私は夫源病だった
こんにちは。えぐらんです。
夫と結婚して10年程ですが、この本を読んで、自分は夫源病だったと分かりました。
夫源病とは
夫がいる家に帰ると頭痛や眩暈、吐き気、動機など身体症状が出る
夫の言動がきっかけで強く落ち込んだり、寝込んだりする。
夫のストレスで身体症状まで出ているのが夫源病です。私は夫に強いストレスを感じているものの、頭痛や眩暈が夫が原因だと思いませんでした。
私は土日になると頭痛がします。しかし家から出ると割と良くなります。
夫は厳しい人で、私の行動などにも文句を言ってきます。私は夫ほど完璧に家事などができず、ビクビクしています。
最近は夫も家事を手伝うようになり、あまり私に文句を言わなくなったものの、私は過去何回も言われたことがこびりついており、夫がいる家ではリラックスできません。
横になっているだけで、寝室に来て「また寝てる」と嫌味を言われます。頭痛薬を飲むのを止めるのに、頭痛がしているから横になっていても「怠けるな、動かないから治らないんだ」と言われます。書いていて涙が出てきそうになりました。
なぜ私は夫源病なのか
夫源病には夫側の原因と、妻側の原因の2種類があり、そこが合致すると夫源病になるそうです。
夫側の原因としては多くの例が本にはありましたが、私の夫に当てはまるのは下記です。
亭主関白である。
妻の行動に細かく指図する。
子育てや家事へのこだわりが強い。
妻の話に無関心
妻側の原因で私に当てはまっていたのは下記でした。
良妻賢母を目指している。(理想に潰される。)
家事に手をぬけない。
夫に文句が言えない。
このような性格の夫婦が一緒に暮らし、バランスが崩れ、夫婦の会話がなくなり、夫婦関係が悪くなる悪循環に入っていってしまいます。そして妻側に症状が出ると夫源病となります。(夫側も頭痛やうつっぽい症状が出ることがあるそうです。)
私はなぜ夫源病になったのかなと考えると、夫に文句が言えないストレスがどんどん溜まったからだと思います。
夫には何かを伝えてものれんに腕押しなので、伝えることを諦めてしまっています。10伝えようとしても1つ伝えた段階で反論がすごく、私が伝えたいことは伝わりません。
なので諦めてしまいました。しかし、そうやって文句を相手に伝えないから相手はどんどん増長し、私のストレスはどんどん増えていったのです。
「アクティブリスニング」という言葉を夫に伝え、夫が話を聞いてくれるようになった夫婦を多く知っています。しかし私は夫に「アクティブリスニング」をお願いするのが怖いのです。お願いして不機嫌になったらどうしようと思っています。
文句が言えない、話せない原因は夫が不機嫌になるのが怖いと言う気持ちが1番強いです。
なぜ私は体調が悪化するほど夫に不機嫌になるのを恐れているのか
私の夫源病の深いところには夫の不機嫌を恐れているからだと思います。
「フキハラ」(不機嫌ハラスメント)と言う言葉がある通り、不機嫌は相手によってかなりのストレスを与えます。
私が夫が不機嫌になることで恐れているのは離婚だと思います。「捨てられる」と言うことが怖く、私は思い出すと今までの彼氏も自分から振ったか自然消滅でした。
別れるというのはその人と相性が悪かっただけなのに、私は自分に価値がないと言われているようで恐れていたのです。
つまり私は「自分の価値」を信じられず、「自分の価値」に振り回されていたのです。
自分の価値とは
夫源病を深掘りしていくと、根っこは「自分の価値」というところに来ました。「自分がここにいていい」という安心感がないから私は夫に文句を言えず、夫源病を発していたのですね。
「自分がここにいていい」という気持ちが持てない人は辛いです。常に不安です。仕事をしていても、友人と接していても相手に価値を提供できているかということを常に考えてしまいます。
でも、本当はそんなこと考えなくて良いのです。仕事にも過度に自分の価値を位置付けなくて良いのです。友人を無理に楽しませようとしなくても良いのです。
インドのカースト制度のように、武道の等級のように、ただ1つの指標のみで人の優劣を図ることは実社会にはありません。
レーダーチャートのように、むしろこのレーダーチャートが3次元にも4次元にも複雑に何個の指標もあって人って表せると思います。
別に漫画の主人公のように善良でなくとも、真面目でなくても、夫婦関係が良くなくても、成績が優秀でなくても良いのです。
借金があってギャンブル癖があったっていいのです。漫画中毒であってもいいのです。ゲームをついやりすぎちゃってもいいのです。
私たちは一人一人違って、弱い部分もあって、強がって、失敗して。
何かのゴールのために常に自分を律しなくても良いのです。
私たちは一人一人自由に考え、自由に選択することができます。
私は常に良いゴールのために「こういう自分でなくてはいけない」と思っていました。
(詳しくは以前のブログで。)
でも、人生ってそうではないのです。今を楽しんでいいのです。今を楽しむために家事をサボったって、理想通りの育児をしなくても良いのです。
仕事だって100%やろうとしなくていいのです。パレートの法則にあるように20%の時間で80%が出来上がるというように、大事な部分だけささっとやればいいのです。
「嫌なところもたくさんあるけど、まぁ許せるし一緒にいられる」くらいの気持ちで良い
これは初めに紹介した本での夫源病の解決策です。
もしあなたが良い奥さんでいなきゃ、良い夫婦関係でいなければと思っていたら、実はその考えがあなたを苦しくしているかもしれないと思ってください。
ラブラブでなくても、愛し合っていなくても良いのです。
新婚の時の違って寂しく思うかもしれません。
でも、他人同士が一緒に暮らし、お金を稼ぎ、家計を管理し、家事をして、育児をして、娯楽をする。ピッタリ合うことなんてなくて、違うことはたくさん出てきます。
そこで意見を絶対合わせなくても、どちらかが折れなくても良いのです。
嫌なことは何回も伝えて、その度に伝わらなくて傷つくかもしれません。
でも「嫌なところもたくさんあるけど、まぁ許せるし一緒にいられる」くらいの気持ちで十分だと思えたら、気が楽になりませんか?
あ、それぐらいのスタンスで良かったんだって。
私は新婚当時「夫のトリセツ」「妻のトリセツ」を読んで夫にとって良き妻になり、ずっと幸せでいたいと思っていました。その考えが自分を苦しめていたのですね。
夫に過度に期待していたのかもしれません。
これからは「嫌なところもたくさんあるけど、まぁ許せるし一緒にいられる」を合言葉に夫と過ごしてみます。
もし夫婦関係で悩んでいたら本書は面白い視点で書かれていたのでオススメです。
あなたと私にとって毎日が楽しくいられますように。
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