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常識をぶっ壊せ。Society5.0を飛び越えろ。
なんというかもう、本当に困ってます。苦しいです。厳しいです。
負けてたまるかー! と思っていろいろ考えているわけですけど、一人で悶々としていても仕方ないし、例に倣って脳内アウトプット!
周りはどんどん倒産する、うちも倒産するかもだ
外出自粛や緊急事態宣言の延長で、飲食店などの倒産がクローズアップされていて。これからは「まさかあそこが!?」という有名な大企業も倒産していくのはほぼ確実な流れかなと。そして、入れ替わるようにして新しいビジネスが生まれてくるのは必至ではないかと。何か大きなことが起きた時はそうなるのが世の常だと、僕は思っています。
僕の運営するeffy系ギークハウスも、正直にいうと、いま非常に厳しいです。
コロナの騒ぎが始まる前まで、シェアハウスを超えてもっと大きなコンセプトで事業を広げようと動いてきていました。
苦労して物件を確保して、備品も揃えて、申込システムも作って、さあいよいよこれから一緒に活動していくメンバーを募るぞ! となったまさにそのときに、直撃をくらってしまって。
外出自粛のなかも、ZoomやRemoなどでバーチャルに内見会、勉強会、飲み会、食事会などをやってきましたが、3〜4月の入居申込がほとんどなく、オーナーのご好意で提供してくださった家が、ほぼ空の状態で、巨額の家賃だけが飛んでいく状態。
年度かわりのこの時期は、本来なら入居の申し込みが相次ぐ時期なんですよね。僕もそこを狙って動いてきた。だけど、今年は全く動きがなくびっくり。一般の不動産屋さんに聞いてみても、やばいぐらい人が動いていないと。
このままの状態が続くようだと、ほとんど活動しないまま、増やした物件を畳まなければならないかもしれません。
あえて倒産に追い込んでみる!?
しかし、そんなことを言って嘆いていても先には進まない。どんな状況だろうが、頭をフル回転させなければなりません。
うちのお金の流れとしては、なんの変哲もない単純なシェアハウスでしかありません。広めで誰も住んでいない空き家を借りて、みんなでシェアをする。私が責任を持って家賃、保険、設備、水道光熱費、ネットなどなどを負担し、みんなから家賃を収集してそれらの経費に当て、余った分は設備をアップグレードするなどして還元する。
備品や自分の労働時間には目をつぶったとしても、家賃、保険料、公共料金は払わなければならないので、止血のしようがありません。それら支出を上回るお金の流れを作らなければ、この場の維持はできません。
今は、私の貯金を叩いて維持しているに過ぎず、あと数ヶ月もすれば潰れてしまう。なので、このビジネスモデルを変革して、この場を守らなければなりません。どうすれば、この現状を打開できるか。
いま提供しているサービスが無償化されても対抗できるサービスを考える、それがその方法の一つです。自社の事業の稼ぎ頭であるサービスを、他社が無償で提供してきたということを想定するわけです。簡単に言っちゃうと、自らのサービスを無償にしてしまって、生きていくために新しいモデルを確立せざるを得ない状況に自らを追い込んでしまう、ということです。
うちでいうと「effy系ギークハウスの家賃・共益費は無料です!」と宣言することですね。ひゃー、厳しい。でも、ほっといたら、そっちの方がもっと厳しいですからね。それに、単純に規模を縮小して止血するよりも、どうせなら、新しいビジネスモデルを作った方が、面白いしワクワクするじゃないですか。新しい流れにも乗っていける。ピンチはチャンスって、このこと!
何もかも無償にしていく
ちなみに、effy系ギークハウスは住だけでなく、食も職も学も、さらには衣もシェアして提供する場にしたいと思い、育ててきました。ここを無料にするというのは本当にワケがわかりませんね。頭がハゲそうです。
家賃や共益費も、食事も、衣服も、プログラミングや事業開発の勉強も、全て無料。effyここにきて気が狂ったか?
でも、ワケわからないところから新しいビジネスモデルが生まれるわけで、これをいま必死になって考えています。常識をぶっ壊せ!
あ、無料といえば、僕はフリーランスならぬフリーの研究者になりたくて、研究関係のオンラインサロンを有料で運営してたんですが、もっと先進的な取り組みをしたいと思ってこれも無料にしました。
さらに、ギークオフィスを運営している会社も、ギークハウスの管理をしている会社も、どちらも報酬はゼロ、というかお金をつぎ込み続けています。
なんでこんなことしてるんでしょうかね。何でもかんでも無償に。ちょっとどうかしてる。
けど、感覚的には、その方が心地よいんですよ。なんなんでしょうねこの感覚。きっと、後から答えがわかると思うんですけど、今は自分のセンスを信じたいと思ってます。
この場から得られるとてつもなく大きな価値に薄々気付いているんでしょうね。僕は、あえてお金を払ってでも、この場を作ろうとしてる、って思います。
立ち上げた当初の想いに立ち返る
2011年にギークハウス武蔵小杉を立ち上げた頃のことを思い出していました。通貨の作り方について勉強会を開いたり、ギークハウス内の仕事をポイントで交換しあったり。懐かしいな。
このテーブルで、いろんなことを語り合ったなぁと、感慨にふけります。
さあ何から手をつけて行こうか。直近では、どうにしたってお金の流れは作らなきゃならないからね。まずは場を失わないことが先決。そのうえで、収入源を家賃ではなく、徐々に違うものに移していく。さらに同時並行で、お金のない世界へ向かって仕組みを作っていく。
ああ、このテーブルもあった。みんなで食べたご飯、おいしかったなー。
いまこの時期が、effy系ギークハウスを立ち上げた当初の構想実現へ方向修正していく、またとない絶妙なタイミングなんでしょうね。
私のギークハウスはシェアハウスではなく、ビジネスネタの飛び交うコミュニティであり、エンジニア集団であり、新しい経済圏の実験場であると。
Society5.0とか、第四次産業革命とか、そういうの全部ぶっ飛ばして、その次の世界に一足先に突入しちゃってるよ。
10周年を迎える来年の2月には、そう言い切れる状態に持っていきたいと思っています。
というわけで、そういう実験を一緒にしていきたい人は、是非うちに来てくださいね。やる気のある人、自発的になんでもやっていこうと思う人には、損はさせないから! 新しい世界を一緒に作って行こうぜー! まずは、Facebookのプライベートグループに参加してくださいな!
【今日のトップ画像】先月、ベースフードさんから、完全食のパンを大量にいただいて、effy系ギークハウスの入居者にプレゼントしました。これも無償ですね。報恩性の法則とでもいいましょうか、何かで恩返ししたいなぁと思ってます。衣食住サービスの「食」の一つに、ベースフードを入れてもいいかなぁと考えています。
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