音痴? ♪ピアノ教室
私のピアノ教室に入会すると、まず歌を歌います。
音程は取れるか?リズム感はあるか?
自分を開放できているか?
音程が取れない(いわゆる音痴の)お子さん・・・
親御さん譲りの事が多いようです。
音痴は直るのか?
教室に通っている姉弟。ちょっと音程取れないな・・・と感じていたところ、
母親「私が音痴だから、2人共音痴でしょう?」とあっけらかんと言われました。でも、歌うことは好きだから、車の中では、CDをかけて親子で歌っているようです。
そして、とても素直な姉弟です。
「私の歌声をよく聴いて、同じ声(音高)で歌ってみて」と一緒に歌う事、数回・・・いつの間にか音程が取れるようになっていました。
『音痴は直る』と実感した瞬間でした。
ただし、
・先生の声、自分の声を聴かない、聴けない
・恥ずかしさから歌わない、歌っても声が小さい
この場合、直すことは、ちょっと難しいかもしれません。
だから、親御さんには、
「歌う事は、楽しい事。恥ずかしい事ではない。」
という事は、小さい頃に伝えておいていただきたいな・・・
そして、『音痴』に気付いた時には、小学3,4年生位で、周りのお友だちが気づいて冷やかす。という事になってしまうと思うので、それまでに、音楽教室などの先生に直してもらえると、悲しい思い、悔しい思い、何より「歌嫌い」にならずに済むのではないかな・・・
高音の声の出し方
教室に入会して、数ヶ月の2年生。高音がとてもキレイに歌えているので、学校の歌のテストがあったら、聞き惚れちゃうレベルじゃないか?と思い、本人に聞いてみました。
「歌のテストで、上手だね。って言われました。」
そうでしょう、そうでしょう・・・
と思い、お迎えに来た母親に話をすると、
「えぇ?!うちの子音痴じゃないですか?」
入会したての彼女の記憶を辿ってみる・・・
確かに、声量が少なく、喉に何か突っかかってる感じで、高音も出ていなかったかも。
「声の出し方」を知らなかっただけ。
なのかもしれません。
私が「高音は「おでこからビーム出す感じ」「声はお腹から息と声を勢いつけて出す感じ」という言葉かけで、声を出すコツが分かって、自信持って歌えるようになっているようです。
みんなに通用するといいけど
前出の2年生の後に入会した1年生。音程はとれている、声量もあるけれど、高音がバシっとでない。裏声の出し方がわからない様子。
「おでこからビーム」「おなかから息、声を勢い良く出す」
と、同じように話をしましたが、まだ、お腹で息を支えることが難しいようで、一瞬いい声が出ても、保つことができない。
時間を積み重ねれば、できるようになるでしょう。
ピアノの演奏は、「歌うように演奏する、表現する」というのが理想なので、「歌好き」が増えるように、がんばろう!
(1129文字)