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洗車の流儀

洗車が好きです。体力も結構使うし時間もそれなりにかかるんですが、ピカピカになった愛車を眺めるのは達成感もあってなかなかにイイ気分になるものです。

幼いころ、父親が半日くらいかけて洗車してるのを間近に見て子供心ながら「いつまでやっとんねん」と思ったものでしたが、今ならわかる、洗車は沼だと。こだわりだしたらキリがないのです。

洗車なんてコイン洗車場に持っていって一番安いコースでガーっと洗って終わり、なんて人も世にはいるかもしれません。地元の厄介な先輩に半ば無理やり売りつけられた中古のポンコツであればそれでもよいでしょう。

しかし欲しくて欲しくてやっとこさ買った車ならそうはいきません。自分の手で丁寧にじっくりと隅々まで洗ってやりたくなるってものでしょう。

高圧洗浄機の置いてある洗車場で洗うのも手っ取り早くてアリですが僕は自宅の庭先でのんびり洗うのが好きです。

好きな音楽を聴きながら、水道にホースをつないでビシャビシャと全体を水洗い。足回りは念入りに。表面の埃を丁寧に洗い落としたら今度はカーシャンプーとスポンジで洗車。この時泡をモコモコにきめ細かく泡立てるのがミソ。

シャンプーを洗い流したら水滴をきれいに拭きあげ。この時に水滴痕を残さないのがポイント。ガラスは水滴痕が目立つので特にスピーディーに。そして仕上げにワックス。いろんなメーカーのものがあるけど僕が使うのは昭和のおじさんご愛用のグラスターゾル。独特の香りがクセになる。

ホイールやフェンダーの内側、バンパー下など目につきにくいところもキレイに。内装も掃除機でホコリを吸い取り新車のようにするつもりで。なんてそうこうやってるうちに3〜4時間くらいあっという間に経ってしまうのが洗車なのです。こだわる人は8時間くらいやってるんだからスゴい。

結構な重労働なんですがピカピカになった愛車をボーッと眺めてるのは至福の時間。車を見ながらバーボンのロックが何杯でもイケちゃいますわ。まぁ僕、酒飲めないけど、気持ちだけ。

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