半世紀へのエントランスネタバレ感想(福岡公演1日目)
参加した率直な感想
個人的な見解だし、初めての単独ライブ参加の熱に浮かされているかもいれないけど、間違いなく「Mr.Children史上最高のロックショー」だった!。そのショーがまだ続くのだから、これからの公演に参加する人は間違いなく圧倒されるでしょう。
そして、今回のライブはドーム&スタジアムで、
ドーム公演が終わりひと段落ついたところ。
何やらTwitter界隈は、
「ネタバレOK」と「ネタバレNG」で揺れているようだったので、
このブログにネタバレを思いっきり残してやります!!
このブログのコメントとこれのURLを載せたツイートは完全に「ネタバレ側の領域」なので、語りたい人は大いに語りましょう!
今回のライブは会場ごとではなく日ごとにセットリストを変えるという試みがなされていて、その日限定の組み合わせが楽しめるようになっています!
以下に、福岡公演1日目のセットリストを書きますね!
もう最高のセットリストですね!
王道の曲たちはもちろん、SOUNDTRACKSの曲やかなり久しぶりな曲も含まれていて、始まった瞬間のあの喜びといったらたまらないですね!!
後々気づいたことですが、各所に過去のライブを彷彿させる箇所がありましたね!わざとでしょうか?
そして、今回も前回のライブレポートと同様、参加してから日数が空いてしまったので、いくつか感想を書きたい曲を抜粋します…笑。
曲の感想の前に
各曲に触れる前に少しここで語らせてください。
このライブ、メンバーそれぞれがマジで52歳とは思えないくらいに元気でした笑。
ステージを縦横無尽に駆ける桜井さんはもちろん、笑顔でパワフルにドラムを叩き続けるJENさん,クールに弾きながらもお客さんに全力で手を振る田原さん,情熱的にベースをかき鳴らすナカケーさん,低音でも高音でも桜井さんに絶妙にコーラスを被せるSUNNYさん。
全員がとにかく元気で情熱的で、「東京ドーム公演初めてのバンド」と言われても疑われないほどにはしゃいでました笑。
そして、桜井さんのボーカルがもう絶好調でした!
ここ数年の進化の目まぐるしさが半端ではないですよね!
生物に置き換えたら、4世代くらいの進化はしてそうです笑。ほんと、りょんりょん先生がTwitterでもおっしゃっていたように、「現在のMr.Childrenが過去最高」ですね!!
さて、かなり長くなりましたが、本編書いていきましょう!
※今回の席が一番端のブロックだったため、一部演出が見えてなかったりメンバーの様子が視認しにくかったところもありますので、ご了承ください。
曲の感想(抜粋)
Opening
このOpening、マジで好きやわ。
暗い森が映し出され、その中を二人の男女が駆けていた。
この男女、どこかで見たな…と思っていたら、
ベストアルバムのジャケットの二人だった。
そんな中「memories」がバックに流れ始め、森を駆けていた二人が出会う。
この後にSEが個人的にかなり好き。
過去のミスチルの映像がちりばめられることで、懐古するような穏やかさの中に、静かな熱意がこもっているように思い、感動したのを覚えている。
まだMr.Childrenが出てきてないのに笑
そして、その映像とSEが止み、あのサウンドがドームに響き渡った。
1.Brand new planet
はい、来ました。初っ端から涙腺崩壊させにかかってる。
崩壊しなくてもボルテージは強制的に天元突破ですね。
先程までの穏やかを包み込みながら、少しずつ上昇し、最後にはすっかりハイに持っていってしまう。
Openingでの過去を引き連れて、ここからまた新しい「欲しい」を求めるその姿勢がひしひしと伝わった。みなさんも予想してたかもだけど、ほんと半世紀へのエントランス1曲目にふさわしい曲!
あと、この曲が始まって初めてメンバーが出て来た時に思ったことだけど、全員かっこよくね??
特にJENさんはこういうアニバーサリーの時にシャツを着こなしてくるから、いつも以上にかっこよさ増し増しなのよねぇ
2.youthful days
早速予想外。
ぼくがミスチルを聴き始めてハマった3曲のうちの1曲。
まさに、初恋の曲だった。
そんな初恋の曲がさらに魅力的になって帰ってきたから、もうライブが終わってからずっと聴いている。虜です。
あの当時独特のメロディーラインを踏襲しつつ、現在覚醒中の桜井さんの声色が被さったことで、魅力が2倍3倍に膨れあがった。
この曲の中で印象に残ったシーンがある。
暗転してから、一番最初に飛び込んできたのは二つの車輪ではなく、ギターの音色。「まさか!?」と思っていると、Mr.Childrenが光に照らされた。
その音色は桜井さんのアコースティックギターからだった。
これは事件だ。
youthful daysで桜井さんがアコギを持っていたのは、MV以来(のはず)。
何と20年以上の時を経て、youthful daysに桜井アコギが帰ってきたのだ。
それに呆然としている中、桜井さんはぼくたちに過去の記憶を掘り起こさせた。
「思い出した?この感じ!」
Mr.Childrenも相当ライブがやりたかったんだろうなと、このメッセージで伝わった。
「みんなに会える再会を、ライブの再開を、首を長くして待ってました!」
こういうMCでも言葉で遊ぶんですから、たまんないね~!
