褒め倒してやんよ!!〈後半戦〉
さて、前回から続くAcademicBANANAの1stフルアルバム、「SEASON」の曲を1曲ずつ感想を書いていこうぜ!後半戦でございます。
ちゃんと褒め倒してるのか謎な上、読んでもらうの申し訳ないくらいの文字数になった前半戦はこちら。
「SEASON」ってどんなアルバムなんや?って気になる方は、是非このトレーラー見てね。
勿論買ってくれてもいいんやで!!!
この感想記事を書く前に、AcademicBANANAって自分にとってどんなバンドなのか、少しだけ語ってみました。
さてはて、後半戦。
前半戦では6曲目の望遠鏡まで語ってるんで、7曲目の真夜中の月からラストの口紅まで感想を語って行きたいと思います!
それじゃ、早速いってみよー!
07_真夜中の月
こういう歌詞お前好きだよなって友人から指摘された曲。えぇ、好きですとも!!!「君の手を染めないで全部僕のせいにして欲しい」って歌詞めっちゃ好き。男性視点の曲だろうけど、ゆんは言われる側ではなくこれを言う側の男性に共感するやつです。この歌詞の男性は少し狡いなって思っちゃうタイプなんだけど(と言いつつ自分は共感するわけだけど)、でもきっと女の子はこの狡さと少しの強引さで迫られるの弱いよね。これを聴きながらきゅんとする子も多いと思います。
あとね、これね、2番のサビ後の間奏の演奏めっちゃかっこいいの。それぞれの楽器の音にめちゃくちゃ集中して聴いて欲しいし、なんならMVこの間奏の部分だけでもいいから見て。めっちゃ見て。いや、夜景を活かした色合いのMVめっちゃ綺麗だから全部見て欲しいけど。多分まだ載せたことない「真夜中の月」のMVはこちら。
08_共犯者
推しにガチ恋勢は自分と推しで妄想して聴いて欲しい、幸せになれるぞ。ってのっけからアホな事書いたんですけど、所詮二次元夢女なんで許して欲しい。言葉の意味がわかんない人はスルーしてね!
でも、この歌詞は思わず妄想すると思うんですよ。「今夜俺ら2人共犯者 割り切れない秘密をはんぶんこ」って歌詞が本当に堪らない。割り切れない秘密をはんぶんこだよ???秘密の恋だよ???この歌詞のシチュエーションは推しで妄想するだろって言いたい。寧ろ全国のガチ恋勢や、アイドルゲームだのなんだのステージに上がる系のゲームに推しがいる人は是非聴くべき。出だしのピアノから始まって、他の楽器が入ると更にぐっと疾走感が増してくメロディがめっちゃ好きだし、その疾走感が歌詞と合わさって秘密の恋、夏の恋ならではの盛り上がりを感じるというか、なんというか、うん。とりあえず聴いてくれ…………。
09_金木犀
この曲を聴いてると、香りは他の五感より記憶にダイレクトに影響を与えてるって話をぼんやり思い出しつつ。「あなたのせいで 秋が痛くなったよ」って歌詞に切なくなりつつ。金木犀って時期になるといろんな所から香ってくる、それと切ない恋の思い出が結び付いてしまうともうその時期全て、ただ胸がいたくなるよね。Aメロの、1番の「I wanna」を2番では「愛罠」と表現する歌詞が秀逸としか言い様ないよなって思うんだけど、なるほど、忘れてしまいたいのに噎せ返る匂いで否応なく思い出される痛みは確かに愛の罠。「ため息が白くなる季節にはあなたの恋にサヨナラ」ってラストの方にあるように、秋が来る度に何度もこの子は恋に落ちてしまうんだろうなって。どんなに痛くても。どんなに泣きたくても。それでも確かに、恋は、愛は甘さを含んで、胸に残るんだろうな。凄く、切ない恋の曲です。齋藤さんの歌声もめちゃくちゃ切なくて、聴いててジンとくるなと聴く度に思います。
10_恋をしよう
したいなぁ、恋。いや、毎日次元問わず推しに恋してるけどさ。この曲本当に可愛くて。いや、語彙力ゼロかよって突っ込まれそうだけど、トニカクカワイイ。語彙力ゼロになる可愛さなんだよ!!いや、頑張って語彙絞り出して感想書くけどさ。なんて言えば伝わるんだろう、これ。ゆん的には、メロディも、歌詞も、歌声も、ちょっと慌ただしい日常を乗り切りつつ、その中で星屑みたいにキラキラして散らばる恋の楽しさを拾い上げて、抱きしめて、ステップ踏むみたいなご機嫌な脚取りで進んでるような歌。うん。多分伝わらねぇな!!!こういう時自分の表現力の無さに頭抱えたくなるな。
Bメロの「行為に魔法をかけて」の歌い方が本当に堪んない可愛さ。めっちゃ脳内リピートする可愛さ。聴きながら「今日も推しが可愛い!!!」ってバンバンします。
11_Sound Goes By~幸せの風~
キングオブ爽やか。いや、本当に聴いてて眩しいくらい爽やかなんですよ。齋藤さんご自身が教科書に載るならって言ってただけある爽やかさ。ゆんはこれがポカリスエットか、夏旅のCMソングになってても「わかる〜〜〜!!!」って言います。いつか大磯プリンスホテル泊まって海側の部屋でロングビーチや江ノ島方面眺めながらにやにやしてこの曲聴くんだ。いや、ロングビーチのプールでぷかぷかしながら聴くのもいいんだけど、ゆん、泳ぐの余り出来ないからマジで浮き輪でぷかぷかしながら、なんかにやにやしてるだけの不審者になってしまう。んで、茅ヶ崎周辺で遊んでから江ノ島行きつつブラスタとアカバナ聖地混合旅するんや……ってこれ感想じゃなく願望だわ、落ち着け。
後、この曲、ふーみんさんのコーラスがめっちゃ好き。特に、お2人の声が合わさって爽やかの極みみたいになってるサビは堪んないから聴いて!
