Ubuntu22でAirPodsの最大音量が小さい時の対処法
Linux では、Bluetooth ヘッドセットの Absolute Volume(AVRCP の絶対音量制御)に完全に対応していない場合があり、これによりAirPodsや他の最新のBluetoothデバイスの音量問題を生じることがあります。
通常、LinuxはHSP/HFPとA2DPのプロファイルをサポートしていますが、これらはAVRCPの絶対音量制御をサポートしていないことが多いです。ただし、設定を調整してデバイス間の音量同期の問題を回避することができます。以下のように設定ファイルを編集します。
sudo vi /etc/pulse/default.pa
PulseAudioにBluetoothデバイスとの接続時に適切なオーディオプロファイルを自動的に選択させるよう以下の記述を行います。
load-module module-bluetooth-discover
load-module module-bluetooth-policy
load-module module-bluez5-device headset=auto a2dp_sink=true
実際には、下記のようにif文の中に記述したりします。
### Automatically load driver modules for Bluetooth hardware
.ifexists module-bluetooth-policy.so
load-module module-bluetooth-policy
.endif
.ifexists module-bluetooth-discover.so
load-module module-bluetooth-discover
load-module module-bluez5-device headset=auto a2dp_sink=true
.endif
上記の変更を行った後、PulseAudioを再起動して設定を反映させます。
airpodsなど接続が切れるので、周りに人がいる場合は注意してください。
pulseaudio -k
pulseaudio --start
以上で解消です。