そして、さりげなく「君がいた夏」を差し込んでいくという。
<MC>
5.Replay
6.Any
このMCが後にミスチルファン界隈をざわつかせた。
「持ち曲241の中からどれを選ぼうか、悩み切れなかった。
だから、その日その日の日替わりで演奏することにした」
ここで、毎日食堂「半世紀へのエントランス」の日替わり定食がリリースされました。この時のどよめきと拍手はほんとすごかった!
この時のおれは、「ほんとに日替わり?会場ごとじゃなくて?」と思ってましたが、翌日の2日目公演のセットリストを確認すると、1日目とは確かに違ってた…!
その日替わりとなった曲の一つが、「Replay」
日によっては、「LOVE」や「Over」に変わっているそう!
その中でもReplayを聴けたのは、ほんとによかった!
サンギビの「君がいた夏」のように、初期の頃の曲がここ最近の桜井さんによって、さらに魅力増しになっていくのを見て、何となく「Replayはどうなるかな?」と思ってから、今回聴けたのはほんと運がよかった~!
ここがまたミスチルの不思議なところで、今回のReplayは高音も伸びやかに出てたし、バンドサウンドも爽やかながら厚みがあってほんと最高だった。けど、だからといって、「昔よりも今のほうが~」とはならない。リリース当初のほうも好きで、両方好き。なんででしょうね?これって何か現象名とかあるの?
9.タガタメ
10.Documentary film
この2曲の流れが完成されすぎてた。
このライブの中で一番のシーンだったとすら思う。
タガタメは演奏中、バックスクリーンにたくさんの人や炎、戦闘の様子、「STAYHOME」の文字が映し出されていて、ライブが出来なかった2年間の間に起きたコロナショックやウクライナ侵攻を暗示していた。そのため、歌詞が普段以上に刺さり、生々しくも思わせた。赤いライトに包まれた
そして、演奏後何枚かの写真がスクリーン上に浮かぶ中、一つの大きな光が生まれたところで、唐突に歌い始めた。
そのフレーズが、「今日は何もなかった」。
ライブでは初出しのDocumentary film。
ほんとうに美しかった。
特に印象的だったのが、ピアノでのイントロが切られて、突然「今日は何もなかった」から始まったこと。
なので、一瞬何が始まったのか分からず戸惑いました笑
大サビに差し掛かる時、ふっとネガに焼かれた写真が浮かび上がった。それは、先程の「タガタメ」を連想させ、タガタメとリンクしていることに気づいた。
この2年、日本も例外ではなく世界全体が命の危険に脅かされた。いつ誰が死んでもおかしくない状況に立たされた。昨日まであった笑顔が次の日になくなってしまうことだってあり得た。まさに、「君の笑顔にあと幾つ逢えるだろう」と不安になったこともあったと思う。だから、その笑顔をいつまでもみていられるように、せめて写真の中だけはずっと笑っていられるように、ネガに残してドキュメンタリーフィルムを回し続ける。
そう思うと、今の情勢にベストマッチな2曲とその繋ぎだったなと思う。
さらに、リリース当時よりも進化してるボーカルと演奏であの美しさにも磨きがかかっていた。
あまりにも楽曲として綺麗だったのか、感極まって涙が溢れた。
これまでライブ映像で感動しても出なかったのに、ここで初めて涙が出た。
それほどあのラスサビと、その前のギターが心に刺さったんです…。
いや、ほんと悲しい時以外にも涙って出るんですね。
18.Printing
19.Dance Dance Dance
20.エソラ
ここの流れは俺得でしかなかった。
Dance Dance Danceは重力と呼吸とAAGでドハマりして、「ライブで観たいし聴きたい!」と思ってたから、早速念願が叶った!
今回のアレンジは重力と呼吸以前のものに戻った感じがあって、正直少し悲しかった。
「田原さんのあのエモエモなイントロギターはどこにいった!?」
「てか、田原さんとナカケーさん、なんでセンターステージ行かないんだよぉぉ…!」って悶えてた笑
ただ、ラスサビあたりであの重呼アレンジが生きていたことに気づいた。
個人的には重呼前のDance Dance Danceは「青」のイメージで、重呼以降から「赤」のイメージがあった。
今回のラスサビでスクリーンが赤と青の二色で染まっていて、「あぁ、あそこに重呼アレンジが生きていたぁ!」となったのを覚えてる笑。
そして、エソラは初恋曲の一つでもあるから、あまりにも嬉しくて、Dance Dance Danceの後にイントロがかかった瞬間思考が追いついてなかった笑。
だから、「おぉぉぉ!!きたぁぁ!」ってなるよりも前にはもう、飛んで跳ねて手を叩いてました笑
好き×初恋のコンボでもうコテンパンにやられて、ノックダウン状態でした笑。
<MC>
21.GIFT
福岡1日目に参加されたみなさん、ここですよね笑
桜井さん、痛恨のミス。
まさかの歌い出しミス!!
