【#1ゼロ初級者とレッスンをしよう】非漢字圏のゼロ初級者(大人)向けレッスンについて①
私は、ゼロ初級者とレッスンする事の楽しさや難しさに魅了されて(言い過ぎ?笑)、一時、持ってるレッスンの8割ぐらい、ゼロ初級者とレッスンをしていた時がありました。
「ゼロ初級者とレッスン」一見、簡単そうに見えるかもしれませんが、他のレベルとはまた違った難しさもあると感じます。
今後、「ゼロ初級者とレッスンしたいな」という方のためになればと思い、少しずつ、今までの経験をもとに、気をつけた方が良い事、レッスンの進め方など記事にしていきます。
【この記事で対象とする学習者】
・非漢字圏(欧米・欧州メイン)
・英語が多少は分かる人
・文字学習からスタート
・日本語学習初めての人
ゼロ初級者とは
文字通り、日本語力がゼロの方の事です。
人によっては、多少知っている言葉もあったりしますが、基本的には、ゼロだと思って良いです。
日本語教師養成講座や留学生を対象とした学校では、最低でも文字は分かることが前提で授業が進められますが、ゼロ初級の場合は、文字から一緒に勉強します。
レッスンでは、多少媒介語を使う時もあります。
[例えば…]
オンラインレッスンであれば、「聞こえますか」や「見えますか」など必要事項の確認の際は、媒介語を使います。
媒介語の使用について
私は、媒介語を使わなくていいのであれば、使わない方がいいと思っています。
しかし、現実問題、使わないと意思疎通ができないこともあります。
そのため、必要最低限度の媒介語の使用はOKだと感じます。
【媒介語の使い方】
・流暢に話さなくても良い
・単語のみでも十分な場合も多い
・キーワードが言えるとより◎
・あくまでも日本語が優先
先生の語学力を見せる場ではないので、流暢に話せなくても全く問題はないと思います。
むしろ流暢に話せない方が良いのではないかと思います。
流暢に話せると、学習者さんから、あれこれとたくさん質問攻めにあう可能性もあります。
気づくとレッスン時間の大半で、日本語以外の言語を話しているなんてことになりかねません。
こうならないようにするためにも、媒介語の使用はゼロ初級者であっても、最低限に留めることをおすすめめします。
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