青春ブタ野郎は発狂する学歴厨の夢をみない
みなさんこんにちは。アレクサです。
このNoteでは
・私がなぜ学歴厨になったのか?
について語ろうと思います。
時は遡り、2019年。私がまだ幼さの面影を残していた
中学3年生のころの話です。
当時、目下のところ受験する志望校を決めあぐねていました。
母親も「私立高校のほうが教育が充実しているからええんちゃうの」と言っていたのを覚えています。
ですから「じゃあ私立高校で大学附属か偏差値がそれなりのところに行くか…」となんとなく考えていました。私の父親は龍谷大学という偏差値45くらいの中堅大学出身で(父は毎度のごとく俺の時代は龍大でも難しかってん!と豪語するけれど)、父はしきりに
「大学附属の高校にいけばええんちゃうか?京産大附属とかええやん」と言っていました。
そうしていくつかの私立高校(具体的には京産大附属、京都成章、花園、
京都学園高校など)のキャンパス見学をして率直にこう思いました
「なんかシャバいぞ」
言語化が難しいのですが、言葉を選ばずに言うと、
「生徒がバカそう。とてもじゃないけど、これじゃ公立中の生ぬるい環境と変わらないじゃないか。」
自分の思い描いていた環境とは違うことにモヤモヤしながら受験勉強を続けていたある日、Youtubeでとあるチャンネルを見つけてしまったのです。
そう、みなさんご存じの通り、「wakkate.TV」を。
このNoteを見ている人にこのチャンネルの説明をする必要はないと思いますが、一応概要を言うと、京大中退のデブと早稲田が街行く人の学歴を聞いてそれを馬鹿にするチャンネルです。
このチャンネルを見て、天と地がひっくり返るような衝撃を受けました。
京都出身の方ならわかると思いますが、同志社や立命館というのは本当に
頭のいいエリートが行くところでなかなか行ける大学ではない。
私はそれまでそう思っていました。
しかしこのチャンネルは同志社や立命館はおろか、早稲田や慶應ですら馬鹿にされることがあるのです。
それまで自分の中で憧憬の念しかなかった大学がよもや侮蔑の対象とは。
この衝撃を例えるなら、「それまでガラケーだった人がスマホに変えた」
「ChatGPTが登場して格段にレポート作成が容易になった」
そのレベルだと思います。
まだ成長途中の中学3年生の思想をゆがめるにはたやすかったのです。
その後、私は志望校を公立の偏差値60くらいの高校に変えました。
公立のほうが格が高いと考えたからです。
そんなこんなで偏差値60の公立高校を目指したのですが、現実は厳しく、
10月あたりまでずっとC判定で
塾の先生からは「○○くん、XX高校は厳しいんじゃないかな…」
と言われ続けました。
それでも志望校を変えるだとか諦めるという概念は脳内の辞書に
ありませんでした。どこかのアニメか漫画で見た、ある言葉を頭に思い浮かべていたからです。
「勝率が50パーセントってことは、半分は勝つってことだろ!」
いや、小泉進次郎やないか
思い返すと自分でこうツッコんでしまいますが、C判定というのは
受かる確率が50パーセントもある。だから決して無謀な賭けじゃない
と思っていて、受かると信じて疑っていませんでした。
結果として受かったのですが、点数開示をすると、
ボーダーラインすれすれ(笑)どう考えても無謀な賭けです。
幸か不幸か、この成功体験こそが学歴厨たらしめた最大の要因なのです。
「努力すれば頭がよくなることは可能である。したがって低学歴とは
努力を怠った無能なのであるから、見下されて当然である。」
今から思い返せば非常に滑稽な考えですが、当時の私は本気で
こう思っていました。
そして産近甲龍はもはや大学ではない、人権は関関同立から与えられ、
頭いいと名乗っていいのは旧帝一工だけだと考えるようになるのも、
それから月日は経っていないころだったと記憶しています。
高校入学してから学歴厨のきらいはより強まっていきました。
高校の教師は国公立至上主義で、京大・阪大・神戸大・大阪公立大が
正義で、偏差値の低い大学は行く価値がない!と断言していましたから。
かくして私の学歴厨としての人格ができたのです。