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紅花野茉莉


紅花野茉莉 (ベニバナエゴノキ)


ツツジ目、エゴノキ科、エゴノキ属の落葉小低木


5〜6月には、直径25mm程の真下を向く
可憐な花を咲かせてくれる


この果実を口に入れると、口の中や舌、喉に
強いエグミを感じることから『エゴノキ』の
和名がついている。昔の人はありとあらゆる
植物について芽、葉、茎、根、花、実、など
の殆どを誰かしらが口にして、可食性の確認
を行ってきている。


トライ アンド エラー、これの繰り返しにより
我々は何が食べられるかを知っている。過去
のエラーは、昔の誰かが命を賭けたリスキー
なものだったろう。


実際に今回紹介のエゴノキ、この果実中には
有毒成分であるエゴサポニンが多く含まれて
おり、飲み込むと喉や胃の粘膜等を炎症させ
更に溶血作用ももつ恐ろしいものなのである。
これを口にされた先人の方が、これはエグミ
が強いし、食べられないものだよとこの名を
つけた訳であり、植物の名は改めて重要だな
と思うものである。


洋名は、下向きの花に対し『ピンクチャイム 』 
(PINK CHIME)の名前が付いている。可愛い
花にピッタリの名でもある。




和名 野茉莉 (エゴノキ)
   萵苣ノ木 (チサノキ)
   轆轤木 (ロクロギ)
洋名 ピンクチャイム (PINK CHIME)
学名 スティラクス ジャポニカ
   (STYRAX JAPONICA)
種類 紅花野茉莉 (ベニバナエゴノキ)
分類 ツツジ目、エゴノキ科、エゴノキ属
種類 落葉小高木
草丈 5〜15m
開花 5〜6月
花色 白、桃
花径 25mm
原産 日本、朝鮮、中国、フィリピン
言葉 壮大
撮影 河津神社(大阪市淀川区)

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