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【タキバク】今こそタキオン×バクシンオーの魅力を伝えたい

この記事は、自分の推しカップリングである所の「アグネスタキオン×サクラバクシンオー」についての紹介記事になります。長くなりますのでお飲み物とかおやつを用意して読まれる事をおすすめいたします。
 

 
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①タキバクというカップリングの意味と意義

トモダチ以上 コイビト未満

我が道を行き続け、あわや退学という所まで行ったタキオン。自他共に認める模範的優等生のバクシンオー。いにしえのオタクコンテンツより脈々語り継がれる「不良生徒と優等生」という組み合わせ……それがトレセン学園におけるタキバクの存在、そしてウマ娘世界から求められている役割と言っても過言ではありません。正直これだけで半分くらい語りきれた感があります。

タキオンとバクシンオーを絡ませるとどうなるか? 正解は「強めの安心感が生まれる」です。なかなか授業に顔を出さない不良生徒と声のデカい優等生学級委員長……この組み合わせは、必ず“何らかの既視感”を我々に与えてくれます。かつてあのジャンルやこのジャンルでも見たような、いつも学パロ(学園パロディの略)で気軽に触れてきたような、そんなやさしい関係性。ストレスなく摂取することができますね。ハードルは低いです。

方やウマ娘界の八意永琳と呼ばれる何でも屋ポジで迷惑キャラのタキオン、方やアプリ版リリース当初から数多くのユーザーのうまぴょい童貞を奪ってきた模範的優等生のバクシンオー。ある意味組む事が必然であるとも言えますね。貴方はここに運命的な何かを感じる事はできますか?
 

 
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②ウマ娘の世界におけるタキバク要素

②-1:アプリ版タキオンの育成シナリオの第1話

「バクシンオー君」や「委員長君」と、呼び方を使い分けるのも高得点

タキオンがトレーナー(後のモルモット君)との出会いを果たすシーン。教室爆破事件の犯人として追われているものの無限にヘラヘラし続けているタキオンと、「絶対にアイツ捕まえてこいよ」と先生に繰り返し言われている良い子で学級委員長のバクシンオー。可愛くて有名な「委員長ストォーップ!」と、それにマジビビリするタキオンが見られるのもこの場面です。

タキオンとバクシンオーの普段のやり取りや二人の関係性が見て取れる他、後の「タキバクはクラスメイトなのかどうか」という重要な議題(通称:タキバク最終定理)に繋がる重要な伏線要素でもあります。ここがタキバクという関係性のスターティングゲートであり、もしかしたらここがタキバクという関係性のゴール板なのかもしれません。

ちなみに、アプリ版ウマ娘サービス開始から3年が経過しましたが、未だにタキオンとバクシンオーがクラスメイトである証拠が出てきてません。その代わり明確に「タキオンのクラスメイトと呼ばれるウマ娘が増えました。今日ももどかしい想いを抱えて生きています。
 

②-2:アプリ版バクシンオー育成のファン感謝祭イベント

ちなみに許可があっても不純なカンケイはNGです、学級委員長なので!

どの世界の学級委員長よりも素晴らしい学級委員長になるべく奮闘するバクシンオーですが、ファン感謝祭では半ば当然のように「誰の許可も取らずにヤバいクスリを作った」という問題児のタキオンの姿を追っています。

ここのバクシンオーには、あまり迷いがなさそうに見えるのも重要ポイントだと思っています。良い子になるために悪い子を怒る、そうなった時に学級委員長の頭の中に自然と素行不良生徒タキオンの姿が浮かんだというならば、この組み合わせはもはや我々の手に落ちたようなものです(?)。マジ顔になった時に露骨にイケメンになるバクシンオーを見て「お前いつもタキオンのケツ追っかけてるな」と思った人は間違いなくタキバクの素質があります。えっタキバクの素質って何!? こわい……!
 

②-3:アプリ版バクシンオー育成の能力全アップイベント

モブのクラスメイトウマ娘になって「またやってるよあの二人」って言いたい

全ステータスアップに加えてやる気もアップするレアイベント(正式名称不明)。どこかの教室でタキオンとバクシンオーがお話するシーンが突然始まります。実はあまり弾数がない「縦画面にタキバク両方が収まるシーン」となっているので育成で引いた時の嬉しさもひとしおです。

バクシンオーを言葉巧みに誘導し催眠をかけるタキオンからは並々ならぬ評価というか信頼というか……もっと言うと「コイツの事ならある程度分かるから上手いこと活用してやろう」という感情が見え隠れしています。それにしても白昼堂々の時間帯に学園という聖なる学び舎で、みんなが大好き模範的優等生にエロ催眠をかけて脳イキさせるというのはとても卑猥なイベントですね。私は好きです。脳がバクシンしてしまう!

