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19日目 - 分散型ID(DID)の概念に入門

今日も暑い。写真は今日も暑いのイメージ。

今日は分散型ID(DID)について知る日だった。Solidityもやりたいが、迫り来る自律分散型インターネットとWeb3に備え、設計・開発・運用利用するために、必要な知識として分散型IDなるものを、理解していくぞ!

直近では、W3Cが、つい先日6/30(7/1)に、 DID 1.0をApprove(承認)した模様。W3C, DIFなどによる足掛け5年の労力が詰まっていると説明を見かけた

ただ、そもそも分散型ID(Decentralized Identifier, DID)とはなにかよくわかっていない。なので、ググって調べてきた。調査結果をそっとおいておく。


  • わかったこととしては、分散型IDというのは、特定の企業や公的機関の管理主体に依存せずに利用できるタイプの識別子(Identifier)。そして、システム的な仕組み、或いは、その仕組みを推進・実現するための提案活動のことらしい。

  • 調べてみると、W3C、DIF、ToIP、Hyperledger、ID2020などの団体・プロジェクトによって、凄まじい推進活動が世界で行われていることを理解した。

  • 特に、W3Cの DID 1.0 に掲載されているアーキテクチャからDIDを構成する要素の概要はある程度理解できた。

  • しかし、DID(Decentralized Identifier)はどうして提唱され推進されているのか。これは、正直に適切な背景の説明が見当たらない。どうして、今、Decentralized Identifier..?

  • これは個人の理解の範疇だが、ひとつは、特定のプラットフォームベンダーが管理に介在する現状では、イチ個人の情報が本人の望まない形で利用される可能性が常にあり、プライバシー保護がしにくいという問題があると理解した。

  • プラットフォームベンダーはGoogleやTwitter, Meta(Facebook)、Microsoft等を指している。サービスプロバイダとも言えるし、IDプロバイダとも言える気がするが、どちらにしてもIDを発番するために特定の事業者がID管理の仕組み上介在しているし、事業者は複数選択肢がある。まぁGoogleとか、もはや当たり前のように使ってるし、正直言って、気にしてもいなかったってのは内緒だ。

  • また、プラットフォームが介在する場合、登録時の条件・規約の問題がある。つまり、必ずしも全員が個人を識別するIDを持つ状態にできるとも限らない。そしていつ介在者の一存でIDが剥奪されないとも限らない。

  • また、「ID2020」プロジェクトは、公的な個人認証手段を持たないために、文化、政治、経済などの社会生活に参加できていない人々のためのデジタル認証プログラムを掲げていることも、背景として参考にできる。

  • そのようなことを理解した状態になった。



なるほど。話が飛びますが、分散型IDの特徴の検証可能(Verifiable)を見ていて、「ゼロ知識証明」のそれと重なる部分だなと思った。先週学んだやつだ。

そう思い、調べてみると、Polygonが確かにその様な趣旨のサービスを公開してる模様だ。


イーサリアムと言えば、先日Soulboundトークン(SBT)の提唱に注目が集まっていたな。
一度受信したらデジタルウォレットの外に移すことが出来ない特性を持つ
SBTには、教育資格、職歴(プロジェクトへの貢献)、ユーザー認証に用いられるクレデンシャル情報、過去のローン履歴といった個人の信用に関連するデータの管理への応用が期待
Web3(ウェブスリー)時代のアイデンティティ(ID)の構成要素に相当

と理解した。

なるほど!
イーサリアム界隈でも、やはりというのか、分散型IDのテーマに重なるというのか、似たような話題で盛り上がっていることがわかった。

次は実装を理解するためのアクションを取りたい。イーサリアムのSBTのを尻目にスマートコントラクトを実装してみるか、或いは、Hyperledger Indy, Hyperledger Ariesのコードを見て動かしてみるのがいいと、なんとなく思った。



後からしったんですが、Trusted Webという推進協議会があるのですね。信頼できるIdentifier管理という点で分散型ID(DID)と接点がある、とそう理解しました。


後日知ったイケハヤ氏のvoicyで、デジタルアイデンティティーの話題。チャプター1の3:40くらいから。
たしかに、突然の垢BANは怖いだろうな。インフルエンサーからしてみれば。よくも悪くも中央集権管理されているというのか、間に特定の管理主体が介在している現状というのは再認識した。


これも後日談だが、日経テックに分散ID(DID)の規格化の歴史を書いている記事があったのだ、そっとおいておく。有料ですって。


なるほどー、このテーマ流行ってるのか..?

所感ですが、Web3,Trusted Webの推進効果と業界知識人の方の先導で、DIDも渋いテーマの割りには、世の中でとりたざされているというのか、流行り出している気がしました。



ふぅ。
さて、つぎはどうするか、んー。

分散型インターネットの仕組みの理解、という面では、
次は ファイルシステム「IPFS」分散型ファイルシステムについての把握を
時間取ってやっていきたい。まずは、そうしようと思う。


↑しかし、ゼロ知識証明、分散型ID、ファイルシステム。ブロックチェーン、分散型インターネットの分野、範囲が広く深そうだ。理解してアプリケーション開発するだけでも大変。(標準化している人たちの苦労はもっとだろう)

またあした!

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