バカになってみる勇気
最近、またクライアントさんから成果報告がありました。
売上が20%上がったとか、高単価のサービスの成約率が去年と比べて2倍上がったとか、
(僕自身、成果を出しやすいことしか提案しないのですが)
このコロナ渦で調子の良い報告をお聞きします。
その反対に成果を出すための行動に全力で振り切ることができない人も多々見受けられます。
気持ちはとてもわかります。僕自身そうでしたから。
「この方法を試してみて失敗したらどうしよう‥」とか
「試してみて他の人からバカにされたらどうしよう‥」とか笑
もともと友達がいないのにそんなことを気にしてどうするんだ!って後から思いました笑
今思い返せばクソどうでもいいことですが。昔はとても小さいことに対していつまでもクヨクヨと悩んでいたものです。
今ではほとんど「何かいいことあったの?」というくらい元気ですw
バカになれる勇気
成果を出すクライアントさんの特徴はいくつかありますが結論としては‥バカになれる勇気を持っているんだな‥と思います。
(決してバカにしているわけではありません)
クライアントさんは20年経営していてリーマンショック、震災、今回のコロナ渦などいろんな修羅場を乗り越えている経営者達です。
それでも僕のような若造の「〇〇の施策をやってみましょうか」とか「〇〇の方法を試してみましょう」という提案を受け入れてくれて実際に試してくれます。もう若造にああだこうだ言われることに抵抗がないんですね。
提案すると「あぁ〜確かに!それは良いアイデアですね。言われないと気づかないですね!」と言ってくれます。
「そうなんですよね〜、これ僕も同じで実際言われないとわからないんですよね」とその場では言いますが笑、実際にクライアントさんはこれらのことを現場で実施してくれます。そして今回のような成果につながっているんだなと思います。
先入観をぶち壊す経験をしよう
クライアントさんの、あの「先入観のなさ」がすごすぎます。それが功をそうしているわけですが。
他の人から提案されたことって…
・実際に面倒なことをやってみて失敗したら無駄だよなぁ‥
・こんな若造から言われことを鵜呑みにして失敗したら笑いもんだ‥
・こんなに全力でやってみて何も結果が出なかったら恥をかく‥
とか、こんなことを思ってしまいます。
それでもとりあえずやってみるんです。クライアントさんに話を聞いてみると「別に失敗したっていいじゃん」とケロっとしたことを言ってくれます。
というのもクライアントさん達は今まで、バカらしいとか、もしかしたら嫌われるんじゃないか‥とか、もしかしたら上手くいかないんじゃないか‥とか不安に感じることにガンガンチャレンジしている経験があります。
仮に失敗したとしても、一つの経験、一つの成長だというふうに感じているので次々と新しいことにチャレンジして行きます。
つまり何度も先入観を壊す経験をしているんですね。
恐怖のほとんどは幻だったと気づくとき
このようにイケイケドンドンで成果を出していく人がいる一方で行動するのに躊躇してしまい勉強に走る人がいます
確かに、、、私も一時期ノウハウ難民になっていた経験があるので気持ちはわかります。
・間違えたくない、
・失敗したくない、
・損をしたくない、
・恥ずかしい思いをしたくない、
と思っていました。
このような不安に悩まされるのは当然です。やってみないとわからないので先がわからないことに恐怖を感じます。
ただ恐怖もやったこともないことも全て先入観という虫眼鏡で見ています。小さいことが大きく見えてしまうんです。
でもやってみると実はたいしたことないことに気づきます。
知識はどれだけ固めても机上の空論
よくビジネスのことを勉強している人の中には「知っている」発言する人がいます。
あれも知っている。これも知っている。
「試してみてどうですか?」と聞いてみると声が小さくなって話題から逸らそうとします。
自分は「何もしていない中身空っぽな人間」だということを認めてしまうからです。とてつもない量の知識を固めてもそれは机上の空論でしかありません。
