生徒との駆け引き#中学生
GW明け初レッスン。
「申し訳ないんですが・・・」
教室へ入るなり、神妙な顔で話し始めました。
『え?!(ピアノを)やめたいって話?!』
話を聞いていたら、練習が全くできなかった。という事でした(^_^;)
ピアノに取り組む姿勢
彼は、小2で始め、練習ノートに毎日練習している記録を残していました。
中学校に上がると、何かと行事の実行委員に選ばれ、家でも企画を考えたりと忙しくて、練習ができない。レッスン中も眠くなってしまう。という事が続いていました。
今回は、GW中に部活の大会があり、更にまた行事の実行委員を引き受けたらしく、2週間ほぼ練習ができなかった。とのことでした。
小6で、卒業式の伴奏を成功させてから、人前で演奏する気持ちよさを知った彼は、中1でも合唱祭の伴奏に立候補し、無事大役を終え、2年生でもやろうと考えているはずです。
だから、秋にやる教室の発表会の曲には早々に着手し、合唱祭の伴奏練習が始まる前にある程度まで進めていこう。という計画でした。
全く家で練習できないとなると、覚える→忘れる→覚える→忘れる・・・
で、なかなか前に進めなくなって・・・
練習時間の捻出
練習する習慣のつかない生徒には、よく家での練習について話をします。
どの時間なら、ピアノの椅子に座ることが出来るか?
おやつ前? おやつの後?
夕飯ができるのを待っている時間? 夕飯終わったら?
お風呂に入る前? お風呂から上がったら?
小学生は、「おやつ前」を選ぶ人が多い。
中学生の彼の場合は、近所迷惑もないようなので、
「風呂上り」に決定。
「お風呂から出たら、まずピアノの椅子に座って、深呼吸して心を整えてから、発表会の曲だけでもいいから弾くこと。」
ピアノという習い事
毎日の練習が、上達のポイント。
その練習をどういう風にやってきてもらうか・・・
「駆け引き」なのでしょうね・・・
会話の中から、どんな言葉を使ったら、耳を傾けてくれるか、心に響いてくれるか・・・
彼の場合は、周りから期待されて、リーダーの様な役回りが回ってきて忙しい→→「できる人」は、「時間のやりくり」も上手なんだよ。と、そこのところをくすぐってみました。
さて、「風呂上がり」に練習する習慣はつくでしょうか?!
楽しみ・・・