くだらない
必死で歩いてきた と思っていた
記憶の中の自分と
写真で振り返る自分との齟齬
先月出かけた家具屋であったり
初めて作った売り場や
ベッドやテーブルを自作する日々
ピアノもひいたね ギターも弾いたね
愛するあなたとの 別れも 忙しさに埋もれ
つつも さいなまれる夜
悪夢とも 吉夢とも 感じます
あそこに行きたい
あんな風になりたい
近づいたと思う 多少は
ありふれた言葉で表すなら 私は
それでも不安で不満で傲慢
そして あそこがここになっただけで
求めたものが手に入っても
乾いている
潤った瞬間さえ 私にはまばたきのよう
私の人生に 意味はあったのか
黒い世界を身に纏ったような
醜い存在の私
偉大な功績を残した人が
発する言葉は偉大に聞こえるように
醜い私が綺麗なものを手にしても
只 意味のないものへ変貌するだけだった
あぁ
くだらないね