![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/154129120/rectangle_large_type_2_7bc21976ee474ac1df1996183c3ad180.png?width=1200)
#2.おしゃれSCT、5年ぶりにやってみた!
服装心理lab.でやった「おしゃれSCT」というワーク。
これは自己肯定感とファッションの関係性に注目した文章完成法という心理療法を応用したもので、このワークをすると自分自身のおしゃれに対する無意識の思いや呪いに気づけるというもの。
「SCT」についてはこちらの記事に詳しく書いてあるのですが、引用させていただくと
SCTとは、Sentence Completion Testの略で、日本語では「文章完成法」と呼ばれる、歴史のある心理検査法の一つです。心理テストは心にいろんな刺激を加えてそこから出てくる反応を見て心の状態を測りますが、このSCTでは、未完成の文章にどんな文章を加えるかで、その人の心の状態を見ていきます。
SCTの特徴は、未完成の文章(刺激文、と呼びます)を提示し、それを完成させることで、被検者の無意識的な思考や感情、態度を探ることができるところ。
例えば、「私は...」「母親は...」「将来は...」といった刺激文に対して、それを受ける人がどのように文章を完成させるかを分析することで、その人の内面世界や価値観、対人関係などを理解することができる、という検査です。
普通のアンケートやカウンセリングと比較すると、SCTにはこんなメリットがあります。
1.受ける人の自由な表現を引き出せる
2.建前じゃなくて本音が出やすい
3.自分でも気づいてない思いが見えてくる
4.アンケートでは測りきれないような、複雑な心の状態も把握できる
この「おしゃれSTC」ワークを初めてやったのは2019年。
「おしゃれは」から始まる文章を思いついたまま10個書いていくのですが、同じ文章がまた思いついたら同じ文章を2回以上書いても良いなど難しいルールはなく、紙とペン(またはスマホなど)あればどこでもできちゃう簡単なワークです。※出来たら手書きの方が良いそう!
このときのワークをこちらの記事で取り上げていただきました。
このワークでは、
・おしゃれに対してポジティブ?ネガティブ?
・社会からのプレッシャーとして感じている?
・おしゃれと自己肯定感が結びついているか?
・おしゃれに過去の経験や記憶が影響している?
といったことがわかるのですが、
2019年当時の私を振り返ると「おしゃれ」に対してポジティブで自己表現や自己強化のツールといった価値観を持っていました。
物心ついた頃から服が好きで、おしゃれをすることは楽しい!ワクワクすること!と思っていてそれが大人になった今でも同じような感覚、価値観を持ち続けているんだなということもこのワークを通じてわかった発見でした。
そして2024年の今。
服装心理lab.がnote版にリニューアルしたことで約3年ぶりにおしゃれSCTのワークをやってみることに。
![](https://assets.st-note.com/img/1726141881-ldVSm2B5pPcUy3oOfGuMxZ9w.jpg?width=1200)
おしゃれに対してポジティブ?ネガティブ?
パッと見る限り、変わらずポジティブなワードが並びました。
そしてまず1番初めに出てきた言葉は「楽しい」でした。
1番最後にも2回目の「楽しい」が。やっぱりおしゃれと言ったらこれだよね!と、私の中で揺るがないワードみたいです。
おしゃれに過去の経験や記憶が影響している?社会からのプレッシャーとして感じている?
そして2番目に出てきたワードは「自由」。
「楽しい」と同様、2回出てきました。
そして「おしゃれは自由」という文章からは、過去の経験がベースにあって社会からのプレッシャーは特に感じていないということが私なりの解釈です。
というのも、社会人になってから制服がある企業に勤めたことがないせいか「これを着なさい」という縛りがないために、基本的に自由な服装で勤務OKだった期間が長いことが大きく影響しているのではと。
服装に縛られる生活は高校を卒業するまでの10代で終わっていて、そのあとは基本的に「自由な服装」。
あとは就職活動中にリクルートスーツを着ていたくらいでしょうか。
あとは「自由」というワードって私自身、結構軽い気持ちで使ってしまいがちなんだけど、でもストレス社会の今、ファッションくらいは自由でいいかなと思っています。
勿論、日本は伝統やマナーを大事にするお国柄なのでTPOに合わせたファッションをすることは大事にした方がいいかな、って私自身は思うのですが、大きな決まりがないプライベートな場面では、身に着けるものくらいみんなと同じじゃなくっていいかなって。
おしゃれと自己肯定感が結びついているか?
新たに出てきたワードでは「おしゃれは若返りのツール」。
40歳が見えてきたこの年齢だからこそ思いついたワードなのかも。
40代って勿論まだまだ若い!
いい大人の成熟した女性。きっと精神的な余裕も20代の頃と比べるとあるはず。
ただね、毎日自分の顔を鏡で見る度、「あ~、ほうれい線目立ってきたな~」とブルーになっちゃうのも事実。
その自己肯定感が下がりつつあるメンタルをカバー&モチベーションアップしてくれるのが私の中ではファッション。
その次に「おしゃれは笑顔を呼ぶ」という文章から服というツールを使って自分を若返らせることができ、笑顔を呼ぶということに繋がってくる。
そんな感じで3年ぶりにおしゃれSCTをやってみて2019年の自分とそんなに変わっていない?とちょっとした焦りも感じましたが、年を重ねてもおしゃれを楽しめているので良かったなと。
思いついた文章を書き終えた後にじっくり見つめてみると
自分の内面が浮かび上がってきておしゃれに対してこういう風に感じているんだな~ってわかったり、派生してもっと奥深い自分の思考や内面に気づけることができるワーク。
みなさんもぜひやってみてください!
ファッションに関する質問やお悩み募集中!
いただいたマシュマロはnoteで回答していきます!
スタイリストとして参加している服装心理lab.
大人のためのファッションと心理学の学び場。
★福井県を中心に活動中。オンラインでの診断も可能!
EFUREのパーソナルスタイリングサービスについて