自作Excel仕訳表がめっちゃお役立ちだった件
おかげさまで、筆者の会社(えがおIT研究所合同会社)は二期目で無事黒字を達成でき、昨日書いた通り、確定申告(決算手続き)も終わりました。(もっとも「たなぼた」が大半でしたので、決して褒められた成績ではありません)
さて、筆者は会計ソフトすら使わずにExcelだけで会計処理をやってます。
日常的な仕訳はもちろん、決算手続きもすべてコレ一つでやってます。
もちろん、そんなことができるのは、筆者が仕入れも在庫管理もしなくていい業種だからというのが一番の理由ですが、会計処理が面白いと思っていますし、Excelでいろいろ計算(試算)させるのが好きだというのもあります。
現状、仕訳票さえ入力すれば、費目別の月次収支集計、試算表の作成、財務諸表の生成までを自動でやってくれるところまでは作りました。
今回の決算作業では、さらに「法人税」シートを作りましたので、来年以降はきっと法人税の計算もラクにできるようになるはずです。
とはいえ、ツールは所詮ツール。そもそもの会計知識や税務知識を持たないと、正しい処理ができないこともまた、実感しました。
例えば、第一期では消費税をまともに計算していませんでした。(税込み方式でどんな風に計上するのが正しいかも知らんかった)
また、住民税の誤納付(納付が多すぎた)で帰ってきた数千円をどう処理すればいいのかもかなり悩みました(単に雑所得にすればよかったんですが、そんなん知らんがな)
他にも誤って繰越欠損金を損益計算書に入れたり(欠損金は税務対応なので会計処理では何もしないのが正解っぽい。最初は二重計上してた。危ない)、販管費の合計が合わなかったり(単に追加した費目を試算表に入れるのを忘れてた)、Excel表の計算と別表の計算が食い違ってたり(当然ながら自作仕訳表側のミス)と、たくさんのミスがありました。
それでも、会計ソフトのいうがままに(よくわからずに)使うよりも、自分で悩みながら作っていくというのは性に合っているようで、あまり苦痛ではありませんでした。
ただ、このような自作仕訳票で回る仕事は限られています。筆者のようなセミナー講師やコンサル業といった体一つでできる仕事なら現実的ですが、製造業や小売業みたいに、設備が必要だったり入出庫の多い業種では全く現実的じゃないです。
それでも、財務や経理に興味のある人なら会計ソフトを使う以上に楽しめるのではないかな、とは思います。面白そうだと思う方は是非トライしてみてください。