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フリートークネタ100個考えてみた!

突然ですが、皆さんフリートーク得意ですか。

正直、フリートークって日本語教師の力と言うよりも、コミュニケーション能力が高い人の方が有利になるのでは、と感じる時もあります。

最初の頃は趣味や週末の話などたくさん聞けることがあるのですが、一定期間経つと、だんだん聞く事が無くなって来るんですよね。

また、学習者さんによっては、あまり自分の事を話したがらない人も居て、地味に日本語教師の方が困っているんじゃないかな~って思ってます。(私も困っているので^^;)

特に、フリーランス日本語教師の方は、相談したりアイディアを貰う相手(学校や他の日本語教師の方)などが身近に居ない可能性がありますので、一人で悶々と悩んでしまったりしているかもしれません。

そこで今回は、フリートークネタを100個を考えてみましたので、紹介します。(正確には104個でした)これが全てではないので、これをヒントに色々アレンジして頂ければと思います。

【こんな人に読んでもらい】
・フリートークネタで困っている人
・会話の幅を広げたい人


フリートークとは?

日本語のレッスンにおけるフリートークとは、学習者が自由に日本語で会話をする時間や活動のことを指します。

通常、教師は特定のトピックやテーマに沿った質問や話題を提供し、学習者はその質問や話題に基づいて自由に会話をします。

フリートークは、学習者が日本語を使ってコミュニケーション能力を向上させ、リアルな会話の状況に慣れるのに役立ちます。
自分の興味や経験などの話題で他の学習者や教師との対話を楽しむ事が主な目的です。

これにより、自然な言語の使用やコミュニケーションスキルの向上が促進され、また、学習者が日本語を使って話しし、他の学習者との関係を築く機会でもあります。

教師はフリートーク中に生徒たちの発言をサポートします。
必要に応じて、教師はフリートーク中に学習者の会話を促進するために、適切な質問やフィードバックをしたりもします。

フリートークのメリット

フリートークは必ず必要というわけではありませんので、学習者さんの状況を鑑みて取り入れていくと良いと思います。

メリットは色々あると思いますが、ここでは4つご紹介します。
①コミュニケーションスキルの向上
②自然な言語の使用
③自己表現の機会
④語彙や表現の習得

これらは、フリートークだけができるという事でありません。通常のレッスンでもこれらのスキルアップは目指せます。

フリートークの際の注意点

フリートークだからと言って、日本語教師は何もせず居るだけではダメです。状況によっては、教師が介入する必要がある事もあります。
また、プライベートレッスンでは、教師は学習者がたくさん話せるように誘導する必要もあります。

【グループレッスンの場合】
人数が多い場合は、グループ分けをする必要があります。多くても4~5人程度で分けれると◎です。また、可能であれば国籍はできるだけ異なるように分けましょう。同じ国籍の人が多いと、日本語ではなく母国語で会話をしてしまう恐れがあります

【プライベートレッスンの場合】
学習者と一対一の場合は、教師が聞き役になれると理想的です。学習者が聞き役では、フリートークの意味が無くなってしまいます。学習者が一言でも多く話せるように誘導できると◎です。

どちらにも共通して言えるのが、「①適切な話題の提供②異文化の尊重③時間管理」です。
フリートークの話題が、センシティブ過ぎたり、ある特定の人・物・国などを攻撃する恐れのあるものは避けた方がいいです。
また、盛り上がり過ぎて時間がオーバーになり過ぎない様に気を付けるといいです。
特に、レッスン前のアイスブレークとして、軽くフリートークを用いる際は、レッスンがありますので、時間管理は大切です。

間違いの指摘について

フリートークの際、文法や言葉の選択の誤りが発生する可能性があります。その際、日本語教師は注意するのかしないのか、ここが少し難しい点です。

個人的には、フリートークの際は100%全ての間違いを指摘する必要はないと思います。

【指摘する時に心がけると良い事】

  1. 間違いはレベル相当なのか

  2. 意味は通じるのか

  3. 学習者のメンタルの配慮

その間違いによって、意味が変わったり、既に既習済みのものであれば指摘して良いと思います。
ただ、学習者さんのレベルによっては、少し違っていても指摘しなくても良いかもしれません。

また、指摘する際、大勢の前で指摘すると、傷ついてしまう学習者さんもいるかもしれません。そんな時は、そっと近くに言ってこそっと伝えてみても良いかもですね。

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フリートークネタ100個

今回は、初級・中級・上級・その他の4分類に分けて、フリートークのネタを作成してみました。

初級だから中級で使って行けない、上級だから初級で使えないという事はなく、使えそうなものは、学習者のレベルに応じて内容を変更してみて下さい。
また、この通りに使わなくても、これがヒントになり、別のより良い話題が見つけられたら、是非そちらを使っていただければと思います。
いずれにしても、何か助けになると嬉しい限りです。

下記URLからPDFデータをダウンロードできます。(無料)
フリートークネタ100個


日本語教師のたまご

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さち|日本語教師×元人事部
オンライン日本語スクール(仮名:Online Japanese School)サイト開設を目指しています。文字が分からなくても自主学習できる構成で検討中。複数人で行ってより良い物にしたいと思いますので、人件費のサポートをお願いできればと存じします。