大念佛寺
金剛六角灯籠 (コンゴウロッカクトウロウ)
この頂きにある火焔型のものは宝珠。とても重厚で立派な灯籠である。灯籠の灯りには邪気を祓う焔の意味と故人があの世で迷子にならぬ様に道標を示す灯りとの二種の意味をもつ。日本の各地にてお盆の時期に灯される灯籠流しなどの行事も亡き者の鎮魂や供養を意味する。寺院にあるこれら灯籠には重要な役割がある。
南天(ナンテン)、難転(ナンテン)、難を転じて福と成す。縁起良い小低木。たわわに実った真っ赤な実がこの大念仏寺の境内の中を華やかにする。
大阪府下最大の木造建築がこの大念仏寺の本堂。
1663年 (寛文 3年) 建造
1908年 (明治31年) 焼失
1938年 (昭和13年) 再建
2003年 (平成15年) 国の有形文化財に登録
摩尼車 (マニグルマ)
転経器 (テンキョウキ) と呼ばれる仏具である。
一般にはチベット仏教で用いられる道具で、この中には経典が収納されている。マントラを唱えながらこれを一回転させる事より経文を読み上げたものとされる。
同じ物を表側と裏側で撮影し、同じ回転経なのだが色がこんなに違うのかと帰って写真を見て気付く。
表が緑青(ロクショウ)色
裏が鉄錆(テツサビ) 色
大阪市平野区にあるこの大念仏寺までやってきた
理由は、七幸巡の一箇所がここだったからである。
それにエントリーされてなければ来る事はなかった
が、これも縁である。
七幸巡の中、大念佛寺の祈願の言葉は『諸芸上達』
習い事やスポーツを含めスキルアップを表す言葉。
融通念仏宗の中の、一人の念仏が万人の念仏に通じて自他の念仏が相互に融通して大きな力となる事を説く。そこで大切なのは個々の力という訳である。
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名称 諸佛護念院大源山大念佛寺
大念佛寺 (ダイネンブツジ)
大念仏寺 (ダイネンブツジ)
所在 大阪府大阪市平野区平野上町1-7
山号 大源山
院号 諸仏護念院
宗派 融通念仏宗
寺格 総本山
本尊 十一尊天得如来
創建 大治2年(1127年)
開山 良忍
開基 鳥羽上皇(勅願)
札所 河内西国霊場特別客番
おおさか十三仏霊場第10番
なにわ七幸めぐり
神仏霊場巡拝の道第46番(大阪第5番)
文財 毛詩鄭箋残巻 1巻(国宝)
明徳版本融通念仏縁起 2巻(重文)
浄土論 1巻(重文)
備考 融通念仏宗総本山寺院
日本最初の念仏道場
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浪速七幸巡
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