このイベントの存在は、タキバクの関係性を示す資料を作るとしたなら一番上に来るべきなのではないかと考えています。タキオンは常日頃から不特定多数の被検体を募集しているとはいえ、催眠を利用して走行技術の向上を発生させる対象としてバクシンオーを選んだ事には何か意味があると思いたいところです。タキオンの交友関係は学園でも有数っていうレベルで広いのですが、その中で学級委員長がどのあたりにいるのかを我々の目に見える形で示して欲しいですね。

このイベントは有名な「空をバクシンしています」という台詞が誕生した瞬間でもあります。この台詞の存在があり、後にtransformingという楽曲が誕生し、ライブシーンの中で空をバクシンするタキオンが現れたという公式の一連の流れもあります。タキオン、昔から空をバクシンする事を考えていたのでは? とオタクが訝しむのも無理はないですね。

前述の「タキバク最終定理」を紐解く重要なイベントだとも言われています。もう“教室”の関わるイベントが2個も出たのでクラスメイトでいいんじゃないでしょうか。いいと言ってくれる日を心待ちにしています。いいって言ってくれ! でもSSRスペちゃんのイベントに出てくるテイオーとかもいるしなあ……。ウララちゃんは“誰から見ても別クラスの子”だしなあ……。(学年仮定に比べて同クラス仮定は非常に難易度が高く、全てのイベントを網羅してるウマ娘マスターでも言い切るのは難しい場面が多数存在します。誤った思い込みで周りにウソを振りまかないようにしましょう。戒め!)
 

②-4:漫画うまよんにおける描写

実験のためならいくらセクハラしても許されると思ってそう

長い事「読めないから復活してくれ」と言われ続けていた漫画うまよんですが、アニメうまよんのBlu-ray BOXを購入すると付属の冊子で読む事ができるようになりました。皆さんはちゃんと購入しましたか? 私は間違って2個買ったので片方は友人氏に押し付けました。これが“布教”と言われている、いにしえのオタク文化の一つです。

普段は「廊下を走ってはいけません」と言う側に回りそうなバクシンオーですが、タキオンを追う時だけこの全力疾走っぷりです。タキバクの界隈ではこの構図を見てよく「トムとジェリー」と表現したりしています。パブリックドメイン化しても尚語り続けられる猫とネズミのように、タキバクという関係と感情も永遠に近い形になってほしいものですね。

やはりここでも「不良生徒×優等生」という設定を当然のように使われていて、追う側と追われる側に分かれている事がわかりますね。「今日こそ」というからにはタキオンは今までバクシンオーから逃げ切っている事が伺えるのも面白いポイントです。お前らもう一生追いかけっこしてていいんじゃないかな。仲良くケンカしな!
 

②-5:アニメうまよんにおける描写

左上のタキオンが指を出すためにわざわざ腕まくりしてるのがポイント

第8話「ウマソルジャーV」にタキオンとバクシンオーが登場。この時点で「同じアニメの同じ話に出た!」というカプ厨の最大の矛がセットされるのは心強いです。いざとなったらこの矛をブンブンと振り回して戦国時代を生き延びましょう。強い技を振り続けるのは対戦ゲームの基本です!

セイウンスカイやサイレンススズカなど、どちらかというとタキオン側に関連度合いが濃いキャラが多く出る回です。単純かつ重要なポイントは「タキバクが善悪に分かれている」という点です。タキオンはメインヴィランのDr.マッドタキオンとして、バクシンオーはヒーローサイドの一人であるピンクバクシンオーとして登場します。カップリングという視点から見るとこの対立構造は非常にお役立ちといった感じで、向き合うだけで絵になるしカタチになるというのは非常に大きな意味を持ちます。それぞれの心境を掘り下げてもいいし、簡単に「身分違いの恋」みたいな分かりやすい捉え方をしてもグッドです。

「同じアニメの同じ話に出た」とは先程言いましたが、もっと掘り下げて「同じアニメの同じ話の同じシーンに出た」となると実はワンシーンしかありません(今回の場合は“お互いの顔が正面から確認できる”という事でカウントしています)。ビコーペガサスの股間に極太ニンジンがセットされて、そこにかんたん顔のタキオンが必殺技解説を加えるシーン。一つしかないとはいえ同じ空間の空気を吸ったのだからこれはもう関係性の構築と言っても過言ではないと思います。同じ空間の同じ空気を吸うのはセックスみたいなもんじゃろ。

タキオンこそいつもの勝負服のままマッドサイエンティストとして扱わているものの、バクシンオーの方は「いつもより露出の少ないぴたぴたピンクスーツ」という、いかにもなコスプレ感あふれる衣装に身を包んでいるのも高得点。ウマ娘世界のニチアサキッズ達の性癖を全力でこじらせにいきましょう。コスプレうまぴょいは一般性癖です、みんな知ってるね。
 

 
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③元ネタになった競走馬におけるタキバク要素

後ろにジェイドロバリーって書いてある、名のある馬たちが眠る所

原案となった偉大なるサラブレッドのイメージを損なわない事は我々に求められている重要なルールですが、逆にそこに関係性があったら何かを感じざるを得ないというのが我々オタクの……もっと言うと「カプ厨」と呼ばれる人種のサガだったりします。

競走馬アグネスタキオンと競走馬サクラバクシンオーの関係性についてですが、前提として二人は「同じような時期に別の戦場で活躍した馬」です。正直なところ生前に対決したレースはおろか血統的な繋がりもありません。顔を合わせた事はあるんだろうかと思いを馳せる、そんなレベルです。

生前、と書いた通りですが、二人は既に亡くなっています。競走馬アグネスタキオン2009年没、競走馬サクラバクシンオー2011年没。

さてここからが本題です。本題ですが結論から言います。「競走馬アグネスタキオンと競走馬サクラバクシンオーのお墓が隣同士」。これが唯一にして最大の「元ネタにおけるタキバク要素」です。