12_白く
これ、前にも書いたんですが「白く」はAcademicBANANAの曲の中でも最高に好きな曲なんですよ。まず、メロディがめちゃくちゃ好み。間奏まで全部たまんないなって思う。後は……とにかく、歌詞がゆんの思い出に重なってぶっ刺さるんだよなぁ……。サビの「言葉はどんな過ちをキミの鼓膜に突き刺した?」って表現。その言葉が相手にとってどれほど辛いものだったのかがよく分かるなって思います。本当、心底傷ついた言葉ってなんか、投げられた直後は意味もわかんないまま突き刺さったみたいな衝撃だけあるよね。「ボク等がどんな未来ならキミと孤独を分け合えた?」って歌声のなんとも言えない切なさに、今更どうしようもないとわかっていても自分の思い出を何度も引きずり出してはちょっと感傷に浸ってしまう曲だったりします。本当に、言葉の、歌声の、音の全てがぶっ刺さるなってなるの。だから聴いてると少し痛くて。でも、未だに痛いくらい大切な思い出を、それだけ愛した日々があった幸せを、思い出させてくれる曲です。きっと、色んな人にぶっ刺さるだろうなと思うんで是非聴いて欲しい。
13_口紅
いい意味で色々と裏切られた曲。実は、この曲だけアルバム発売まで全く曲の内容わかんなかったんですよね。でも、口紅ってタイトルだし、ゆんの中でアカバナって大人の恋愛曲が多いなってイメージだったんでそういう感じの曲を予想してたんですよ。
そしたら、とても温かい、おばあさまとの思い出を歌った曲で、聴いてしばらく泣いてしまいました。ゆんは、大切な人との思い出をどれだけ忘れずに居られるんだろう。この曲、ゆんにとってはとても羨ましくて。後、何よりも、日頃考えるのを避けてる事を考えされられた曲で。でもそれは、ゆんの家が、ゆんが生まれる前から抱える事情が理由だし、多分こんな気持ちになるのはゆんだけだろうな。ほんっと色んな感情で、そして多分、他の方とは違う視点で、聴く度に泣いてしまう。今から、ライブで聞くのちょっと怖いなぁ……人前で笑う以外で顔色変わるの、割と苦手なんですよ。
でもね、誤解しないで欲しいんだけど、この怖いって、悪い意味じゃなくて。ふーみんさんのピアノと、齋藤さんの歌声がただただ染み渡るこの歌は、CDで聴いてもこんなに心が揺さぶられるのに。アカバナのライブの最高さを、パワーを知ってるからこそ、情緒がタワー・オブ・テラーか???ってレベルでガンガンに揺れるのが予想出来ちゃうんだもん。
心底大切な、大好きな人を思い出しながら聴いて欲しい曲です。
……さてと、結局後半戦もやっばい文字数になったな!?
普段中々好きなところをしっかり言語化するって曲ではやらないので、今回やってみて……ホント、途中から自分で自分の情緒掘削してんのか???ってくらいうんうん悩みながら書いてました。マジで感想書くのに時間かかった曲は1時間以上悩んで書いてる……。
曲って、本とか映画みたいな流さや場面転換がない分、ただ1つの感情にダイレクトにくるもんだなって思ってるんだけど、そして当然そのダイレクトにくる感情が明るいもんばかりとは限らないんだよね!!
それは本や映画もそうだけど、歌ってどうしても自分の経験則にダイレクトに響くじゃん…………。自分の中の色んなもんをこんなに見つめながら書くことになるとは思わなかったです。
マジで書く前に気づけ、自分。
ちゃんとした感想になってるか、褒め倒せてるのかすら謎なんだけど。
でもね、1個だけ、確かな事があって。
AcademicBANANAの曲は全曲、これだけ書けるくらい心に響くんだよって事です。
書こうと思えばもっと書けるからな、流石に書かないけど!
ゆん、マジで曲の好みが煩いんですよ。好みじゃなかったら好きなアーティストでも曲によっちゃ聴くの飛ばすし、メジャーだろうが1曲もろくに聴けないアーティストさんっていっぱいいる。
1曲1曲、大好きじゃなきゃこんなにずっと聴きまくって、じっくり考えて、文章書いてなんかできないから。
それだけ、素敵な曲を作る人達なんだよってのだけでも、伝わればいいなぁ。
さて、この心底まとまらない感想記事を読んで、よし「SEASON」聴いてみようじゃないかってなってくれた、いっそ拝ませて欲しいくらい奇特な方は、とりあえず配信されてるの聴いてみてほしいな。
勿論、CD買ってくれてもいいのよ?