VRCアバター改変 「Animator Override Controller」を使うときのメモ
Animator Override Controllerはコントローラーからアニメーションファイルだけを差し替えられる、ことによっては夢のような機能だ
前提
アバター改変でAnimator Override Controllerを使うことは仕様上可能である
画像のようにAnimator Controller選択画面でAnimator Override Controllerも同じように選択できる
もちろんアップロードもできる
メリットとしては複数のアバター間でアニメーターコントローラーを使い回せることだ。これでFXレイヤーの改修をするのが楽になる(いくらOverrideをつくっても参照元のファイルがひとつなので)
画像のようにClipを一画面でセットしていくだけでまったく別の表情セットを作れるのも魅力的だ
しかし、下準備しないといろいろ使いにくい
使われない理由
アバター間でコントローラーを使い回すことができるのだが、アバターA→BへのAnimator Override Controllerの直接的な差替えは推奨しない。なぜなら
画像のようなハメになるからだ。「ひつくちゃんのスマイルってどこのジェスチャー(に対応するステート)にセットされてたっけ?」→「ゾメちゃんのスマイルを置き換えた表情ってどのジェスチャーから出すんだ?」
となりかなりややこしい
整理した
いったんテンプレートとなるFXレイヤーを作ることをおすすめする
最適化すると一応このようにわかりやすくなる
・Modular Avatarで表情関係だけにFXレイヤーを分割(セットするClip数が少なくなる)
・空モーションにステートの名前を入力することでインスペクター上でわかりやすく表示させた
このテンプレートを媒介にすれば結構便利に使える
ジェスチャーの一部分だけを差し替えるには
ジェスチャーの一部分だけを差し替えたいとき、素のAnimator Controllerを編集するとステートごとにモーションをセットしていかないといけなくて煩雑なばかりか、入れ替え前のセット戻すことができない(ファイルをコピーしてバックアップする必要がある)
Animator Override Controllerを使うとスマートにジェスチャーのセットをいろいろ作れてよさそうだ
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