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目が死んだ会社員を笑う人に、誰かを敬う心はあるのだろうか?

ここ数年で盛り上がっている「多様な働き方」。
コロナによってリモートワークなどの導入が加速したことで、さらに盛り上がっているように思う。

また終身雇用の終焉や年金不安があおりとなり、さらにFIREやフリーランスも台頭するようになると、若者の憧れとなり、その言葉を使えば周りの注目が集まる。

そんな世の中になって周りの若い人からよく聞くのが、「電車でよく見る会社員は目が死んでいる。そういう人にはなりたくないよね」ということば。

この言葉を聞くと、耳を疑ってしまう。
ほんとに言ってるの?
冗談だよね?
って。

その若者が笑う会社員がいたから今の日本がある
敗戦して絶望の底から這いあがった日本。その這いあがりは、汗水流して「家族のために」と働いた会社員一人一人の力が確実にある。

今、日本で「働き方改革」や「多様な働き」を叫んで取り組めるようになったのは、それを叶える地盤があるからであり、それを作ってこれた、いや作れているのは紛れもなく、これまでと今の会社員の力があってだ。
だから、ぼくたち若者は会社員に対して軽蔑や嘲笑を送るのではなく、「あなた方のおかげで今、働き方を変えていける」という感謝を少なからず抱くべきではないだろうか?

そして会社員が多い日本であれば、当然親が会社員の人も多いと思う。
今の自分があるのは、会社員である両親のおかげではないだろうか?
どれだけきつくて目が死んでも、我が子のためと頑張ってくれてはいないか?
その目は死んでいても、その奥には炎が見えないか?

このことに気づいたあなたは、まだ「電車でよく見る会社員は目が死んでいる。そういう人にはなりたくないよね」と言えますか?
ぼくは崇拝まではしないが、人生の先輩として感謝と尊敬の念は抱いている。

だからぼくは、軽い気持ちでも会社員を笑うような人は尊敬しないし、それが社長であればすぐにでも離れる。友達であれば、心の中で距離を空ける。
そんなやつに、基本的な「人への理解」が出来るとは思ってないし、「相手のことを考える」という道徳を理解しているとは思ってないから

あと、会社員をけなす売り文句を使うネットワークビジネスは滅ぶべしと思ってます(超感情)

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