かつて、競馬ファンの一人が「アグネスタキオンのお墓参りをしたいため社台スタリオンステーションを訪れる」というブログ記事を公開しました。今から10年以上前、2011年の出来事です。その中には写真付きで競走馬アグネスタキオンのお墓が載せられ、産駒の無事をお祈りした事が書かれていました。

その後、横にある「墓碑がまだ建てられていないお墓」の様子を掲載されています。このお墓こそが競走馬サクラバクシンオーのお墓でした。競走馬サクラバクシンオーは競走馬アグネスタキオンよりもちょっと後に亡くなったため、これから墓碑を建てるとのことだそうでした(2011年の話)。

以上の話が全てでそれ以上でも以下でもないのですが、ここまで読んでくれてる方々はもう後頭部を丸太でぶん殴られたような感覚に陥るのではないでしょうか。実際に私はなりました。今は感染症の流行だったりウマ娘自体のブームによるユーザーの軽率な行動が問われたりする時期なのでおいそれとお墓参りに行けるものではないですが、いつかは私は感謝を伝えにいけたらいいと思っています。素敵なものに出会えた時、我々が取る行動は感謝そのものでしかない。

「お墓が隣同士」という事実から派生し、二次創作のタキバク作品では「実家が隣同士で幼馴染」とか「卒業後に住むアパートの部屋が隣同士」などの要素の土台として使われる事が多いです。幼馴染だったら家族的な繋がりとか面識とかもあんのかな!?(突如興奮する患者)

他、細かい部分ですが競走馬アグネスタキオンと競走馬サクラバクシンオーの両名は「フライトという名前に思う所がある」という共通項を持っています。競走馬アグネスフライトという全兄を持ち、デビュー時には兄の素質と比べられてきた幼少期の競走馬アグネスタキオンと、競走馬サクラバクシンオーを下し「マイルの壁」として立ちはだかった競走馬ノースフライトの存在……。ただ単純に四文字のカタカナ語が被っているだけで、言ってしまえばこじつけではあるのですが、こういう時に「運命的な何かを感じる」と呟きたいですね。

アプリ版ウマ娘が3周年を迎え、上記のノースフライトは実際にこの世界に降臨することになりました。今後の育成実装でバクシンオーとの濃厚な関係性が表現される事になるでしょう。それはそれで楽しみですが、それはそれで「タキオンに協力なライバルが現れた!」と思うのも当然です。頑張れタキオン、今こそ独占力スキルの使い所!

最近は『史実でウマ娘』シリーズを制作されている坂崎ふれでぃ氏の情報収集→作品発表により、私のようなタキバクのオタクに新たな情報が提供されることがあります。「競走馬アグネスタキオンは身体を動かす事が好きで、競走馬サクラバクシンオーと並走して遊んでいたりする」……脳内に爽快な風が吹き込み、自然と口や目から何かが溢れてきました。やはり我々の望んだ世界は、かつて“そこ”に存在していたのです。アーメン、ハレルヤ、ピーナツバター。神は留守だよ、休暇取って馬を見に行ってる。
 

 
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④タキバクを繋ぐ友人関係

④-1:ニシノフラワー

「バクシンオー料理するところに西野くん有り」と日本国憲法にも書いてある

ちっちゃくてかわいいあのこ。通称西野くん。タキバクという友人関係を語る上で絶対に外せないのが彼女の存在です。飛び級でトレセン学園に進んだロリという唯一無二の設定と、極上のお世話焼き属性から絡ませられるキャラクターの範囲が非常に広いのが特徴です。

タキオンとの関係は、競走馬アグネスタキオンと競走馬ニシノフラワーの間に仔がいます。また競走馬ニシノフラワーの仔との間に競走馬アグネスタキオンが仔を作ったりなど、中々精力的な(←ここダブルミーニング)関係を持っていると言えるでしょう。

ウマ娘においては「栄養さえとれればいいからミキサーで流動食作って食べてるよ」みたいなタキオンにお弁当を作って持ってくる可愛らしい西野くんの姿が印象的ですね。あの「愛嬌○」が貰える例のイベントです。アプリ版リリース当初は相当お世話になった人が多いのではないでしょうか。私は今でも定期的にお世話になってますけどね! あとは「タキオンに山奥まで連れてこられた西野くんをウンスが間一髪で救う」みたいなオタクの妄想の結晶みたいなイベントもあります(SRのパワーのニシノフラワー)。オタクの妄想の結晶なのにゲーム内でやる気も一段回あがります。更にこの時のタキオンの言動が完全にセクハラクソオヤジの姿そのものなのでネタとしても好きです。性欲が強そうなのはいいことだ。

バクシンオーに対しては、主戦場も同じ短距離ということもあり「最も親しい友人」という枠の一人です。全盛期の競走馬サクラバクシンオーが短距離レースを蹂躙しまくっていた現役時代、唯一土を付けられた相手として度々名前が出てくるのが競走馬ニシノフラワーです。ウマ娘ではもちろん同じレースを走るシーンが存在し、レース前やら勝負服イベントやらで何度も出てくる事になります。バクシンオーの元気いっぱいの言動にちょっと振り回されつつも可愛らしい表情を返してくれる西野くんのはとても愛らしく微笑ましく、我々の心に染み込みます。ちなみに西野くんのルームメイトはミホノブルボンちゃんで、彼女も含めて三人とも仲が良く、正直に言うと二次創作界隈ではそっちの方面の方が人気が強いです。がんばれタキオン。
 

