やっぱり言いたいことは秦さん大好き③〜サイダー〜
「誰かのようになりたいな 誰かのようにはなれないな」
初めてサイダーを聴いたとき、いつもは歌詞より先にメロディを楽しむタイプの私にすとんとこの歌詞が降りてきた。
この二言だけで一つの物語の始めと終わりになりそうで、これを最初にどーんと歌う所がもう好き。
この歌い出しが「辛いこともあって楽しいことばかりじゃないけど、それも含めて人生楽しまなきゃ損」という曲全体のメッセージを端的に伝えてくれている気がする。
この曲の全体のメッセージ、「生きる歓び」のようなものは、頭では分かっているけど忘れがち、受け入れられないこともある言葉だと思う。それをなるべく受け入れられるように、伝えようと歌われているところが好きでたまらない。
こんな歌詞からただただ人生生きていることが楽しい!!ということだけを推して歌うのではなく、そう思えないこともあるけど、なるべく、そう思って生きていけるとお得だよね。くらいのニュアンスのメッセージであることが、本当の前向きさだと思うし、秦さんの優しさと強さだと思う。
ここまでは、サイダー辛い時に聴いたら背中を支えてもらえるところ。私もずっとそんな曲だと思っていたけど、ライブでこの曲を聴いて、それだけじゃないと気付いた。この曲は、何かに挑戦したいというときに、より前向きに物事に挑めるような励ましもくれる。
私はこれから今までの人生で一番大きいと言える挑戦を控えている。自分で決めたことだし、絶対にやりたいことだったが、もちろん不安もある。だけどこの歌詞をライブで聴いたとき、この曲が今の私にそっくりに思えた。「ちょっとくらい刺激的でも」の歌詞が、もしそのときは辛くても、その辛さを経験することは絶対に人生を楽しむことになると暖かな言葉で励ましてもらった。
今までも、秦さんの優しさと強さが溢れ出していて大好きな曲だったが、この時期に、生で聴けたことによって、より大好きになった一曲。
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