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[AEGIS CUSTOM] FMG-9 コンバージョンキット 組み込み解説

初めまして!サバゲとカスタムを嗜む、GOTOと申します。

今回はAEGIS CUSTOMモデルアップのFMG-9コンバージョンキットの組込みを実施しました。
こういったキットの組み込み方はインターネットにあまりありませんので、珍しいキットを取り扱った記念も兼ねて書き残そうと思います。拙い文章ですが、お付き合いいただけると嬉しいです。

実銃におけるFMG-9は、2008年にMAGPUL社により設計された、折り畳み式の短機関銃です。Glock18Cのスライドアセンブリを組み込んでいるため、基本性能はマシンピストルであるGlock18Cと同等であると考えられます。他の拳銃にも存在するコンバージョンキットと捉えることもできますが、広く生産されることは無く、詳細は不明です。

心をくすぐられる外箱

それでは早速組み込んでいきます。6万弱で販売されているので、さすがの高級感を漂わせています。

シンプルイズベスト

本キットには、FMG-9本体組み込みマニュアル各種パーツマガジンバンパーが含まれています。写真では1つですが、マガジンバンパーは2つ付属します。こういったキットで日本語マニュアルが付属するのは珍しいので、有難いです。

カチャッ
ドン!!!!

チャージングハンドルを引くと、下半分が回転しストックを形成、グリップとトリガー部分、フォアグリップが展開されます。チークピースもあり、コンバージョンピストルと考えると豪華すぎる仕様です。これだけで1日遊べますが、依頼物なのでほどほどにして、組み込んでいきます。

マシンピストルの代表格

今回組み込むのは、マルイ Glock18Cです。中古美品を使用します。
他にも、VFC/WE/マルイ各社のG17gen3、G18Cに対応していますが、少ないトラブルでフルオート射撃を楽しみたいなら本品が最適かなと思います。

かわいいですね

それでは、組み込み作業を実施していきます。

作業工程は大きく分けて、以下の3工程となります。
①G18Cスライド部パーツの一部交換
②G18Cグリップ部からの必要パーツ取り出し
③FMG-9本体への組み込み

第3工程で一部パーツの加工が必要となりますが、多少の工具知識があれば難なく加工可能かなと思います。

見慣れたパーツ達

通常分解により、G18Cのスライドを取り外します。するとリアサイトとユニット基部を留めるネジが露出しますので、これも外します。

ちょっと汚い

ネジを外すとユニット基部が外れるようになります。その後、画像のように角度を合わせてセレクターを引き抜いてください。

加工精度の高さが伺えます

この際、上記画像にあるようなバネと小さなパーツを飛ばさないように注意しましょう。クリック感がなくなってしまいます。
純正セレクターを外したら、キット付属の薄型セレクターにバネ等を移植しスライドに元通り取り付けます。

とてもうすい

セレクターを取り付け、ユニット基部パーツをはめ込みます。セレクター角度に異常がないことを確認してください。

次に、リアサイトを交換します。ネジを外した段階で、リアサイトは外れるでしょう。

キット付属の薄型リアサイトと交換します。セレクター、リアサイト共に無加工で交換可能でした。

リアサイトを交換した後、キット付属のネジで固定します。
フロントサイトを取り外し、スライド部分のパーツ交換は以上です。

各部の凹凸がなくなりました
交換したパーツ達 ジャンク箱へどうぞ

次に、グリップ部から必要パーツを取り出します。
リアシャーシにあるネジを外し、左部分にあるノッカーロック及びノッカーロックスプリングを飛ばさないように取り出しましょう。いずれも必要なパーツです。

下を抜くとパーツが飛びます

トリガーの上部ピンを抜きます。下のピンを抜く必要はありません。
トリガースプリングを傷めないように外し、トリガーバーを取り出します。

アウターフレームの板バネを押しながら、スライドロックを外します。片側から押し出すようにすると簡単に外すことが出来ます。

下にまとめてあるものが必要パーツです(ピンは必要ありません)

グリップ部からのパーツ取り出しは以上です。
・リアシャーシ
・リアユニット固定ネジ
・トリガーバー
・スライドロック

のパーツが必要となりますので、作業中に無くさないよう注意しましょう。

リアシャーシの加工ですが、付属説明書の通り実施します。
ロットによって差があるのか、今回使用したG18Cには右部分の突起がありませんでした。

リューターがあればそこまで難易度の高い加工ではありませんでした。根気よくやれば棒ヤスリなどでも可能かもしれません。

では、FMG-9本体へ各種パーツを組み込んでいきましょう。
トリガーバースライドロックを取り付けます。取り外した逆手順で大丈夫です。

本キットの難点といわれている、リアシャーシの垂直にねじ込めないネジ部ですが、チークピース部の分解で対応可能です。ピンを抜いてスプリングを取り外すと、通常のドライバーでも異常なく取り付けが可能です。

リアシャーシを組み込んだ後、チークピース部を取り付けてフレーム部分は完成です。

スライドは通常分解の要領で取り付けます。Glockと全く同じです。
スライドのかみ合わせや各パーツの具合を確認しましたが、擦れや引っ掛かりは全くなく、擦り合わせの必要はありませんでした。

いわゆるポン付けでした

最後にアッパーを取り付けて、本キットの完成となります。

所感としては、非常に素直な良いキットであったと思います。Glock系列の分解整備が出来る方なら、十分に組み込み可能です。少々値段の張るキットですが、その価値は十二分にあるでしょう。

今回はマルイG18Cを組み込みましたので、動作も極めて快調です。
セミ、フルいずれもコントロールしやすく、コンパクトかつ高火力なマシンピストルの優位性を更に活かすことができるでしょう。セレクターの操作にはアッパーを開ける必要がありますが、特に手間を感じさせない作りとなっています。素晴らしいキットです。

組み込み解説は以上となります。お役に立てたなら幸いです。
組み込み上の疑問等、ぜひ答えられたらと思いますので、よろしければコメントでお願いします。


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