ダウンタウン病から完治した者から売れる法則

こんにちは。松竹です。

今回はこちらの記事を読んで思ったことをシェアしたいと思います。


【“完治”した者から売れる!?東野幸治が語った「ダウンタウン病」の猛威】

https://www.excite.co.jp/news/article/Asajo_98054/?p=2


この記事でダウンタウンの松本さんは、千原ジュニアさんなど後輩の芸人たちに
「俺とはつるまないほうがいい。それがおまえのため」と告げて距離を置いたと書かれています。

ダウンタウンの下積み時代の時には島田紳助さんがいたコンビ紳助竜介やオール阪神・巨人のしゃべくり漫才が主流でした。

同じようにダウンタウンもしゃべくり漫才をすると思いきやスローテンポでトークをして松本さんの小さいボケに対して浜田さんが激しいツッコミを入れるという今までにない新しいスタイルの漫才を確立しました。

主流のしゃべくりスタイルとは全く反対のことをして売れていったんですね。というのも同じような漫才をしていては他の芸人さんのように埋もれてしまうから。比較されてしまうことをわかっていたのです。

これは島田紳助さんも同じことを考えていて同期では先にさんまさんや巨人阪神のコンビが売れていました。正統派漫才は巨人阪神がポジションを取り、人気者キャラのポジションはさんまさんが取っていると。

「俺が同じようなことをやっていてはこいつらには勝てない」ということをわかっていました。少年時代、不良をしていた経験を生かして「不良だけど喧嘩が弱い」というキャラで売れるポジションを作ったのです。


ダウンタウンが売れてからは同じスタイルを真似した芸人さんが多数出てきました。ダウンタウンの影響で芸人はたくさん出てきましたが売れている芸人はいません。(僕の知る限りでは)

この記事ではダウンタウンさんのようになりたい!と思っている芸人さんはダウンタウンのようになりたいという理想を捨てたものから売れると書いています。これはビジネスに同じことが言えて他の人と同じ真似をすればいいわけではないのです。

「成功者の真似をすれば成功する」のウソ…

僕はこの言葉を信じてやまない人でしたが果たしてそうなのか?と思うようになりました。

僕はお笑いが好きなので有吉さんの毒のきいたツッコミやさんまさんのように共演者のコメントを拾って全て笑いに変えていくトーク術に憧れを持っています。

でも彼らの真似をしたところでお笑いの司会者になれませんよね…

歌舞伎町の帝王ローランドさんのようなイケメンになって面白いコメントができるようになってみたいものです。

しかし彼の真似をしたところで歌舞伎町の帝王どころがナンバー入りを果たすことはできません。


肝心なのはポジション取り

新しくマーケットができたら二番煎じ、三番煎じが現れるわけですが一番乗りには負けてしまいます。

追いかけるように大量の人たちが真似をしてきて市場は飽和します。そうするとライバルが多くなるのでそのマーケットで勝ち残ることは難しくなるのです。

1つ新しいポジションを取ることができたら今度はそのズレたポジションに需要が出てきます。例えばパソコン。

数十年前のパソコンはIBMやマイクロソフトのウィンドウズがマーケットを支配していました。でもその時のパソコンのポジションはオフィスで仕事用として使う機会だという認識だったんです。

そこでアップルは若者でも使えるスマートでクールなPC、MACを開発しました。有名なCMですがマイクロソフトのウィンドウズを使っているダサいサラリーマンのことを「ワーク」として定義しスマートでかっこいいパソコンを「MAC」とポジショニングをしたのです。

スマートォンが出たら「携帯電話を再開発しました。これがIPHONEです。」といってスマートフォンではなく全く新しいIPHONEというマーケットを生み出しました。

ジョブズの凄いところは世間ではプレゼンがすごい!なんて言われていますが僕たちからすると彼はマーケティング、、というよりポジショニング、ネーミングが最強すぎるんですよね。

既存の商品の常識と正反対のことをやるのか?それとも少しずれたポジションに
需要があるのか?を確認をしてポジションを見つけると‥

少し時間をおいて考える価値があると思いませんか?

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