④-2:タイキシャトル

乳と尻がデカくて更にタッパがデカくて、その上中身が大型犬

97年世代のみんな大好きハウディーカウガール。デカくて距離が近い可愛い俺達の大型犬。学年考察が進んだ今では「タキオンとバクシンオーと同学年である事がほぼ確定している」という所まで来ており、こちらの情報のさらなる発展も見逃せません。

タキオンを育成していると時々困った顔で現れるのが彼女。山のようなハンバーガーを押し付けてきて、体力を30pt回復させると同時に「太り気味」のステータスを付与してくる……というのがいつもの役回りです。このイベント、何度も見る事になるんですが、その度に「文句言わずにマクドナルドまで着いてってあげるタキ……BIG LOVE……♡」って思っています。トレセン学園におけるある種の舞台装置としての側面を持つタキオンですが、それでも親しみを込めて接してくれるタイキはとても可愛らしいです。好きだ。

一方、競走馬タイキシャトルは今なお「マイルの支配者」としての競争能力評価が高く、日本の競走馬の中で各種距離の中で最強を決めるなら誰か? という……つまりは「最強談義」の時にマイル走の場合は絶対に名前が挙がる存在です。渋い顔でタバコをふかすおっさん達も「マイルだったらシャトルだろ」とか言ったりするわけです。

そんな所が、競走馬サクラバクシンオーと似ています。競走馬サクラバクシンオーも日本の競走馬の歴史の中に燦然と輝く存在感を持っており、短距離の話だったら最強談義に名が挙がる存在です。事実として「もう短距離レースでやれる事は全てやったので最後にレコード記録出して引退します」をしでかした頭のおかしさが競走馬サクラバクシンオーの語り草の代表例であり、彼がそんなことをしたおかげで今日の短距離重賞レースの拡充に繋がっているという事実が存在しているわけです。後に香港スプリントを2連覇で圧勝する競走馬ロードカナロア(競走馬カレンチャンのお婿さん♡)と合わせて、短距離最強論争は「Tier GODが2人存在しているから逆に荒れない」ともっぱらのウワサです。

いい大人達が顔を合わせて「この距離を走らせたら誰が一番強いと思う?」という話、ロマンも事実も全てごちゃまぜにして“最強”を決めるべき持論を戦わせる時……短めのレースを走らせる時に、日本の競走馬だったらこいつらだろ! という時に名前の出そうな二人は似ていると言えるでしょう。アプリ版ウマ娘の世界なら直接対決の機会まであったりして、そこらへんは夢がありつつも可愛らしいifの世界というわけです。

ちなみに前述のニシノフラワーとの因子継承における相性数値の最大ポイント(内部情報)を持っているのはタイキシャトルです。みんな西野くん好きなんですねえ。西野くんを取り囲む円卓の騎士達は殴り合いで決着付けろ!
 

④-3:セイウンスカイ

この記事では語らないけど、アプリ版ウマ娘で一番好きなシーンはココ

黄金世代の五人娘の中で唯一アプリ版サービス開始と同時に実装されなかった事で有名な子。通称ウンス。最近は男装の新衣装を携えて新イベントに登場し、新たなファン層を開拓しているとかいないとか。固有能力も強く、継承元として今なお根強い人気が存在しています。

ウンスにとって一番必要な設定、それは「西野くんの彼女」というのが公式設定であるという点です。ウンスと西野くんが絡むのが公式カップリング要素であるという異常事態が事前情報。何度も何度も公式側がお出ししているし、何なら馬主さんとその家族や関係者も当然のように推しているし、「ウンスが他のオンナにちょっかいかけたと思ったけどよくよく紐解いていくと全部西野くんのためだった」みたいな展開まで無数に作られています。いやヤリすぎだろ……。圧倒的公式供給の前では我々は「た、ただ公式が勝手に言ってるだけだし!」と負け犬らしい遠吠えをするしかありません。犬でしかないのです。月に向かって吠えましょう。

SRパワーのニシノフラワーのイベントでは、ウンスとタキオンは西野くんを取り合う仲として対立気味に描かれています。先述の通り人気のない山奥に西野くんを呼び出して危ないコトを迫るタキオンに、危機一髪の所で生徒会に通報するという強引テクニックで西野くんを救い出すウンスが描かれています。その後は西野くんがウンスに花冠を送ったりして無限にイチャイチャ……という感じです。この場合は本当にタキオンはエネミーとしての存在を全うします。ちょっぴり健気かもしれません。本人たちが嫌い合ってるワケではないものの、割とバッチリと「恋のライバル」みたいな描き方をされているのは我々カプ厨にとってはお得なポイントです。話が広がると、我々の語れる内容も増えるというものです。

