3月11日で「東日本大震災」から13年(第三回)ー奇跡の一本松ー

今年2024年3月11日で、東日本大震災から13年を迎えます。今回は、震災遺構「奇跡の一本松」を紹介します。

奇跡の一本松は、岩手県陸前高田市気仙町の高田松原跡地にある、松の木のモニュメントであり、東日本大震災の震災遺構の一つです。

太平洋につながる広田湾に面した高田松原は、350年にわたって植林されてきた約7万本の松の木が茂っており、陸中海岸国立公園(現三陸復興国立公園)や日本百景にも指定されていた景勝地でした。しかし、東北地方太平洋沖地震による津波の直撃を受け、ほとんどの松の木がなぎ倒され、壊滅しました。

そんな中、高田松原の西端近くに立っていた一本の木が津波に耐えて、立ったままの状態で残ったのです。東日本大震災が陸前高田市のみならず広く東日本の太平洋沿岸地域一帯に甚大な被害をもたらした中、この木は震災からの復興への希望を象徴するものとして捉えられるようになり、「奇跡の一本松」や「希望の松」などと呼ばれるようになりました。

震災後には気を保護する活動が続けられましたが、根が腐り、枯死と判断されます。その後は復興の象徴として、幹を防腐処理し心棒を入れて補強したり枝葉を複製したものに付け替えたりするなどの保存作業を経て、元の場所に再びモニュメントとして立てられています。

https://www.city.rikuzentakata.iwate.jp/machizukuri_sangyo/kisekinoippommatsu/3861.html

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