『折原伊桜』、その存在について。
王/イオス/いおぴ
折原伊桜。
彗星のごとくTwitterの我がTLに現れ、目を奪っていった女性はアイドルだった。
”折原伊桜” 『伊桜』という名前が良い。ガンダム・サンダーボルトにイオ・フレミングという主人公が登場する(男性)。またI/Oはコンピュータでは入出力を意味する。母音だけで構成された音の響きがいい。漢字で桜を当てているのも美しく素敵。
…って何を書いてる?
ラキアの妹分
我儘ラキアの所属事務所が放つ妹グループ”NightOwl”の情報はラキアの公式Twitterをフォローする流れで知っていた。結成発表、メンバーアー写公開時には特にピンと来ておらず。ラキアと同じく本拠地は大阪、デビューはラキアと同じ心斎橋VARONであり、活動もまずは関西メイン。興味はあったものの、タイミングが合わず全く見る機会がなかった。配信された音源も聴いておらず、完全に無の状態だったのが、どうしてこうなっちゃったんだろうか…?
振り返ってみる。
Twitterに流れる写真が気になる
毎度の事ながら、アイドルに興味を持つのはTwitterのTL上に流れてくる、誰かがいいねした投稿だったりする。いおぴもご多分に漏れず、挑発的な表情の写真がスッと目の前に飛び込んできた。
だれ?
調べたら、NightOwlの子かぁ…こんな目を引く感じだったっけ?(マジ失礼)この写真の蠱惑的な表情が気になる。
すこしツイートを遡ってみる。
キュートさ、可愛さ、すこし挑発的な目つきや表情…とりあえず画像を保存。更に遡るとライブに臨む姿を捉えた写真の空気感にグッとくる。
その時から"折原伊桜"への興味が爆上げになった。
配信ライブ
普段、ライブ配信はしない方針のQOOLONG事務所ですが、今回NightOwlの無観客配信ライブをするという。
会場はデビューの地、心斎橋VARON。
一度もライブしている姿を見ていなかったので興味を持ち配信チケットを買う。(当時youtubeでFeel Aliveのライブ映像が上がってたけどマジメに見ていなかった…)
配信ライブで初めて見たライブパフォーマンスは素晴らしく、一気に引き込まれる。配信であることを活かして、なんとメンバーがステージを降りてきてフロアで歌い踊り、カメラを中心に囲んでBe the Oneのサビ振りをする…! なにこれ楽しい。
メンバーそれぞれのパーソナリティもさることながら、伊桜が見た目は凛としながら、喋るとグダグダ、でも締めるときはビシッとする、つかみ所のないキャラクターと高身長でダイナミックな振り、いわゆる”アイドル声”じゃない、伸びのあるメインボーカルにすっかりハマった。
配信ライブ最後は当時の新曲Dear, Night。メンバーもコロナ緊急事態宣言の活動休止期間明けで、久しぶりのステージで涙ぐむシーンもあり、とても気持ちの良い配信ライブだった。
これは生のステージを見なければ!見たい!
そんな折、ラキアのライブ活動再開と共にNightOwlもライブ再開の告知が。
しかも我儘ラキアの活動再開ライブ、大阪サンセットの翌日(2020年9月6日)だってー!?
いいねの嵐
時は2020年、アイドルに限らずあらゆるアーティストが活動自粛のまっただ中。いおぴのツイートを眺めつつ、自粛中でも頑張れー!と思っていいねを続けていたら、ある日、伊桜から”いいね”され始めた。しかもNightOwlや伊桜本人に関する投稿ではなく、日常の自炊料理写真とか、なんでもないツイートにまで縦ふぁぼされるようになる。
(これは2020年末のツイートですが、いいねされまくってびびっている姿が懐かしい…)
この子なんなの…?その踏み込み具合におののく。
Light Night @阿倍野ROCKTOWN
この時は特典会はなく、終演後のお見送りのみだった。
手を振って通り過ぎる去り際、伊桜が「あっ!」って言ったので振り返る。まさか、マスクもしてるし会ったこともないのにわかるはずはない。「またね!笑」満面の笑顔をくれた。
FEST
いおぴと初めてリアルに会えたのは2020年11月のQOOLONG主催の我儘ラキア・Nightowl2マン企画”FEST”(現ホムパ)の前特典会。
初めまして、と名乗ると…「あ"-っ!ホンモノいたー!」と大声を出される。
目の前にすると想像以上に背が高い。普段アイドルを目の目にするとたいていこちらがかがんで目線を合わせることになるのに、伊桜は普通に目線が合う。それがのぞき込むように話しかけてきて、いつもと距離感がバグる。大きな瞳に吸い込まれそうになる。
ちょうど生誕ライブ後だったこともあり、LiSAの”シルシ”を原曲キーでカバーしたそうで、今となっては行かなかったことが悔やまれる(たぶんラキアさんのライブが被ってたと思う…)
初めて会ったときの会話は余り覚えていない。「ホンモノです!w」とか他愛のないことも言ってたんじゃないか。
NightOwlのステージは素晴らしく、振りコピも覚えて一緒に踊りたくなるものばかり、これは通わなければならない。
初のVARON
我儘ラキアからライブアイドルの世界へ入ったのに、デビューの聖地、心斎橋VARONへ行ったことがなかった…そんな折、ちょうどよいライブが。(たしかこの日の夜はラキアもライブをしてくれてとても良い日だった記憶)
チケットが当たり、整理番号を確認すると…「 1 」
・・・!?二度見した。人生初の一番がNightowlというのも運命かも。
しかし、入場すると足元に番号が振ってあり、そこへ立ってくださいとのこと。あー…これは1番は端っこだったか…と思ったら、なんと中央に「1」の文字が!まだフリコピもしっかりできない時期だったけど、VARONの最前ドセンで観るNightowlは圧巻。ステージが近すぎて、メンバーが歌い踊る度に風圧がくる。daybreakではサビの「連れてゆくから!」を目の前でやってくれて感動の嵐。
(とにかくめっちゃ風圧を浴びて近くて楽しかった記憶が残ってる)
新体制へ
3人だったNightOwlに新メンバーが2人加入するという。Pの小山さんいわく「NightOwlは5人が完成形」とのこと。
自分はと言えば配信ライブから始まって数回通ったところでの体制更新に若干戸惑いはあった。
東京での3人体制最後のライブは2021年1月17日の雨夜憧生誕@渋谷CYCLONE。
そこでの特典会で伊桜と話したら、次のステージを見据えた、やる気に満ちた回答をくれて、胸が熱くなった記憶。
そして、2021年1月24日渋谷CLUB QUATTROにて、いよいよ新体制のお披露目を迎えることになる。ここから、自分のNightowlといおぴ生活が濃厚になっていくのでした。
書きたいことやエピソードが多すぎてまとまらなかったので、ひとまず今回はここまで!
これは、『折原伊桜』をめぐる物語。
または王についての備忘録、もしくはお手紙かもしれない。
”逃げ出したくなるような日々も
動けないなら君の手を引いて連れてゆくから”
〜Daybreak
初めて聴いたときに胸を揺さぶられた名曲。