あと、こういう話に向き不向きはありますが、競走馬ニシノフラワーと競走馬セイウンスカイの仔にニシノミライという馬がいるのですが、ニシノミライと競走馬アグネスタキオンの間にニシノヒナギクという馬が産まれています。これをどう捉えるかはあなた次第です。私は正直メチャクチャ好きでした。年甲斐もなく興奮し、ヒナギクちゃん産駒の馬券は全員買ってます。最近ではヒナギクちゃん産駒のニシノデイジーが障害レースに転向し、圧倒的な力を持った前王者を引退レースでねじ伏せるという大活躍を演じてみせました。血統表を見るたびに「アグネスタキオン」「ニシノミライ」「ニシノヒナギク」という文字列にドギマギしています。

ここまで言っておいて何ですけどバクシンオーとウンスの間には今の所あまり良さそうな関係性がない、というのは謝るべきポイントです。すいませんでした。強力なウンスの固有スキルをバクシンオーに入れて逃げ戦法を取らせたりはしますけどね。その代わりに伝えたい事実が一つだけあるので聞いてください。関係性はないけど共通点はあります。バクシンオーとウンスはお互いに美浦寮所属という事実が判明しているのですが、ルームメイトとなる相方が未だに判明していません。この二人はルームメイト不明組という共通点があります。

イベント登場時のバクシンオーは「寝る前に大声でバクシン体操をしてその後寝付くまで」をシナリオ中で描写されているにも関わらず、その場にいるはずのルームメイトの描写を露骨に避けられた過去があります。ウンスに関しては極力ルームメイトに関する描写が抑えられており、寮絡みで出る時はエルやグラスなどの他の黄金世代にくっついてくる感じで出番を確保しています。

バクシンオーとウンスも西野くんという架け橋が存在する以上、何かを疑う余地が存在している事は確かです。後発のキャラクターが続々とルームメイト判明している昨今ですが、ここから先は公式からの発表を待ちましょう。……私はもう一年半以上も待っているので若干疲れてきてはいます。そろそろ心に平穏が訪れて、安眠できる日が来るといいのですが。

(追記)2022年10月20日発売のスポーツ誌「Number」の誌上において、セイウンスカイのルームメイトがサクラローレルだと判明しました(タイミングとしてはけっこう唐突でした)。鞍上繋がりでこの可能性はあると思っていたので概ね予想通りだったかなといった感じです。これからウンスとロレ子の関係性が深まっていくと私達みたいなオタクにとってはありがたいですね! それはそれとして学級委員長のルームメイトはいつ判明するんでしょう。まだまだ待ち続けましょう、欲しがりません勝つまでは……!
 

④-4:カルストンライトオ

冷静に考えると、最強スプリンターと幻の三冠馬が同級生ってすごいな

この記事は基本的に「アプリ版サービス開始時」を起点として書いています。理由はそれ以降のタキバク供給がないから……。そう思っていた所に突然降ってきた公式特濃タキバク供給、私の周りでは過去最大級のざわめきが起こりました。

サービス3年目の新キャラ・カルストンライトオの育成シナリオにタキが出る! バクちゃんも出る! しかも二人共「レース引退後の立場からライトオを指導する立場」として参戦! というビッグニュース、あまりにも衝撃的でした。この騒ぎを受けてあるカプ厨は言いました。「これは実際的には結婚後タキバク子育てifなのでは?」と。結婚後子育てif、そんないかにも二次創作の華みたいな展開があるのか? その後、それがあながち間違いでも無さそうなシナリオの作り方に再度驚かされることになりました。

作中の描写から、カルストンライトオとタキバクが同級生なのは殆ど確定と言っていいと思います。同級生ながらもレースの一線を退いた二人がカルストンライトオの育成に積極的に介入! そしてそれぞれのアプローチでカルストンライトオに稽古を付けてくれます。各々が輝かしい成績を持ったレジェンド級のウマ娘ですから、これだけでも何やら運命的なものを感じますね。クラシック夏合宿では二人の介入の仕方が“甲斐甲斐しい親の世話焼き”にすら見えてくるほどです。でも……あれ……二人とも同じ相手に構ってるはずなのに……不自然にタキバクが顔を合わせるシーンがないな……?

その懸念はスプリンターズステークス後に払拭される事になります。見てください、このレース後の「授業参観に来たパパとママ」感を! なんか上の方で言った気がしますが、タキとバクちゃんが縦画面で同じシーンに映り込むのは非常に珍しいです。その上、二人揃って子供の頑張りを見て微笑ましいコメントをして顔を合わせ……。カルストンライトオの育成なんてそっちのけで突然のイチャコラですよ。そしてこの目と目を合わせる瞬間に感動の涙さえ流れてしまいます。俺達の欲しかったものはこれだったのかもしれないなあ。長らく見つからなかったパズルのピースがカチッとハマった時のような感じがしました。現代――2024年のこの時空にタキバクは存在してるし、結婚後タキバク子育てifまで存在してる。タキバクという関係性におけるビッグバン、これが第二のスタートになるかもしれない衝撃を受けました。

こういった、「直接的にタキバク」なシーンが描かれるのは実に1000日以上ぶりの出来事になります。そりゃそうだよね、アプリ版のサービス開始以来だから……。公式側がこのカップリングの事を忘れていなかっただけでも十分すぎるほどの収穫、十分すぎるほどの価値があります。ここまで生きてきたタキバクのオタク達は、カルストンライトオの育成シナリオで息継ぎをしてこれから先へとグングンと進んでいける事でしょう。もっと前へ、もっと光の方へ。それにしても、カルストンライトオ関係のシナリオに大西直宏要素が全然ないのは逆に何でなんですかね?(※ダービージョッキー大西直宏のファン)

タキバクの間に積極的に挟まってくる上に、何なら自分がベイビーだと理解してミルクまでせがんでくる。そんなカルストンライトオの強かさに驚かされました。もう名誉タキバクベイビーでいいよ。
 

 
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⑤タキバクを取り巻くカップリング情勢

もう一人……いるだろ……愛を伝える相手がさあ……いるだろ……!

