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技術書典に出す本の前書きが出来た
本書の概要と対象読者
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この本の目的
本書は、PythonのフレームワークであるFletを活用して、ウェブ、デスクトップ、モバイルに対応したクロスプラットフォームアプリケーションを開発する方法をわかりやすく解説することを目的としています。Fletは、Googleが開発したFlutterを基盤とし、Flutterの強力なUI機能をPythonのシンプルさで扱える特徴を持つため、初心者でも直感的にアプリケーション開発に取り組めます。
この本を読むことで、Fletの基礎から応用までを一貫して学ぶことで、幅広いプラットフォームで動くアプリケーションを独力で開発できるようになることを目指しています。
本書で学べること
本書では、Fletを使ったGUIアプリケーション開発の基礎から実践まで、豊富なソースコードとともに学びます。Fletならではの動きを目で見て確認するアプリケーションを簡単に作ることが出来るという特徴を生かし、多くのコードを書いて動かすことで、Fletの特徴や使い方を学びます。さらに、応用編としてTo-Doアプリケーションのリファクタリングに取り組むことで、実務に役立つ考え方や業務で直面する運用に対する考え方を深めることができます。
本書の構成
本書は、Fletの基本的な仕組みから応用的な活用方法までを豊富な図やソースコードとともに丁寧に解説しています。
紹介編
本書では、Fletの特徴や注意点について紹介しています。Fletの簡単な実例を通して、Fletでどのようなことが実現できるのかを理解できる内容になっています。読者はシンプルなアプリケーションの例に触れながら、Fletの強みや活用のポイントを学ぶことが出来ます。
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設定編
Flet アプリケーション開発において、Docker と DevContainer を用いた環境構築方法について解説しています。本書ではVSCodeと連携し、Webアプリケーションとして動作を確認できる方法を説明しています。
基礎編
Fletの主要な概念であるPageとViewの関係性から始まり、テーマ設定やコンテナの使い方、コントロールの種類とイベント処理の方法まで、Fletの基本的な知識を体系的に学んでいきます。
実践編
実際の業務で遭遇するAPIやデータベースへの問い合わせを行うアプリケーションをFletで学びます。
データベースと連携したToDoアプリケーションや外部APIを活用したショップ検索アプリケーションの開発を通じて、Fletを用いた実践的なアプリケーション開発のスキルを身につけます。
応用編
実践編で作成したToDoアプリケーションをクラス構造にリファクタリングし、コードの可読性、メンテナンス性、そして拡張性を高める方法について解説します。
捕捉編
本書の捕捉編では、PythonのコードチェックツールであるRuffについて解説します。RuffはVSCodeの拡張機能として本書では使用していますので、利用される場面がなかったRuffのCLI(コマンドラインインターフェース)について触れています。
対象読者
本書は、Pythonの基本的な文法については触れていないため、以下のような方々を主な読者対象としています。
1.Pythonを使ってGUIアプリケーションを開発したい方
GUIアプリケーション開発に興味がある方にとって、Fletは直感的な設計が可能であり、視覚的に楽しみながらアプリケーションを構築できるフレームワークです。部品を組み立てるようにアプリケーションを簡単に作ることが出来ますので、初めての人も容易にアプリケーションを作ることが出来ます。
2.Fletを使ってクロスプラットフォームアプリケーションを開発したい方
Fletの特性を活かして、Windows、macOS、Linuxなど複数のプラットフォームで動作するアプリケーションを開発したい方に最適です。実際のアプリケーション開発を通じて、クロスプラットフォームの開発手法を学ぶことができます。
3. 新しいこと、ちょっと変わったことをやってみたい方
4. 技術選定者
プロジェクトの技術選定に携わる方には、Fletの機能や利点、欠点を理解することで、開発の目的に合った適切な選択肢を検討する手助けを提供します。
5. Fletに触れたことがある開発者
既にFletを使用した経験がある方で、業務に役立つ具体的なヒントを求めている人の手助けになれれば幸いです。