よくあるリワードトークンの発行の仕方では自律分散にはならない件
今日(というかもう昨日になっちゃった)日曜日は、ギークハウス新丸子と、ギークハウス荻窪で連続イベント実施。
ギークハウス新丸子ではRooptDAO合同会社でハッカソンイベントを開催。住人やオーナーとして自動化したいことを列挙し、そのなかから直近でできることにテーマを絞り、実際に作ってみるイベントでした。
そのイベント自体、もちろん面白かったけれど、僕の中では副次的にあがったある話題が面白かった。
それは、DAOによるシェアハウス運営におけるNFTでの資金調達とリワードトークンによる住人主体の自治の話題。
DAOと言った場合、前者の資金調達がフォーカスされがちだけれど、ここに重点を置きすぎると、結局株式会社と何も変わらないのですよ。株主に相当するNFTホルダーの意見が強くなりすぎるし、権利行使をしたいと思った時にサービスを提供してくれる対象が一点に集中する設計になりがちで、全く自律分散組織では無くなってしまう。
少なくとも、「タスクをこなしてリワードトークンを運営主体から発行してもらう」→「リワードトークンを消費して運営主体から何かサービスを受ける」みたいなDAOと言えばありがちなこのやり方は、住人主体の自治とは相反するのです。大抵その運営主体っていうのは物件オーナーや業者だったりになりますが、そこと住人の意見って完全に一致しないですよね。むしろ相反しがち。
シェアハウスとして尊重すべき「住人主体の自治」をどのように設計するか、これはかなり肝になります。その正しい形が実際にやってみてだいぶ見えてきました。この領域については、日本の中で最先端を行っているかも。という話でした。
いやー楽しいことになってきたー。
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