タキオンは、ウマ娘のキャラクターとしては圧倒的にイレギュラーの存在です。アプリ版サービス開始から凄い勢いでオタクの心を掴みまくり、被検体のモルモット君を増やし続け、天竺鼠の軍団を結成したのは皆の知る所です。特に金払いがいい(と世間的に言われている)女性オタクへの受けが良く、タキオン×トレーナーを「タキモル」と呼んでウマ娘界隈の中でもパイの大きい夢カップリング要素となりました。当初は百合営業を中心に据える予定だったウマ娘運営もびっくり。完全に予想していない所からの人気の膨らみであったことでしょう。

その勢いや凄まじく、公式も物凄いタキオンの人気を見て流石にテコ入れをする事を決めました。アプリ版メインシナリオ第一章ではチーム<シリウス>のお話に突然野生のタキオンが絡んできて歌ったり、グランドライブでは好き放題喋るタキオンが「逃げシスの幻の六人目」として大立ち回りの大活躍をしまくって、世間的なニーズに合った露出を目指している感じがあります。シナリオ関係で扱われる時は、元ネタの競走馬が足の故障という悲劇に見舞われている事を接点とした同学年のサイレンススズカとの組み合わせが多いです。つまりはtransformingの組み合わせですね。タキスズ・スズタキはどっちを左に置くかは結構割れる所です。俺は……まあスズタキでもいいんじゃないかと思うんですよ。ほらスズカさん超天然だし。ちなみにスズカさんはタキオンとほとんど同じ学年であるという事が確定しています。というより97世代組はタキオンと同じ学年の気がする。ここいらへんも今後の情報に期待したいですね。

他、学園側からタキオンの監視役として個室を充てがわれる(!)という存在としてマンハッタンカフェが登場します。誰だよトレセンのヤリ部屋とか言った奴!  また元ネタの競走馬の関係性からエアシャカールやダイワスカーレットがいたり、異様に年下の面倒見がいい事からスイープトウショウの遊び相手としてよく出てきたりします。

面白いのはトレセン学園生徒会長・シンボリルドルフとの関係です。タキルド・ルドタキという組み合わせを皆さんはご存知でしょうか? タキオンの個別シナリオで「ロクに授業に出ないんなら退学になるぞオメー!」みたいな展開がタキオンを襲うのですが、その時に「もうちょっと真面目にやろうよ……君はいい子のはずだよ……一緒にがんばろ?」みたいにわざわざ励ましに来てくれるのが生徒会長(しかもルドルフはルドルフで“全てのウマ娘が平等に暮らせるパラダイスみてえな国を作りてえ”みたいな発想をするヤバめな意識の高さを持ってる)というのがもう特別待遇すぎてビックリします。補足情報で、ゼンノロブロイの育成シナリオで「タキオンの家はトレセン学園の財政状況に簡単に介入できる」というとんでもないお嬢様、しかもただのお嬢様じゃねえぞ! ド級のお嬢様、ド嬢様だ! という要素がハッキリと見て取れます。いい家柄同士なのでこのカップリングに惹かれる人は多そうですね。

バクシンオーに関しては、初期では公式が一番強く推している相手としてミホノブルボンが存在します。ハッキリ言ってかなりクソデカな矢印がお互いの方向をしっかりと向いており、ありとあらゆる所で互いに匂わせをしたり、タキバクの比じゃないくらいのイベント登場回数があったりします。またここにライスシャワーを加えてRRIという謎のユニットを結成(?)した事もあり、ここらへんがバクシンオー関連の中心なんだろうという売り出し方が見て取れるようです。

前述の西野くんとの関係性は語る事はもう多くはありません。イベントストーリー等でも当然のように一緒にいるので安心感があると言ってしまえるでしょう。よくよく考えると「全盛期の競走馬サクラバクシンオーの得意距離で唯一勝利した牝馬」というのは、やはり言葉で言い表せられないくらい凄いのです。何故か西野くんとバクシンオーが一緒になる時は料理や食材を介する場面が多く、これが「家庭科の先生に『単位はあげるからもう何もしないで』と言われたバクシンオーの個性と非常にマッチ。餌付けルートもアリっちゃあアリですね。

珍しい所でいうと、頭がゆるふわのギャル娘・トーセンジョーダンとの関係性です。お互いの育成にちょくちょく顔が出てきており、悩むジョーダンをバクシンオーが引っ張ったり等と見所がハッキリと存在しているので、まるで原石のような組み合わせです。ジョーダンはギャルウマ娘達や同期組(ゴルシちゃんとか)と一緒に過ごす事が多いのですが、時々バクシンオーの行動力に何かを感じているシーンが存在しており、静かにゆっくりとお互いの良さを引き出しているなあと感じられます。

