自由意思で動いている?いいえ、獣に支配されているだけです。やばい集中力
どうもどうも読書感想文の時間です。
今週は一段と寒いですね。私は現在12月末の決算を行っている会社の期末監査に駆り出されているので、ほぼ毎日出社でとても寒い中出かけないといけないので憂鬱です、、、
さて今回は、前々から読んでいたものなんですが、「やばい集中力 1日ぶっ通しでアタマが冴えわたる神ライフハック45」という本についてです。
こちらはオーディブルで聴いていたものです。通勤中聴けちゃうので、やはり電子書籍のモノよりも読むスピードが圧倒的に早くなっちゃうんですよね、、、
こちらなんですが、鈴木祐氏という方でエビデンスを常に追いかけている文献オタクだそうです。ただ研究者というわけではなく、元々は普通のサラリーマンだったそうですね。
この人の本は、実は同じ著者で「最高の体調」という本も電子書籍で読んでいるのですが、出てくる話すべて科学的裏付けのある情報なので、よくビジネス書である「著者の体験談を永遠に話す。」みたいなものは基本ないですね。
ただ読んでいると某メンタリストの方が書いた本と内容というか表現の仕方というか、どことなく似ている気がしてます、、、
さてこの本の大まかな要約ですが、以下の通りになります。
そもそも集中力って何?科学的にどう定義されるの?
脳には2つのモードがある!
やばい集中力を持ちたいならこうしろ!
読んでみて一番印象的だったのは、脳に備わっている2つのモードを「獣」と「調教師」と呼称していた点ですね。
「獣」というのは、いわゆる本能のことで、「調教師」というのはいわゆる理性のことを指しています。ただこの2つの機能は、圧倒的に「獣」の方が強く、「調教師」が「獣」を倒すことはまずありえないとされています。
理由は、この2つの機能が育まれた歴史にあり、「調教師」の歴史は20万年程度であるのに対して、「獣」の歴史は600万年以上です。
タイトルにもさせていただいたのですが、YoutubeやSNSを開いてコンテンツを見るという行為は、その人の自由意思によるものではなくGoogleやTwitter、Facebook(現在のMeta)のような運営会社が、人々の中にある「獣」を刺激するように作られていることが原因。すなわち運営会社によって人の「獣」が操られていることから起こっているのです。
ただし上記の通り、「調教師」は「獣」に勝つことができないため「獣」をうまく自分が望む方向にもっていこうというのが本書のテーマです。
本書は仕事や勉強を事例として挙げていることが多いですが、その他の目標達成のためにも使える汎用性の高い方法が紹介されているので、来たる夏の海水浴シーズンに向けて減量したい!や、ソシャゲをやめて自己研鑽の時間を確保したい!といったある種、自分の中の「獣」をコントロールしたいと考えている人には、おすすめの1冊になるかなと思います。
私も来たる修了考査に合格して公認会計士登録できるように、アクションプランを立てていきたいと思っています。
ではこれで終わります。おやすみなさい。