「一番くるぇいな~」て感じで歌い出しからもつれていて、お客さんも少しざわっとなっていた。さすがに修正できないと判断したのか、「ごめぇん!」とメンバーとスタッフに演奏を止めるようにお願いしていた。
それには、ぼくを含めたお客さんもたまらず笑い声を漏らした。
メンバーもニヤッとしてからもう一度仕切り直し。
「またやらかさないか?」と心配しながら観ていたけど、まるでミスなんてなかったみたいに見事に歌いきっていたから超安心!
映像化されなかったとしたら、激レアシーン間違いなし!!笑
立ち会えてよかったぁ~!笑
<ENCORE>
22.Your Song
アンコールの拍手が数分続いた後、衣装チェンジした桜井さんがアコギとともに出てきた。
POPSAURUS2012の「ラララ」を思い出し、今から弾き語りするんだと直感で理解した。
何の弾き語りだろうかと予想を始める前に、桜井さんのMCが始まり、英語の話になった。
「今更だけどYouって、あなたって意味とあなたたちって意味があるんですね笑」っていう衝撃の一言のあとに、ギターが鳴らされ、あの人々を熱狂させたイントロが爽やかに奏でられた。
Your Songの弾き語りはほんとに予想外!
それでもしっくりきて、これまでに聴いたことのない新鮮なYour Songを楽した!
そして、最後のシャウト。一度目は弾き語り調で低く出してたが、その後はハイトーンでドーム内に響かせてた!聴いててほんとに気持ちよかった~!
<メンバー紹介>
「おいおい嘘だろ」ってくらいになかけーさんと田原さんが話してた。
やっぱ、誰得ラジオ効果かな~笑
これまでのライブは一言二言でもお客さんが湧いたのに、今では普通に話すようなって…最高。
もし、このMCを想定して曲数減らしてるとしたら、もう全然OK笑
特にナカケーさんのMCが過去最長で、福岡の思い出話をされてました!
「初めてのドームツアーで最初の会場がこの福岡だった。だから、またこううしてアニバーサリーツアーの最初を福岡で出来て本当に嬉しい」(一部略)と話してくれました!
<MC>
23.生きろ
全人類最速でフルを聴けた優越感!!
とはいえ、ミスチル特有なのか「初見で歌詞が分からない」というのもあって、まだ飲み込めないところもあった笑
けど、それを覆すほどにサウンドが、光が、熱量がまとまって1本のレーザービームとなって胸に刺さった。
まだこの人たちは進み続ける。ただただ真っすぐに、音楽を突き詰めていく気だ。それを感じさせてくれた1曲だった。
実は…
ここまで来てやっと思い出したけど、今回のライブが「Mr.Children単独ライブ」と「ドーム公演」が初めてだった…笑。その感想を少しここではさみたい。
そもそもライブ自体が去年初めての参加で、そのライブがあのB'zとMr.Childrenによる「B'z presents UNITE#01」だった。
その時はミスチル側が10曲だったので、単独での20曲以上のライブが楽しみだった。さらに、ドームでのライブも初めてで、ライブ映像を観ている時からあの光と映像の演出を生で味わいたいと願っていた。
一気に二つの初めてがたった一日で達成されてしまった。
20曲以上もあるからこそ出来得る曲の展開。自分が好きな曲が生披露される楽しみ。3時間という時間が本当にあっという間だった。
そして、ドームだからこそ出来る演出。ステージから伸びる光。天井に映る模様。そこにお客さんとMr.Childrenがいて、とても幻想的な光景に見えた。カメラには納められないからこそ、心に焼き付いている。ドーム公演こそ、まるでアーティストが描きたい音楽を最大限に描きだせる巨大なキャンバスのように思えた。ほんと参加出来てよかった。
次に望むなら、雨が降るスタジアムかな。
最後に
半世紀へのエントランスで披露された楽曲全てのパフォーマンスが、過去最高を更新したと言っても過言ではないほどに衝撃と感動を与えてくれた。
あのライブから1か月が経った今、正直少しずつライブシーンを忘れつつあるが、それぞれのシーンで感じた感情や感動だけはずっと残っていた。
こうして人々の心や記憶の中に自らの音楽を刻み付けたMr.Childrenは、さらに半世紀を目指す。その覚悟がどれほどのものかを、全身と心で感じられた至高のライブだった。
さらに、6月からはスタジアム公演もあって、運よくぼくも参加出来ることとなった。
あの感動をもう一度味わえる。そのことにただただ感謝しかない。
次こそはライブの感動を真空パックしてお届けしたいと思います!
あなたのサポートがぼくの執筆の力になります!本当にありがとうございます!