ブルガリアの民謡・ロドピ地方について
ライブでは、毎回「ティアレミュージックだより」という
曲の説明などを書いたフリーペーパーを作成していましたが、
「これ、事前に分かったほうがライブでも楽しめるかも?」と思い、私が思う奄美やブルガリア音楽の面白さをページに書いてみます。
ブルガリアにはトラキア、ソフィア、ショップ、ロドピなど
いろいろな地域があってその地域特有の発声や歌、
ダンスの特徴があります。
次のライブではロドピ地方やショップ地方の歌を歌います。
ロドピ地方は、個人的には
特に奄美と近いような印象です。
そして、このなんとも言えない調和をぜひいろんな方に聞いてほしいのです。
一番驚いたのは、音階が同じであること。
そして、歌に独特の哀愁とコブシがあって、
山地で、人がとても少ない地域だということも。
奄美だと特に瀬戸内町あたりが山が多くて、
北のカサンよりもメロディの起伏があり、
そういうところも近いよなぁ…と思ったり。
ちなみに、いわゆる「ブルガリアンボイス」で見られるような合唱はそんなにない地域です。
(もちろんコーラスが盛んな地域などもあります)
ただ、ショップ地方など、
2声で不協和音のような音をガツンとぶつけるかっこいい民謡もたくさんあります。
ちなみにブルガリアの多重コーラスが世界的に有名になったのは、ブルガリアが社会主義国時代、
フィリップ・クテフなどの音楽家によって
絶妙なコーラスアレンジが編み出されたところによるものが大きいようです。
参考までに、多分一番有名なブルガリアの歌、
これがロドピ地方のものなのです。
「お母さんお願い」
母親に、娘が、どうかそんなに急いで私をお嫁にやらないで…
とお願いする内容です。
でも母は私を結婚させてしまう…と続きます。
なんとも言えない素晴らしい歌です。
https://youtu.be/vgunflKFrgc
春の宝歌2018
奄美・屋久島、ブルガリア・中東 シルクロードを辿る歌の調べ
2018年3月17日(土)
開場12:00 開演12:30
前売り 3000円 当日3500円(+1ドリンク)
出演: えぐさゆうこ(vocal)
Yordan MARKOV(gadulka)
佐藤みゆき(vocal)
立岩潤三(percussion)
江草啓太(piano)
Cafe & Livespot FJ's
中目黒5-1-20
ご予約は03-6303-1214
または
egusaduo@gmail.com
まで