グリップ1つでプレーに革命⁉④~メーカーごとのオーバーグリップの特徴~
Strings Proです!
今回は各メーカーのオーバーグリップの特徴について見ていきます。
【前回】
■ドライとウェット
オーバーグリップにはウエットとドライの2種類があります。
ウエットグリップとは、表面がしっとりしていて張り付くような感触のある一般的なグリップです。メーカーごとの特徴が強く、拘りを持って好きなブランドのグリップを使う人が多いですね。
一方ドライグリップは、文字通り表面がパサパサして乾いているようなグリップです。水分を吸うとグリップ力を発揮する仕様になっているので、手汗が多い人や夏場のテニスで重宝します。反対に、冬場は乾燥していているので相当滑ります(笑)
あくまで夏場用として、ドライグリップは使用しましょう。
今回のお話は、みなさんがよく使う「ウエットグリップ」にフォーカスしてお話していきます。
■ラケットが安定する物を選ぼう
軽く握っても掌にフィットし、ラケットが安定するものを選びましょう。
滑りやすいグリップは余計な力が入ってしまい、脱力してプレーできません。ピタッと貼り付くような材質であることが重要です。
また、表面が捲れやすいものも注意が必要です。消耗品とはいえ1試合使っただけでボロボロになると、それだけグリップ力の低下が早いということなので、試合のパフォーマンスにも影響します。
個人的には、毎日使っても1週間くらい使えるものを選んだ方が良いですね。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSerfsEj0yhYk6BHEcqun8nN6G5MLJ62fF5HExaDUsD0UXOjrg/viewform
■各メーカーごとの特徴
1~5の5段階(1:最低 5:最高)でフィット感・グリップ力・耐久性・価格の4項目の評価も加えています。グリップ選びの参考にしてみてください!
○Babolat
フィット感:3
グリップ力:3
耐久性:2
価格:5
ウエットとはいえ、全体的にパサついたものが多いです。巻き立ての使用感はそれなりに良いのですが、耐久性はあまり良くない印象。ボロボロになったまま使うと、冬場にドライグリップを使うような感覚でプレーすることになります。
張り付き過ぎず優しい手触りなので、マメができやすい人には優しい材質でしょう。
価格は安めです。
○HEAD
フィット感:5
グリップ力:4
耐久性:4
価格:3
グリップに厚みがあり、掌の形に上手く合わせてくれる絶妙なフィット感が堪能できます。中の元グリを握りつぶすような意識で使うと、脱力できているかも分かりやすいです。独特のぷにぷに感が病みつきになるユーザーも多く、リピート率が高いメーカーとなってます。価格は少し割高です。
○Wilson
フィット感:4
グリップ力:5
耐久性:4
価格:4
掌にピタッと貼り付く感覚が最大の特徴。少し硬めだがグリップ力に関してはどのメーカーよりも強いです。球威のある相手とラリーしても、グリップのおかげで面が安定するため、安心してプレーができます。そのぶん皮膚に掛かる負担が大きく、新調したばかりで思いっきり使うとマメがよくできます。
試合前日の練習で新しいものに巻き替えた物を使用して、掌になじませておく工夫があると良いでしょう。
価格は普通くらいです。
○YONEX
フィット感:4
グリップ力:3
耐久性:3
価格:5
厚みがあるグリップのため、握り応えがありフィット感も良し。自分の感覚だと、プレーヤーの半分程度がYONEXのオーバーグリップを使っている印象です。他のメーカーよりも割安で色んなカラーがあるのが理由だと思います。一方、耐久性は少し低くめ。多少捲れてもWilsonやHEADは違和感なく使えますが、YONEXは掌で滑り始めるのでBabolatの次くらいに気になります。
価格は安め~普通です。
○BOW BRAND
フィット感:4
グリップ力:5
耐久性:5
価格:3
高級感があり全体的なクオリティが高い。ある程度テニスを続けて来た人なら、ぜひ試して欲しいです。グリップ自体の厚みもあり、Wilsonに近い貼り付き感も味わえます。値段は少し高めですが、一度使ったら「他のグリップは使えない」と言わせるフィット感があります。
○Alien Pros
フィット感:3
グリップ力:3
耐久性:4
価格:3
奇抜なデザインが特徴のメーカー。ドクロやワニ柄などデザイン性に富んだグリップを数多く出しています。若干フィット感やグリップ力に物足りなさを感じるものの、耐久性は比較的高く品質の持続性があります。価格は普通~少し割高くらい。
■オススメのグリップはWilson
自分はグリップ力を一番重要視しているので、Wilsonのグリップを昔から愛用しています。BowBrandも良いんですけど、昔は週6とかでテニスしていたので安めのWilsonを使ってました。
HEADのぷにぷに感も良いんですが、握り心地が良すぎて強くグリップを握っちゃうんですよね。試合終盤になると疲れやすく球威が落ちやすかったので、試合で勝つならWilsonが良いなと思って使ってます。
■次回 最高のラケットを見つけよう①~ラケットの基礎~
次回からはラケットシリーズ!
テニス用具で一番お金が掛かるのは、やっぱりラケット。
「せっかく新しいラケットを買ったのにイマイチ感覚が合わない」なんてもったいないですよね。
そんなミスマッチを避けるため、これからラケットに特化した記事を書いていきますよ!
お楽しみに!
※あくまで個人的見解です。
【他の記事】
【Twitter】
【Instagram】
https://www.instagram.com/eguteni_3