ファニーフラッシュ 初勝利
リアルダービースタリオンについて
ファニーフラッシュは、ドワンゴ(ニコニコ生放送)の 「リアルダービースタリオン」(以下 リアダビ)という企画から生まれた馬です。
「ダービースタリオン」の世界観を 現実(リアル)で実現しようという意味です。
ダービースタリオンは 馬を育てるゲームで 「生産者」「馬主」「調教師」全般に関わります。
生産
「生産」という部分では、別に「シュシュブリーズ」という「繁殖牝馬」がいます。今年も、モーリスの息子を元気に産みました。
馬主
馬主は、名義上は企画当時の社長であった「川上量生」さんになっています。ただし、馬主の様々な決定権はリスナー(放送の参加者)に委ねられています。
例えば、馬の名前もリスナーのアンケート(多数決)で決まります。今回の主役「ファニーフラッシュ」という名前も、リスナーが応募した名前の中から アンケートで決定しました。
調教
ファニーフラッシュの「調教師」は 福田厩舎が担当しています。騎手の候補に関しては 放送内で決めています。
ここで騎手の候補と言っているのは、騎手が決まっても相手の都合があり断られる可能性があるので、その場合はアンケートの上位から声を掛けていくためです。
定点放送
普段の馬房での様子(暮らし)も、週何回か放送されます。現在は、短期放牧に出ているのですが、放牧先の牧場がカメラ禁止ですので、ファニーフラッシュの定点放送はしばらく放送は休止です。
ファニーフラッシュという馬
ファニーフラッシュは、リアダビで購入した オーバーザリミッツが、怪我のために走れないために、千葉サラブレッドセール2018で即戦力として落札した馬です。
まなてぃとは、エクワインレーシングで働いておられる「福田獣医師」のことです。ファニーフラッシュが、怪我で「エクワインレーシング」で放牧をしている時に、治療と育成の両面に関わっておられます。
お転婆という意味では、こんな一面もあります。
他の馬の 「えっ」という声が聞こえる様です。
これまでのレース
ファニーフラッシュという馬は、馬と隣り合うのが嫌いで、ゲートが苦手です。よく遅れてスタートしたり、立ち上がったりで 、たびたびゲートでの問題行動を起こすので「ゲートの再試験」を心配しなければなりません。
復帰し明けて4歳になってからのファニーフラッシュの直近の2戦は、才能は感じるけど勝てないという内容が続いていました。
7戦目 2/26 4R C3六 七
先頭を走っている10番がファニーフラッシュです。
必死に先行して、逃げ切ろうとしますが
馬群に沈み、4着でのフィニッシュでした。
8戦目 3/17 6R C3五 六七
ゲート入りを嫌がるファニーフラッシュ。
ゲート入りで体力を消耗したのか、先行したものの7着に沈みました。
そして〜出走レース
ファニーフラッシュは、4歳で、レース前までの賞金が200万円以下でしたので、大井の「C3」クラスのレースに出られます。
今回は、 4/7 6レース「 C3五 六 」距離1200メートルに出ることになりました。
※ nankankeiba.com より引用
スタート 1回目
いつもの様に、ファニーフラッシュが 「ゲート入り」を嫌がります。
まるでその様子「嫌です。ゲートには入りません。馬と隣り合うのはごめんです」と駄々をこねてる様です。いつも通りといえばいつも通りでした
関係者が集まって必死にゲートに入れようとしている様子です。
鞭を入れたり
尻尾を掴んだり
ここで余計な体力を使うことは不利でした。
ところが、ファニーフラッシュのゲート入りでリズムを崩したのか・・・。
6番のアタックプランが、ゲート内で立ち上がり騎手を振り落として走り出します。
気持ちよさそうに走ってます。
この後、 何とか、アタックプランが捕まり再レースとなります。馬体検査の結果、アタックプランの馬体に故障はなかったので、レースからは除外されずもう一度走ることになりました。
ファニーフラッシュに取っては、ゲートで消耗した 体力の回復の時間が出来ました。
スタート 2回目
仕切り直しとなった二回目、ファニーフラッシュが、すんなりゲートに入ります。
こんなにすんなりゲート入りするのは奇跡に近いので、 レースが始まってくれと願いました。
ところが・・・
今度は8番のジェットバローズがゲートに入りません。
ファニーフラッシュの 最初のゲート入りでリズムを崩したか、あるいは時間を置いての再度のレースで少し戸惑いがあったのかもしれません。
何とかゲートに入って、ようやくレースが始まると思ったその時・・・
12番の 「タカラシップ」が騎手を振り落として走り出します。
爆走する タカラシップ。良い走りです。
12番のタカラシップは捕まった後、アタックプランと同様に馬体検査をされました。馬体検査の結果、ゲートを出る際に、柵にぶつかった影響で馬体に故障が見つかり、レースから除外されました。
タカラシップは この時1番人気で、ファニーフラッシュが2番人気でした。
ファニーフラッシュは 「タカラシップ」が抜けたことによって、一番人気となり、レースとしても本命馬が抜け有利になりました。
スタート 3回目
しかし、すんなりとは行きませんでした。
何度やってもゲートに入らず、周囲からの影響に惑わされるのを防ぐために使用する目隠しをされるファニーフラッシュです。
これで落ち着いたのか、すんなりとゲートに入りました。そして、三度目の正直で漸くレースが始まりました。
ファニフラッシュに騎乗した繁田騎手のレース後のコメントを紹介します。
真島騎手の苦労が偲ばれます。今回、実は騎手候補のアンケートで2位でした。1位の 森泰斗騎手がが、騎乗を断ったため繰り上がりました。
ファニーフラッシュの事を理解してくれているものの、勝てないために他の騎手に変えたいという馬主(リスナー)の気持ちが出た結果です。
今回のレースは、真島騎手にとっても、馬主の判断を見返す良い機会となりました。
勝った
レースは、序盤は 6番の「アタックプラン」が逃げ(先行し)、10番のファニーフラッシュが、先頭を追う展開となります。
ゴール直前徐々にファニーフラッシュが、アタックプランとの差を縮めます。
そして、ファニーフラッシュが差し(抜き)ました。
レースに関しての真島騎手のコメントです。
ファニーフラッシュは、三歳の時に怪我で休養によるブランクの影響もありますが、一番下のクラスのC3ですのでこの1勝はあくまでスタートです。
スタートですが、勝った時は本当に嬉しかったです。
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