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フォックスリバーな日々よ
これまでの人生で、1番面白かった連続ドラマはなんだろうかと本気になって考えてみた。本気だ。
みんなにセンスがいいと思われたいとか無しで、本当に毎回興奮して観てたドラマってなんだろうか。と、自分の胸に問いかけた。
今日の昼下がりにたまたまそういう事を深く考える時間があったのだ。土砂降りの通り雨の後、ふと訪れた鮮やかな晴れ間。虹だ。
「プリズン・ブレイク」だと思う。
副大統領の弟を撃ち殺した容疑でフォックスリバー刑務所で死刑囚になってしまったお兄ちゃんを助けるために、自ら銀行強盗の罪を犯して同じ刑務所に潜り込む弟のマイケル。マイケルは兄を連れて脱獄をするために、あらかじめフォックスリバー刑務所の構造や配管図などの情報をタトゥーにして全身に彫り込んでおり、それを手がかりにあの手この手の脱獄計画を繰り広げる。
シーズン4くらいまであると思うが全部観た。
観た長さでいうと、ウォーキングデッドも全シーズン観たし、とても好きだが、熟考した結果やっぱ「プリズン・ブレイク」である。
シーズン1を初めて観たのが15年くらい前だと思う。どうやって観ていたんだろう?huluとかプライムビデオとかあったっけ?DVDとかレンタルしてたのかな?その辺が全然覚えてない。
フォックスリバー刑務所の刑務長で、ベリックという男が出てくるのだが、彼は劇中でマックシェイクにポテトを突っ込んで喰う。甘いのとしょっぱいのと熱いのと冷たいので最高な食べ方である。私はこれを観て以来、そのようにしてマクドナルドを食べている。
この「プリズン・ブレイク」には、基本的にはどうしようもない奴しか出てこない。それが好き。
なかなか計画通りにいかず頭を抱える主人公のマイケルを想うと、アホなクライアントとクソなステークホルダーと使えねぇ新人とドライな外注に囲まれて、それでも納期に間に合わせるために懸命に立ち回り、プランAがBになり、CになりDになり、気がつけばプランGくらいになっちゃって「これ何のためにやってんだっけ?」みたいな事になっていたあの頃を思い出す。
この夏、久しぶりにまた全部観返してやろうと思っている。リメンバー、フォックスリバーである。
〈DAY36#66〉