手蔓藻蔓
和名 手蔓藻蔓 (テヅルモヅル)
手蔓縺 (テヅルモヅル)
洋名 バスケット スター
(BASKET STAR)
学名 ゴルゴノス セファリダエ
(GORGONOS CEPHALGDAE)
ユーリアリィダ
(EURYALIDA)
分類 クモヒトデ網、カワクモヒトデ目、
テヅルモヅル亜科
生息 深海1,000mの砂地
撮影 大阪市天保山の海遊館
平たくいうとクモヒトデの深海対応生物。
海面下、約1,000m以上の深さに生息。
この環境は太陽光は一切届かない完全な
暗黒世界で、このテヅルモヅルは闇の中で
生きる肉食生物となる。
クモヒトデは5本脚の生き物であるが
このテヅルモヅルも同様に基本の脚数は
生える起点は5箇所になっているのだが
深海の中で的確に、より多くの餌を大量に
捕獲するためにこの5本の起点脚から更に
脚をどんどん増やすという進化形態である。
洋名、BASKET STAR(バスケットスター)
の名がついているのは、その脚の多さから
バスケットボールのあのゴールネットから
の発想である。
学名もまた、その形態からの名となってて
ゴルゴノス セファリダエ(GORGONOS CEPHALGDAE)。あの西洋の女型妖獣の
ゴーゴンの名からきている。髪が無数の蛇と
なっている魔物。その恐ろしい姿を目にした
者は石化魔法を掛けられると永遠に固まって
しまうのである。
まあ、この生物が生存する深海へと我々が
行き着いたとて漆黒の闇でテヅルモヅルの
姿は確認できない。代わりに我々は全身が
水圧によら潰されてしまう。にじりよった
テヅルモヅルは我々の身体を覆い尽くして
食べてしまうのかも知れない。この部分は
少しだけホラー仕込みに味付けした。