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アラサーでもう一度大学生になった話


29歳の春。
2回目の大学生生活がはじまりました。

今回は大学に行こう!と
踏み切るまでのお話です。

高校3年生の進路を考えるとき、
私は芸大に行きたいと思っていました。

昔から絵を描くのが好きだったし、
図工の授業とか、手先を動かすことが
好きだったから。
将来の為にも自分が身につけたいのは
“美術”だと考えていました。

そのことを担任に相談すると、
(担任)「あれ?えがみさん、そもそも美術を専攻してないじゃない!」
(私の通っていた高校は入学時に"美術"か"音楽"どちらを専攻するか選ぶのだけど、私は"音楽"を選んでいました。)

(わたし)「だって、音楽の方が苦手だし、すきじゃないから。だから“音楽”を選びました。」(今思うと、なんてあまのじゃくなの!
って感じだけど、当時の私は「よし、苦手克服だ!」と"音楽"を選んだのよね。)

(担任)「…。今からだと作品作りも間に合わないし、色々難しいんじゃないかな〜」


そのうち、「芸大は倍率が高い」とか
「学費に加えて教材も高くつく」とか
難しいかもポイントが見えてき、断念しました。

そして、担任や周りのアドバイスのもと
四年大学へ行き、なんとなく経営を学び。
ワーホリへ行ったり、
好きなことをしたりしているうちに
気がつけばアラサー。

長くお付き合いする彼もでき、
来年あたりに彼とカナダで暮らそう
という話も出ていて、なんとなく彼と結婚するんだろうな〜と思っていました。
ちなみに彼はブラジル人。

ところが28歳の秋、色々とあって、
彼とお別れすることに。。

それはそれはショックでした。
夜になると思い出して悲しくなるんですよね。

でも、次の日になると
「彼とのために貯めていた金も少しあるし、
自由に何でもできるし、なんか楽しくなりそうじゃん!」って晴れやかな気持ちで目覚めるんです。

そんなある日、タイミング良く、
その時働いていたカバン屋のお客さんが
「わたしね、通信制の芸大に入学して、油絵をはじめたの」と話してくれたんです。
それに"ビビビッ"て感じるものがあって、
すぐに「通信制の芸大」について調べました。

それから、気になる学校の資料を取り寄せたら
これまた良いタイミングで来年度の入学希望者に向けた説明会が行われており、参加してみました。

体験授業も楽しくて、
すぐに願書を提出し、
週末に学校に通えるように
サービス業から事務職への転職活動も始めました。


そして2019年の春、
わたしはアラサー大学生になりました!


アラサーで学生になるということに
抵抗を感じる人もいるかもしれないのだけど、
わたしは全然抵抗無かったです。

なぜなら、
周りにオトナ大学生が結構いたから。

四年大学へ通っていたときは
クラスメイトにおじいちゃんがいたし
(休憩時間にチョコ菓子をあげたら、お返しにお煎餅くれて嬉しかったな〜)

ワーホリをしていたカナダには
オトナ学生がたくさんいました。
同じ仕事先で働いていたアフリカ系カナディアンの「ティラハス」はアラサー大学生だったし、副店長のビクター(お調子者のチャイニーズ)は夜間の英語学校に通っていて、いつも、覚えたての英語を楽しそうに教えてくれてたし。

あ、そういえばカバン屋で働いていた時に
テリー伊藤さんがいらして、
大きなカバンを見ていたのでお声をかけたら
「ぼく、大学生だから教科書が入るちょうどいいカバンを探してるの」
とお話してくれました。
「勉強楽しいよ!」と言われた時の
キラキラした笑顔は今でもよく覚えています。

ほんと、オトナ学生はみんな楽しそうで、
学ぶ姿勢が前向きなんですよね。

こういう環境が身近にあったから
「大人になってから学ぶって楽しいんだろうな」って自然と感じていたんだと思います。



2019年の4月から始まった
私のキャンパスライフは、
2021年3月の卒業とともに幕を閉じました。

働きながら大学生をやるのは、
楽しいけど、大変なこともたっっくさんでした。

途中からコロナが流行り出して
どうなっちゃうんだろう。。とも思いましたけど、とにかく充実した2年間でした。

学生生活についても
ここで少しずつ書いていくので、
よかったらまた見に来てください。

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