがありません(2021年10月現在)。
「ららぽーと」は富士見市にあり、「アリオ」は上尾市、「イオン」は狭山市やふじみ野市、さいたま市、「イオンモール」は上尾市やさいたま市にあります。いずれも隣接する市にあるので、不便ではないのですが、いちおう、中核市です。
ただ、川越市内には多くの中規模スーパーマーケットの数が多いのです。
特に川越が本社のヤオコー、隣の鶴ヶ島市が本社のベルク、さいたま市が本社のマミーマート、など。当然県内への出店を強化しています。
そして互いをライバル視し、価格や品質もクオリティが高く、各社の特徴がしっかり出ていて、各店舗の商圏がそれほど大きくないので、地域密着の商品展開をしている感じがします。
川越はご存じの方も多いかと思いますが、埼玉を代表する観光地でもあり、古くからの城下町、商人の町でもあります。
また、東京からも比較的近い、都心から3~40Km圏内でもあるので、地代が高い。細かなことはわからないですが、地代や相続、それに絡む税金など、めんどうな背景もあったりするのかも知れません。そういうのもあって、イオンのような大型ショッピングモールが出来にくいという背景もあるかも知れません。
その代わりというのもアレですが、中規模のスーパーマーケットがたくさんある。
中規模スーパーの場合、大型ショッピングモールほどの広さは必要ありません。工場の跡地やもともとあったスーパーなどの建物の跡につくれます。川越市やその周辺にはそういう敷地が点在していたこともあるのでしょう。
スーパーマーケットがたくさんあるおかげで、川越市にイオンモールがなくても充分間に合うのです。
デパート(まるひろ)も頑張ってます。
隣県の知事が騒ぎ出して話題の「魅力度ランキング」。
埼玉も毎年回が定位置で、今年も45位。
あのランキングそのものや調査会社の上から目線的なやりかたはどうなんだ?と思うのですが、これだけスーパーが充実してることが反映されてないんだろうな、つまり調査の仕方が変だよな、魅力度ランキングってなんなんだ?っていうことが言えるのではないかと個人的には思うんです。