ブロックチェーン自由研究 - Klaytn(クレイトン)について理解する
突然だが、ブロックチェーン自由研究再開。
Klaytnについて理解する。
※このノートは概要を調べただけの備忘録です
概要
クレイトン(Klaytn)はkakaoの子会社Ground Xが開発したブロックチェーン(仮想通貨)
kakaoは韓国で人気のSNSアプリ、カカオトークの運営会社である
その子会社Ground Xzが開発したブロックチェーン
Lightpaperに簡潔な説明が書かれている。
PoC(プルーフ・オブ・コントリビューション)というコンセンサス・アルゴリズムを採用。ネットワークに対する貢献度を重視
以下の記事にPoCについて紹介されてい
↑つまり、より多くのdAppを開発し、トークンを流通させ、取引の活性化をすることで、貢献度を出すことができるのだと理解
Klaytn2.0はEthereum互換を謳っている。開発ツール、EVM, 規格(EIP vs KIP)
※Klaytnは1.0と2.0の2つのバージョンがある。
直近のトピックを確認(日本関連の部分)
2022/6/30にMOOI Networkというサイドチェーン(≒Service chain)がシンガポールのPOST VOYAGERからリリースされた。
POST VOYAGERは、2022年8月8日現在、日本企業のCOCONE株式会社のグループ企業。
ココネグループでは『Meta Livly』と『ClawKiss』を皮切りに、数年以内にMOOI Networkで10以上のサービスをリリースする予定とのこと
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000243.000002505.html
以下備忘録
MOOI Networkの経済は、ガバナンストークンである$MOOIを中心に構築。また、個々のサービスも独自のトークノミクスを持つ。
MOOI Networkを運営するPOST VOYAGERには「Crypto Finance Team」と呼ばれる特別なチームがあるらしい。
MOOIのエコシステム設計とモニタリングに専念するチーム
ネットワークに参加するDappプロジェクトにより良いトークノミクスを構築するためのアドバイスを提供
ココネグループは、これまでに提供したデジタル資産の制作数14万点および90億個を超える販売実績がある企業。Web2で蓄積した実績と知見とデジタル資産をもとに, 今度はMOOI Networkブロックチェーン上でNFT, P2E gamingサービスを展開していく計画があるのだと理解。
開発環境イメージ
オンチェーン部分の利用技術を調査したので、結果を書いておく
まず、Klaytnのスマートコントラクトデプロイ方法が以下のページで紹介されている
https://www.klaytn.foundation/how-to-deploy-a-smart-contract-on-klaytn/
スマートコントラクト開発
準拠する規格
KIP7 = Fungible token
https://kips.klaytn.foundation/KIPs/kip-7
KIP17 = Non fungible token
https://kips.klaytn.foundation/KIPs/kip-17
KIP37 = Combination
https://kips.klaytn.foundation/KIPs/kip-37
single deployed contract may include any combination of fungible tokens, non-fungible tokens or other configurations (e.g. semi-fungible tokens)
利用するSDK
klaytn library
solidity 0.8.0〜 ※言語・バージョンは任意だと思う
truffle 5.1〜 ※任意だと思う
クライアント用SDK
Android
https://github.com/klaytn/caver-java
Web
https://github.com/klaytn/caver-js
iOS(ない?)
2019年時点でno-planとコメントされてる
https://github.com/klaytn/caver-js/issues/115
備考: Klaytn - service chain間連携について
KlaytnからMOOI Networkのようなservice chainへのトークン転送もサポートされているという説明を見かけた
Klaytnのservice chainについて
ERC-20トークンの転送がサポートされている。https://github.com/klaytn/klaytn-docs/blob/master/docs/node/service-chain/getting-started/value-transfer.md
Native Support for KIP-7 and KIP-17 (To Be Implemented)なので状況注意。