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せつないけれど

毎年、父がタケノコを掘りに
山に上がります。

77歳を迎えた父からしたら
毎年のことも
体力も落ちてきて、上がるのが
大変になってきたらしく

そろそろ掘るのも
終わりかと…

そんな話しが出始めて
そういったのを聞いて
そうか…と

せめて、父の掘るタケノコを
毎年楽しみにしてくれている
人たちに
最後は大量に送ろう

いつか
一つずつ無理になり
できなくなり
喪失感がいっぱいになるかもしれない

あの頃喜んでくれた人たちがいる


それを
きちんと伝えておくように
したい

親の老いは
せつなくなる
でも
せつないけれど
頑張ってきたことを
認めていきたい


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