【#2日本語教師のキャリアを考えよう】日本語教師のマイナス面3選
日本語教師に対して、皆さんは、プラスのイメージとマイナスのイメージとどちらを持っていますでしょうか。
「オンラインで誰でもすぐに始められる」「フリーランスになれる」「ノマド生活ができる」などの言葉につられて、プラスのイメージを持つ人が増えている気がします。(特にネット上で)
私自身、上記の様な事もプラス面だと感じますが、それよりも学習者さんの成長を見られたり、「ありがとう」など感謝の言葉を貰ったりすることの方が嬉しく、これらがやりがいに繋がっています。
こういったプラスが大きいので、私をはじめ、多くの先生方が、大変だけれども、やりがいや楽しさを見出して、続けているのだと思います。
しかしながら、マイナス面も正直、大きいと感じます。
そこで、今回は、私が考える日本語教師のマイナス面を3つ紹介します。
あくまでも、私の感じ方ですので、ご了承ください。
【こんな人に読んでもらい】
・日本語教師のデメリットを知りたい人
・日本語教師になろうか考えていてる人
日本語教師のプラス面
これは、色々先生方によって意見があると思いますが、皆さん共通してよくおっしゃるのが「色々な国の人と出会える職業である」という事です。
私の前職は、企業の人事部でしたので、割と色々な人と触れ合う機会はあった方がだと思います。
また、その企業には多くの外国籍の方もいたため、人事部時代も、色んな国の人と出会っていたと思います。
しかし、日本語教師になってからの方が、より多様な人たちと出会ってきました。当たり前ですが、日本語を教える相手は、日本人以外の事が多いので、必然的に多様な国の人と触れ合うことができる仕事なんです。
色んな国の人と出会うと、自分の知識や価値観も広がり、物事をより俯瞰して考えられるようになると思うので、私は日本語教師になって本当に良かったと感じています。
日本語教師のマイナス面
では、ここからは、私が考える日本語教師のマイナス面を3つ紹介します。
あくまでも、私的な意見ですので、ご了承ください。
①給料が安い
これは、前回の記事にでも少し触れましたが、日本語業界自体が、そんなに給料の高い業界ではないので、もう、仕方のない事だと思います。
一個人が業界を変えることはできないですよね...。
給料が低い背景は、様々な事情があると思います。
≪例えば…≫
・ボランティアの割合が高く、無料でも日本語を受けれる環境がある。
・日本語学習者は、アジア圏が多く、経済的に高い金額にできない。
・オンライン上には、多数の日本語教師がおり、集客のため価格競争をせざるを得ない。 など
上記が正しいというよりも、様々な事情が絡み合って、高くなりにくいのだと感じます。
②キャリアアップが見えずらい
ここは、私が今後記事にしていこうと思っている点でもあるのですが、日本語教師になった後、5年後10年後20年後のキャリア形成像が想像しにくいのでは、と感じます。
日本語教師の仕事は「日本語を教える」事で、学習者や働く環境によって内容は異なっても、することは同じ「日本語を教える」事なんです。
新米先生でもベテラン先生でも仕事内容のメインは「日本語を教える」事です。
私自身、日本語教師になり立ての頃は、目の前のレッスンをこなすだけで精一杯で、気づいたら月日だけが経っていました。
しかし、ある時、ふと、今後、自分は日本語教師として、どんな道を歩んでいくのか、疑問に感じ始めました。
そこから色々模索して、色んな先生方と交流したり、調べたりして、今は、「自分がこうなりたいな」と感じる道が見えてきたと思います。
既に、自分用として資料は作ってあるので、今後こちらでも投稿していこうと思っています。
≪合わせて読みたい≫
外国人雇用管理主任者・受けてみた!
③他の先生と差別化がしにく
先に書いた「キャリア形成像が見えずらい」という点と重なる部分もありますが、日本語教師の先生のキャリアステップの道として、王道なのは「初級→中級→上級」の順番でレッスンを担当していく流れになります。
そのため、一定期間が過ぎれば、最終的に、みんな同じことが教えられるようになります。
これがダメという事ではありません。
例えば、文法の説明でA先生とB先生が言っている事が違ったら、それは問題ですよね。
なので、同じ事ができるようになる事は、良い事なんです。
でも、だからこそ、他の先生との違い出しずらいのではないかなと感じます。
学習者側から見れば、違いが分からず、「どの先生でもいいや」となってしまう可能性があります。
働いている場所にもよりますが、個人的には、オンラインやフリーランスとして活動する場合は、何かプラスαがあった方が有利なのでは?と思います。
まとめ
今回は、日本語教師のマイナス面に目を向けて記事を書いてみました。
「日本語教師×○○」、この「○○」にはご自身の得意な事などを指し、それらを日本語教師と掛け合わせたら、より魅力的な先生になれるのではないかな、と思います。
皆さんが、”ユニーク(唯一無二)な先生”なれる事を願って、何かヒントになるような事を、今後も記事にしていきます。良かったら、今後も目を通して貰えると嬉しいです。
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