今月家で開けたワイン -2020年4月-
タイトルに通り、今月開けたワインを書いていくだけの投稿です。なんとなくテイスティングの記録も残しているので参考になれば幸いです。
Prunotto Barbaresco 2015
イタリア ピエモンテ
価格 5,011円
2015年のものなので開けるのは少し早かったかもしれない。薄い色合いながらスパイシーさと薬品っぽいような独特の香りが出ていた。ネッビオーロだがブルゴーニュグラスを使うと香りも舌触りも柔らかくなった印象。
Feudo Arancio sangiovese 2017
イタリア シチリア
価格 1,133円
甘やかなブルーベリーやチョコレートなどの香りが印象的な一本。柔らかい口当たりで、サンジョベーゼにありがちな酸味が立つことなく濃さがある。この価格帯のサンジョベーゼとしては特筆すべき美味しさ。
Red Angel 2016
イタリア フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア
価格 3,685円
珍しくイタリア北部のピノ・ネロ(ピノ・ノワール)。甘みや樽の印象が強く、繊細で美しいピノ、というタイプではない。
Flechas de los Andes gran Corte 2012
アルゼンチン メンドーサ
価格 8,840円
黒コショウやドライイチジク、スギや土など香りが複雑に交わっている。味わいとしても口当たりがやや強いが、甘みやコクのある苦みとアルコール感の強さゆえ、ボリュームのあるふくよかな味わいが楽しめる。あとはアフターに深みがあればこの価格に値すると言えたのだが。
Clos du val Zinfandel 2017
アメリカ カリフォルニア
価格 3,608円
開けたてから干しブドウやチョコレートなどの濃厚な香りが素晴らしい。アタックは強めで、酸味も甘みも苦みも、どれもバランスよく高い水準にある。アフターも長く、気持ちの良いミネラルがいつまでも続く。
Vincent Girandin Santenay 1er cru La Maladiere 2011
フランス ブルゴーニュ
価格 4,840円
ヴィンテージ的に熟成が進んできている段階のものと思ったが、思った以上に香りにパワーがありむせかえるような花のニュアンスが感じられた。ただし梅のような酸味の印象が強く、ちょっと熟成したブルゴーニュとして楽しもうとした想定には合わなかった。
Ashton Hills Pinot noir Piccadilly Valley 2017
オーストラリア 南オーストラリア
価格 4,378円
香りはよくあるブルゴーニュを想起させるような、ラズベリーや下草のようなものがありつつも、まったく別タイプのハーブっぽさがかなり強い。口当たりは軽めでおとなしい味わいなのだが、ほのかにイチゴキャンディを思わせる味わいが出ていたり、やはりハーブ由来の味わいが見えていて非常に独特。色を見ないでテイスティングしたら、白ワインのソーヴィニヨン・ブランだと勘違いする可能性すらある。近年稀にみる面白い1本。
Tardieu Laurent cotes du Rhone cuveee special 2015
フランス ローヌ
価格 2,816円
落ち着いた色合いで、熟成の入り口に入ったあたりの見た目。香りは華やかに開いていて、コショウなどのスパイシーさが印象的。香りに反して口当たりは柔らかめで、酸味や甘さ、苦みなども比較的落ち着いていた。味わいの中に栗っぽいニュアンスが感じられ、個人的にはこれぞグルナッシュの良さというところ。