勉強だけで達観するのは早すぎです。机から離れて現場でたくさんの経験を積む必要があります。
その間にたくさんの失敗をすると思いますがその失敗も「うまくいかない方法」という一つのノウハウなのです。
賢いフリをせずにバカになってみる
いろんなものに目移りしてしまい、どれから手をつけたらいいわからない…
どれが正解か?どれが間違いか?迷う気持ちはわかります。
でもやってみないと正解か間違いもわかりません。
やってみて初めてわかることがあります。それをやらずにああでもないこうでもないと机に向かっていても仕方のないことです。
「自分はスマートに賢くできるんだ!」
と多くの人は思いがちですが実は賢いフリをせずにバカになってやってみた方が実は近道です。
間違いも正解にしていく勇気
少し話がズレますが皆、自分が思った通りの理想の人生を歩むことができる思ってはいないでしょうか?しかし人生は思った通りにはうまくいきません。
スティーブ・ジョブズさんのスタンフォード大学の卒業式でのスピーチでコネクティング・ザ・ドッツの話はご存知でしょうか。
「先を通して点をつなぐことはできない。振り返ってつなぐことしかできない。だから将来何らかの形で点がつながると信じることだ」
全力で踏み切れない人の多くは「間違った人生を歩んでしまうんじゃないか‥」という風に思っています。
きっとあなたも思い当たることがあるでしょう。
僕も学生の頃、ラッパーになることを夢見ていました。
大成できると思っていたのですが夢破れて普通に現場監督の会社に就職しました。
必死に働いたのですが活躍することはできませんでした。
そこからユニクロに転職したり派遣のコールセンターなどなど‥
それからセールスライター、コンサルタントという道に行き着くのですが
ようやく今のびのびと働くことができているんじゃないか?と思っています。
(状況としてはまだまだキツイですが)
自分にはどの仕事をやっても向いてないんじゃないか?と悩んだこともあります。
一度バカになってみてたくさんのことにチャレンジしてみなければ自分に何が向いていて何が不向きなのか?がわからないのです。
実際にそれが向いていなかったことがわかったのが良い経験です。
いくつかの職を経験した結果、学び得たものはたくさんあります。しかも全てが繋がっているんですね。
あなたも思い描いていた人生プランってあると思います。そのほとんどが思うように、、うまくいきませんよね。
きっとこれからもうまくいかないことってたくさんあると思います。
たとえ自分が選んだ道が間違いだったとしても全力で取り組んでみて無理やり正解に変えていくしかないんです。
全力でやってみても大きく失敗することだってあります。それはやり方が間違っていたという失敗事例なんです。
でも人間って失敗をしてみないと成長しないんです。失敗してわかることもありますし、、失敗してみて恥ずかしいとか、悔しいとか、、そういう思いをしないと人間って変われませんから。
成長体験を増やすためにもバカになってみる勇気ってとても大切なんです。
下手に先入観を持たず頭でっかちにならずにぜひあなたもバカになってみる勇気を持ってみてはいかがでしょうか?
補足
「自信が持てず、いろんなことに目移りしてしまいます。どうしたらいいいですか?」という質問を受けます。
自信が持てない人の特徴は2つあります。
1つ目は経験がそもそも圧倒的に少ないだけ。
成功した経験、失敗した経験が圧倒的に少ないので何をするにも勉強や準備に時間がかかるんです。自信のある人は両方経験して乗り越えているので「オレならできるっしょ!」と思って勝手に行動していきますw
ちょっと痛い勘違い野郎ですがそのくらいがちょうどいいんです。
2つ目はプライドが邪魔をしていること
ほとんどの人は損得で行動基準を決めているのでアホらしいことをやろうとしません。アホな人は自分がアホなことに気づけないように行動力のない人は行動力がないことに気づけないんです。
プライドを持っていることはいいことですが失敗して傷つくことに恐れているだけではないのでしょうか?バカになれる勇気を持っている人は最強です。