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線を引く

これまでの人生でも、たくさんの人と出会ってきた。

そして、話をしてきた。

中には、苦手だなと思う人もいたけれども本格的に嫌いになった人はいない。

「人それぞれにいいところがある」と思っているから。

そして「感じ方も判断も人それぞれ」で「自分がコントロールできるものではない」と思っているから。

だから、私が苦手と感じる人は「自分が思うようにしようとしている」と感じる人だったりする。

「どうしてあなたの思うようにしないといけないの?」と思ってしまうから。

「あなたの考えが正しいと思っているの?」と思ってしまうから。


私はそう思う出来事に出会うと、心がとにかくざわつく。

そして、自分が否定されたような、あなたを変えなくてはいけないと言われているような、そんな気分になるから。

なんだと自己分析している。


私は周りの人の言葉や表情にすごく心が揺れる。

それは、周りを思いやっているのもあるだろうけれども、自分が傷つきたくないというのもあると思っている。

<自分を守るために、周りの言葉や表情・様子をうかがって対処・反応する>ということ。

だから、相手に委縮する気持ちを持っていると、反応が気になってはっきりと言い切れないことがある。

様子を見てすぐに自分を流動的に変化させられるようにするために。


しかし、それによって相手が不快に思うこともあるらしい。


ただ思うのは、その不快な思いを感じたときに、それを伝えるのがいい在り方なのか?ということ。

伝えるということは、相手のためになると思って伝えるのだと思っているけれど、

伝える前に考えたいのが、それが自己満足や自分の思いを満たすための行動でないかということ だと私は思っている。

相手に伝える・指摘するというのは、伝えた側も追うものがあるから。

そう考えると、

何かを指摘されたときには、私を思う気持ちがあるという前提に立って考えたいと思う。

もちろん、そうなる前に自分の心のざわつきはあるからまずはそのざわつきに向き合うのが必要だけど。


ざわつきに向き合って、

指摘されたことを見ていったときに、

どうしても受け入れられないときには、

相手との間に線を引く意識を持つようになった。


だって、相手の言う通りにしなくてはいけないという決まりは存在しないはずだから。

自分を守ることも必要だと思うから。

自分を壊してまで何かする必要性を、私は感じられないから。


この線を引くという考え方を持ってから、心が楽になっている。

あなたはあなた、私は私。


何を言われても聞かない・受け入れないということではなく、

どうしても心がざわついてしまうこと、受け入れようとしてもどうしても違和感を感じてしまうこと、どうにも納得できないこと、

それについては”大人な対応”として、心の中で線を引き、うまく立ち回ればいいと思っている。


家族や一緒に住んでいる人以外からの指摘だったら、それで困らないと思うから。


この線を引くという考え方を知るまでの私は、

よく心が揺れ、やることが手につかなくなり、そのことで頭がいっぱいになってしまっていた。

つらいばかり。


もちろん、アロマ(エッセンシャルオイル)の力も借りるけど、

線を引くという考え方を取り入れて、アロマを使うほうがすごく生きやすくなった。


周りから言われることに揺れてつらくなる人には、ぜひ試してほしい。

線を引こう。

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