また新時代のウマ娘を担う存在の一人キタサンブラックとの関係性がクローズアップされているのは注目点です。元ネタになった競走馬では祖父と孫という関係にありながらも距離適性が全然違うというのが面白いポイント。「何でバクシンオーの孫が長距離で勝ってんだよ!?」とはよく聞きますが、血統全体で見ると実は競走馬のサクラバクシンオーが異質な存在だったりします。公式放送で初披露された記念アニメやアプリの一枚絵など、キタちゃんの前では先輩キャラとして活躍したがってるバクシンオーを見る事ができるのは私の心の大きな喜びに繋がります。やはり運命的なものは大事ですね。アニメ3期の話はもうやめてください。主人公のキタちゃんの史実血縁者という最大のお膳立てをされたのに「屋内も屋外も大声で独り言を漏らしながらNARUTO走りで駆け回り、出会い頭におっぱい顔面ダイブを狙う自称学級委員長」は私の知っているサクラバクシンオーではありません。南無。
 

 
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⑥おまけ:タキバクスタイル比較

二人のスリーサイズ比較を見てください。あと身長。かなり似通った数値ということが分かりますね。覚え方は「尻が2cm大きいのが学級委員長」です。まあこのくらいだとお互いの勝負服着せあったりできるのでお得ですね。誰か描いてください。個人的にはパジャマ交換もかなりアリです。

タキオンの勝負服はゆるゆる、バクシンオーの勝負服はぴたぴた。つまりはそういう事です。時々忘れられがちなんですけど、バクシンオーはライブでも何でもポーズ取るたびに結構揺れるので、ゆるゆるな服を着ているタキオンも実際はそのくらい揺れる事があるという事実がわかります。皆さんそういうのお好きですか? 私は好きです。自分の欲求には素直になるのが健康の秘訣です。

更に誕生日にも注目してください。あまりにも近すぎて単純にドキドキしてきませんか? 4月13日が終わって4月14日が始まる瞬間、新たな想いがずきゅんどきゅんと誕生すると言われています。このうち4月13日の21時から14日の3時までは「タキバクの6時間」と言われており、一年間で最もタキバクの話が盛り上がる時間帯だと言われています。普段はあどけない顔して世間話をしているあの子もタキバクの話をしています。桜餅に紅茶をあわせて食べるならこのタイミングで決まり! 生まれてきてくれてありがとう。
 

 
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⑦おまけ:新衣装はいつ来るの?

新衣装で感心したのといえばこれ リボン(帯)の色

今回の水着衣装こそはビキニバクシンオーとウェットスーツタキオンだと思ったんですけど、残念ながら違いましたね。……タキオンとバクシンオーの衣装違いはいつ来るんでしょうか?

この記事を書いている時、ちょうどウマ娘の次のイベント「鉄翼蒸気奇譚」が発表されて、TLが「ウマネスト2始まった」みたいな話題で盛り上がっています。BNWのうちタイシンとチケ太郎ちゃんが新衣装獲得で一抜け二抜けといった感じです。

ここで少し考えてみましょう。現時点で残りの「新衣装未実装☆1キャラ」をカウントするとこうなります。

  • メジロライアン

  • アグネスタキオン

  • サクラバクシンオー

……ライアンはnamcoコラボですっごいエッッッな服を披露したじゃないですか! 散々「私服のセンスが全てを引っ張ってる」って言われた分だけnamcoコラボパワーで過激そのものの服着て頑張ったじゃないですか! ちなみに5000円使ったけどライアンのアクリルスタンドが獲れなかったので友人に獲ってもらいました。プライズゲームは闇。namcoの商売は嫌い。

という事はですよ、そろそろ☆1ウマ娘の新衣装を埋めていかないといけませんね。私が何が言いたいかわかりますか? タキバク同時新衣装実装だ! 俺達は庭駆け回り、タキオンとバクシンオーはレジャーホテルで新衣装のお披露目会をするワケです。俺達はサイゲを信じている! 誇り高きサイゲの民だ! というわけで次回はホントよろしくお願いします! 同時新衣装実装してくれたら泣きながら土下座します。魂が泣きたがっているんだ。

(追記)アプリ版ウマ娘の二周年おめでとうございます! ライアンがバレンタインイベントで一抜けをし、残りは本当にタキバクだけになってしまいました。タキバク同時新衣装実装まで私と一緒に待ちましょう。大丈夫、きっと救われる瞬間があるよ。新たな☆1キャラのツインターボちゃんの方が先に新衣装貰えそうですね。バニーコスでもメイド服でも何でも来い!

