【韓国生命保険】盛大に騙された話。読まなきゃ損する保険のこと。
はじめに
2022年11月に私の加入している全5つの生命保険が盛大に騙されていることが発覚しました。知人から加入した保険で
シルビ(実費)保険
息子の子供保険
私の総合保険
私の終身保険
息子の大学資金用の保険
上記が全てです。結論からお話するとこの5つの保険全て민원(ミノン:いろんな訳がありますが、ここでは会社の苦情センターや金融監督院に訴えること)を提起し、3つ取り戻すことに成功しました。
SNS上では簡単に【保険会社から返金対応すると電話が来た】とだけ記載していますが、実はこの裏にはさまざまな保険会社・保険担当者本人とのやり取り、死に物狂いで韓国の保険について勉強したこと、最終的にどうやって全額を取り戻したのか?などお話できていない部分についてお話していきたいと思います。
文章からも状況がイメージしやすいように、いつも私が書く文章よりもラフな口調になってしまうかもしれませんがどうかその点はお許しください。
1万字を超える超大作となりました。
保険加入の経緯
韓国にはシルビ(実費)保険と言って病院で点滴などをうけると国民保険ではカバーできない비급여という項目があり、シルビ保険加入者はそちらで自己負担金額を減らすことができます。
「第2の国民保険」という別名もあるほど、韓国の国民の大半が加入している任意保険です。
正式名称は「실손의료보험」実損医療保険という名前です。
例えば国民保険適応外の点滴に80000ウォン支払ったとします。 シルビにも加入時期などによって保険の内容が違うので一概には言うことができませんが、のちに保険会社に請求すると6万ウォン以上はお金が戻ってくるのです。
このシルビ保険が私は必要でした。
月に1万ウォン程度で加入できます。のちに分かりましたが、加入者にメリットが多く、保険会社は他の保険よりも損益率が高いので保険会社にはメリットがあまりありません。
そんなことも知らずに私は知人のところで契約をすれば、その人の成績に貢献できるかもと連絡をすることにしました。
これが全ての始まりです。
どう騙されたのか?加入した全5個の保険について
なぜ5つの保険に加入したのか?その経緯と騙されたお話について記入したいと思います。
シルビ(実費)保険
→加入しようと連絡をしたところ【会社が今はもうシルビ単独では加入させてくれない】と言われました。それで1番安い他の保険とセットであれば加入できるのでそれでプランを立てましたと26000ウォンの保険に加入をしました。
実はシルビ保険は単独で加入可能でした。
数年前に韓国政府がシルビ保険は単独加入可能という法律も作っています。
しかし、現在もセットでなければシルビ保険は加入できないという保険担当や会社の方針としてセット販売をすすめる会社があるのでご注意ください。
息子の子供保険
子供が10ヵ月の時に急に病気になり、大学病院に入院しました。
この時シルビ保険も何もなく、入院費にひやひやして泣きそうに。
入院が終わっても数か月は保険会社審査拒否で保険にも入ることができず、やっと保険に加入しました。
韓国では妊娠したときから子供保険(特約に胎児保険あり)に入る両親が多いのが事実ですが、我が家は全く準備をしていませんでした。
→実際の保険担当者と契約担当者の名前が不一致。
これを韓国では「経由販売」と呼びます。
一般人からするとそんなに罰することなのか?と思ったのですが、法律でもかなり重い罰が下されるほどです。しかし、聞くところによると意外にこの事例があるそうです。
韓国では保険に加入するときにハッピーコール(モニタリング)といって本社から電話でいろんな確認の電話がきます。これが来たら〈担当の名前は◎◎と答えて〉と言われていてそれに従いました。
正直、経由販売にあっていたとしても保険の中身に問題なければそのまま保険を維持しようかとも思いました。
ただ、我が家の場合はそうではありませんでした。
中身も全て無茶苦茶だったのです。息子の大学資金用の保険
子供が生まれて学資保険のことが思い浮かびました。
(保険を勉強した今なら学資保険にも加入しません)
子供の大学資金用に貯蓄性保険に加入したいと相談して加入した保険が
貯蓄性保険ではなく終身保険だったのです。
ここまでは在韓2年目に起こった出来事です。
そして今年の秋に新たに2つ保険に加入しました。私の総合保険
癌や入院、手術の時に保険金がおります。
入院は特約の1つでしたが、韓国の保険を勉強して必要なかったことに気が付きました。
急に電話がかかってきて「がん保険など何もないけど、そろそろ入るのはどうでしょうか?」と言われて会うことになりました。
ちょうど同時期に祖父の癌が見つかり、我が家はやはり癌家系かもしれないと思っていたところだったのです。
これも加入することになりましたが、内容が最悪な保険だったことに気が付きました。どう最悪だったかさらに詳しい内容は有料部分をご覧ください。私の終身保険
がん保険について話を聞くつもりで行ったのに、なぜか終身保険の説明書も持ってきていた保険担当。よく分かりませんでしたが、毎月これだけ保険料を出せばゆくゆくこのくらいお金が貯まるから・・・という説明をされました。
私はこの保険に入ってもお金が返ってくると錯覚したのです。
この文章を読んでくださっている皆さん、保険は人それぞれ合う、合わないがあります。ですが終身保険だけは本当に入っていいものなのか?疑問を持ってほしいのです。
もし今私の身内がこの保険に入ろうとするならば全力で私はとめるでしょう。なぜ?と思われた方はぜひ調べてみてください。
今後、私のインスタグラムでも発信していきたいと思います。
▼保険やお金に関するアカウントを開設しました。https://www.instagram.com/egi_kurashi
では、次になぜこれが発覚したのかについてお話したいと思います。
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