あと少しで全てを失うところだったお話
ようやく心が落ち着いてきたのと、またあんなことが起きた時のために記事に残しておこうという想いがあって、久しぶりに更新です。
忘備録というか愚痴吐き的な面もあるので、そういったのが苦手なのはこのページを閉じることをオススメします。
今回は本当に色々危なかった……
たった一つのことをきっかけに、信念とか意地とか信頼とか、そういったものを全て失うところでした。
なんとか回避できて本当に良かった……
1.そもそも何があったのさ
結論から言うと、南早紀さん宛のお花の物損事故です。
配送業者が配送中にお花の入った箱を前のめりにしたまま運んでしまったらしく、アレンジメント上部のガーベラの茎がポッキリ折れてしまいました。
さらに、周りのお花も前のめりになったことで後ろの他のお花の重みがかかり続け、最終的に茎が折れてしまい、前方に落下するという事態になったのです。
お花屋さんから頂いた完成品の写真と、実際に届いたお花の写真を比べると一目瞭然かと思います。
普段の私なら、この惨状を見た瞬間に配送業者への怒りに支配されていたと思います。
けれど、この時の私にあったのは、『恐怖』の1点のみでした。
このお花は、少しでも南さんのお力になりたくて用意したものです。
そして、南さんを応援する人がたくさんいることを伝えるために、有志の募集もかけています。
そんなお花が破損してしまい、南さんに応援の意思を届けられない、有志の方の期待を裏切ってしまった、南さんに失望される、そんな考えが頭の中をぐるぐる回ってしまったんです。
もちろん、南さんがこれぐらいで失望するような方ではないのはわかってはいるんです。
普段から無理をするなと仰ってくれてますし、そもそも私が勝手に送ってるだけだから失望も何もないんです。
ただ、そんなことも考えられなくなるほど、この時の私は恐怖に支配されてました。
2.とにかく動け
とはいえ、恐怖に震えている場合ではありません。
せめて出来ることを全てやりきって次に繋げないと、また同じことが起きた時に南さんの応援に支障が出てしまいます。
いや、こんなこと何度も起きてたまるかと思われた方もいると思いますが、実は配送業者によるお花の物損事故はこれで二度目です。
三度目の正直よりも、二度あることは三度あると思った方が確実です。
一度目の時は破損したお花を差し替える程度で済むレベルでしたし、配送業者側が交通事故に巻き込まれるという同情の余地がある状況だったので、個人で破損したお花を差し替えて他は特に何もしなかったのですが、今回は完全に配送業者の過失なうえに前回よりも取り返しがつかないレベルの破損です。
流石に泣き寝入りはできないので、やるべきことをやることにしました。
①現状の状態の撮影と、折れてしまったお花の救出
まずは現状の状態を撮影し、その後にお花を救出することから始めました。
本当なら届いた状態のままにする方が良いのですが、このままだと折れたお花が枯れてしまうため、一刻も早く救出しないといけなかったんです。
なにせ、これらのお花がいつ折れたかわからない上に、折れた時間の分、何の栄養も与えられない状態だったので、すでに枯れ始めているお花もありました。
最悪補填が効かなくなっても、南さんにお花を届けられないよりは良いと思い、まだ生きているお花の救出を優先しました。
②配送業者へ連絡
救出を終えて、すぐに配送業者へ連絡。
物損事故が起きたこと補填についての対応を求めました。
営業時間終了ギリギリだったこともあって詳細は翌日となりましたが、これのおかげで翌日の朝一で対応してもらえることになりました。
③お花屋さんに修復の相談
配送業者の物損事故のことを伝え、お花の現状の写真をお送りし、修復できるかどうかを相談しようとしたのですが、営業時間はとっくに過ぎていて、連絡はもらえるのは翌日以降。
これにはだいぶ絶望しましたが、幸いにも別にやらねばならないこと(後述)があったので、連絡が来るまではそちらに集中することに。
そして翌日、お花屋さんから連絡があり、規模を縮小させればある程度は修復可能ということになり、修復方法についてレクチャーを受けました。
正直、聞いている段階では『これ本当に私にできるんか……?』と絶望していたのを覚えています。
④参加者への連絡
本当ならもっと早く連絡すべきだったのですが、配送業者の営業時間ギリギリだったのでそちらを優先しました。
今回はご連絡が遅くなって申し訳ありません……
⑤お花の修復
翌日、まずは折れてしまったお花の修復。
これは折れた茎の中に植物用の添木として使われる針金を通し、外にも植物用のテープで針金を添木として固定しました。
こうすると茎から水を吸い上げなくなってしまってすぐ枯れてしまうのですが、撮影の間持たせるにはこれしかないとのことで、泣く泣く実行しました。
その後、修復したお花をなるべく前の形に近い形になるように刺して行きました。
⑥撮影
無事に修復できたのですぐに撮影……したはいいんですけど、破損前の写真をそのまま投げた方が良くね……?という考えに支配されそうになりましたね……
今回、星になった星羅が裕介達を見守っているイメージのお花だったので、こういう感じの光の当て方をしたかったんですが……ぐぬぬ。
⑦南さんへ写真を贈呈
とはいえ、南さんに送らないわけにもいかないので、この写真と破損前の写真の両方をお渡ししました。
流石に黙ってるのは南さんにも作ってくれたお花屋さんにも失礼かと思ったので状況はお伝えしましたが、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです……
少しでもお力になれていたらいいなぁ…….
⑧配送業者からの補填の連絡
そして昨日の午前中に、やっと配送業者とのやりとりが終わり、お花代は帰ってくることになりました。
参加者の皆様には、内容をまとめ次第返金についてご連絡します。
3.その裏で起きてた事
そして実は、この裏でもう一つの戦いが起きていたんです。
はい、電波感傷です。100位取る気満々で走ってました。
この直後に時速が上がって追い越すのが難しい状態になっていて、お花の撮影と南さんへの送付の準備を終えたらすぐに走るつもりだったんです。
ところが、物損事故でワタワタしていたら、この状態で8時間ほど全く触れない状態になってしまい、今回ばかりは100位から落ちてしまうかと思いました……
翌日まで待つ状態になってから寝ずに走ったり、お花の修復をしながらオートパスで走ったりしたおかげでなんとか100位は取れましたが、お花の物損事故をなんとかしたいのに電波感傷も走らないといけないという状態は、私の心を確実に蝕んでいまして。
なんとかなったから良かったものの、100位から落ちてたら壊れてたかもしれないですね……
4.最後に
そんなわけで、南さんへの応援、参加者の皆さんの期待、紬Pとしての意地、参加ラウンジの信頼、その他諸々、全てを失うところだった二日間の記録でした。
ちなみにこのあと、南さんご出演の朗読劇『あの星に願いを』によって、私の精神状態にトドメを刺されることになるのですが、それはまた後日noteに書きます。
単順に『あの星に願いを』の感想は書きたいですし。
ここまで読んでくださって、ありがとうございました。