(更に追記)ドッジボールイベントでマチタンと一緒にへそ出しバクシンオーが、初期メンで最後となる夏イベントでドスケベ水着を着たローライズタキオンがそれぞれ実装されました。同時実装ではないにしろ、ようやくタキバク両方に新衣装が実装されたのは喜ばしい事です。昔は「アプリ版実装開始からタキバク新衣装まで〇〇日かかりました」みたいなbotを作ってたんですが、今はもう停止をしてしまいました。今後、三着目は来るのでしょうか? 我々は次なる楽しみも貪欲に求めていこうと思います。
 

 
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⑧おまけ:神の奇跡

競走馬アグネスタキオンや競走馬サクラバクシンオーのように、優秀な成績を残してた後に種牡馬入りした馬達は産駒が活躍する事でその血統の存在を再確認する事ができます。ウマ娘で名前を聞く存在ではタキオンの仔にあたる超名牝ダイワスカーレット、バクシンオーの孫にあたる皆の愛馬キタサンブラックなどが有名な(好走した)例です。

さてそれでは突然ですが、私の推し馬を見ていただきましょう。金沢競馬でダートを走っている「ゴッドミラクル」という名前の馬です。

父父:アグネスタキオン 母父:サクラバクシンオー

ウマ娘というジャンルに手を出したとしても自分が競馬にまで食指を伸ばすかどうか、もっと言うなら楽天競馬を通して馬券を買うようになるかとは考えていませんでした。それが今では地方競馬のライブ配信に向かって毎日のように「お金返してっ!」と叫ぶくらいの人間にはなっています(※対人ギャンブルは元々好きだったので収まるべき所に収まった感はありますが)。なんか一ヶ月ほど楽天競馬で遊んだだけで一万円分の楽天ポイントのバックが入ってびっくりしました。ということは、それ以上のお金を使って地方競馬を……って思うと目の前が黒くなったり白くなったりしました。

タキオンとバクシンオーの血が入った馬はいくつも居ますが、正直に言うと現在第一級の活躍をしている馬はいません。ブラッドスポーツと言われる競馬ですが「いい血を入れまくったら最強の馬できんじゃん!」という簡単な話で終わらないというのもまた事実です。過去に存在したタキオンとバクシンオーの血を両方受け継いだ馬たちもその馬生は様々で、あるものはデビュー後すぐに競走馬登録を抹消、あるものは完全に情報がなくなり行方不明となり、私は涙で枕を濡らす事も多々ありました。

ですがこのゴッドミラクルという馬……今七歳なんだけどさ……走るの速くて……強くて……でも最近のレースが2番人気とか2着ばっかりなんだけど……好きで……あっダメ語彙力が低下してきた……まって、ダメ、しんどい……もう無理……耐えられないよお! しゅき……♡(スンッ) 心のアグネスデジタルが抑えられません。どうしてくれましょうか。どうするんだよ! おい!

スターホースコラボで、アプリ版ウマ娘内に杉本清アナウンサーが「私の夢が走ります」と喋るスタンプが実装された時は、あまりピンときていませんでした。でも今の私ならわかります、馬が走るという事は誰かの夢が走るという事なんですね……!

「実験開始だねえ!」「学級委員長の私がついていますよ!」

ゴッドミラクル、私の夢が走ります。

(追記)金沢から佐賀へ移籍したゴッドミラクル号ですが、初戦で単独故障を起こし競走中止になり後日退厩が発表されました。いわば事実上の“引退表明”というようなものです。これまでの活躍にただただ感謝すると共に、いちファンであった私からは「今までありがとう」「お疲れ様」「ずっと好きだよ」の三つの言葉を述べさせて頂きます。好きだったとは言わない、今でも好きだ。ありがとうゴッドミラクル、君は私の大切な存在だ!
 

 
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⑨蛇足

SNSのフォロワーさんから『カガクチョップ』という漫画を教えてもらいました。アニメ化もされた『キルミーベイベー』で有名なカズホ氏の新作という立ち位置の作品のようです。

「読めば分かる」……そう言われてWebで試し読みをしてみたところ、まばゆい光が溢れ出て、私に全てを理解させてくれました。これ……もう限りなくタキバクじゃん……。思わず天を仰ぎました。何だこれ、別の世界線のタキバクかな? 即座に単行本全巻を購入し、1巻のみ布教用にもう一つ用意しました。誰かメッセージくれたら凄い勢いで貸し付けます。

かなりタキバク力(たきばくぢから)が強いこの漫画、もう是非オススメです。モルモットくんも可愛いです。最後の方は新キャラが出てきてグダグダになって終わるので何とも言えないですが、最初の数巻は本当にオススメ! 「ウマ娘と競走馬以外の所からタキバク要素を得る」という珍しい体験ができるので読んでみて損はないです。貼っておいたリンクから是非。

 
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⑩終わりに

タキバクなのかバクタキなのか迷う瞬間は必ず訪れる

私はずっと「トレセン学園を卒業して大学生になったタキバクが互いの実家の徒歩圏内あたりにある安アパートの2階の角部屋をあえて借りてダラダラと同棲生活している」みたいな妄想でSNS上で壁打ちをしていました。来る日も来る日も壁打ちの連続。壁がボロボロになってもお構いナシ。自分で言うのもあれですが、私はいわゆる壁打ちのプロです。

私は壁打ちのプロなので、壁打ちの事を語らせたらちょっとうるさいですよ。そうして語った結果、実際にうるさくなったのがこの記事です。

「何が嫌いかより何が好きかで自分を語れよ!」という何かの名台詞があります。これ誰が言ったんだっけ? それはそれとして、皆さんも壁打ちをやってみませんか。壁打ち楽しいですよ。好きなものを好きでいられる、それは素晴らしい事なんですよ。そして貴方が何を好きなのか、私にも教えて下さい。私はタキバクが好きです。多分ずっと、タキバクが好きです。
 

 
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最終更新 2024/07/27
カルストンライトオの項目を追加し、全体的な誤字脱字を修正しました。

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